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公開番号
2025065018
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2024167859
出願日
2024-09-26
発明の名称
カートリッジキャリッジ、流体吐出装置、及びそのフレキシブル回路に対する損傷を低減する方法
出願人
船井電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250410BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】カートリッジキャリッジ、流体吐出装置、及び流体吐出カートリッジ上のフレキシブル回路に対する損傷を低減する方法を提供する。
【解決手段】カートリッジキャリッジは、流体吐出装置において流体吐出カートリッジを保持するよう構成されたキャビティを含む。カートリッジキャリッジは、前壁に取り付けられた対向する側壁と、前壁に垂直な対向する側壁に取り付けられた底壁と、側壁と前壁に取り付けられた底壁から遠位にある頂壁とを含む。前壁は、複数の電気接点ピンと、電気接点ピンと頂壁との間で電気接点ピンから離間して設けられた第1支持張出部とを含む。第1支持張出部は、流体吐出カートリッジがカートリッジキャリッジ内に係止されるとき流体吐出カートリッジを複数の電気接点ピンと位置合わせするため、流体吐出カートリッジの第1カートリッジ突出部に当接するよう構成される。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
カートリッジキャリッジであって、
流体吐出装置において第1流体吐出カートリッジを保持するよう構成されたキャビティ
を含み、
前記カートリッジキャリッジは、
前壁と、
前記前壁に取り付けられた対向する側壁と、
前記前壁に垂直な前記対向する側壁に取り付けられた底壁と、
前記前壁及び前記対向する側壁に取り付けられた前記底壁から遠位にある頂壁と
を含み、
前記前壁は、
複数の電気接点ピンと、
前記複数の電気接点ピンと前記頂壁との間で前記複数の電気接点ピンから離間して設けられた第1支持張出部と
を含み、
前記第1支持張出部は、前記第1流体吐出カートリッジが前記カートリッジキャリッジ内に係止されるとき前記第1流体吐出カートリッジを前記複数の電気接点ピンと位置合わせするため、前記第1流体吐出カートリッジの第1カートリッジ突出部に当接するよう構成される、
カートリッジキャリッジ。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記頂壁に隣接した前記対向する側壁の間に取り付けられたラッチ
を更に含み、
前記ラッチはレバーと付勢プランジャとを含み、
前記レバーは前記レバーの第1端で前記対向する側壁に枢着され、
前記付勢プランジャは前記レバーの前記第1端から遠位で、前記付勢プランジャの枢支端で前記レバーに枢接され、
前記付勢プランジャの遠位端は、前記第1流体吐出カートリッジの傾斜面を係合するよう構成される、
請求項1に記載のカートリッジキャリッジ。
【請求項3】
前記付勢プランジャの前記遠位端は、前記第1流体吐出カートリッジの前記傾斜面にx方向とy方向の両方向の力を付与するよう構成される、
請求項2に記載のカートリッジキャリッジ。
【請求項4】
前記ラッチは、前記レバーの遠位端が前記第1流体吐出カートリッジに接触することを防止するよう構成された、前記第1端上の小片を更に含む、
請求項2に記載のカートリッジキャリッジ。
【請求項5】
前記ラッチは、前記付勢プランジャの前記遠位端に取り付けられた付勢装置を更に含み、
前記付勢装置は、前記小片とは反対側の前記レバーの前記第1端を係合するよう構成される、
請求項4に記載のカートリッジキャリッジ。
【請求項6】
前記付勢装置はコイルばねを含む、
請求項5に記載のカートリッジキャリッジ。
【請求項7】
前記付勢装置は弾性エラストマー構造を含む、
請求項5に記載のカートリッジキャリッジ。
【請求項8】
カートリッジアダプタと、
前記複数の電気接点ピンと前記第1支持張出部との間で前記複数の電気接点ピンから離間して設けられた第2支持張出部と
を更に含み、
前記第2支持張出部は、第2流体吐出カートリッジと前記カートリッジアダプタが前記カートリッジキャリッジに係止されるとき前記第2流体吐出カートリッジを前記複数の電気接点ピンと位置合わせするため、前記第2流体吐出カートリッジの第2カートリッジ突出部に当接するよう構成される、
請求項1に記載のカートリッジキャリッジ。
【請求項9】
前記底壁は、1つ以上の流体吐出ヘッド用、及び複数の吐出ヘッドサイズ用に構成された開口部を有する、
請求項1に記載のカートリッジキャリッジ。
【請求項10】
流体吐出装置のため複数の異なる流体吐出カートリッジサイズを保持するよう構成されたカートリッジキャリッジであって、
前壁と、
前記前壁に取り付けられた対向する側壁と、
前記前壁に垂直な前記対向する側壁に取り付けられた底壁と、
前記対向する側壁及び前記前壁に取り付けられた前記底壁から遠位にある頂壁と
を含み、
前記対向する側壁、前記前壁、前記底壁、及び前記頂壁は、前記複数の異なる流体吐出カートリッジサイズ用に構成されたキャビティを共に定義し、
前記前壁は、複数の電気接点ピンと、前記複数の電気接点ピンと前記頂壁との間に少なくとも2つの離間した支持張出部とを含み、
前記少なくとも2つの離間した支持張出部のうちの第1の支持張出部は、第1流体吐出カートリッジが前記カートリッジキャリッジ内に係止されるとき前記第1流体吐出カートリッジを前記複数の電気接点ピンと位置合わせするため、前記第1流体吐出カートリッジの第1カートリッジ突出部に当接するよう構成され、
前記少なくとも2つの離間した支持張出部のうちの第2の支持張出部は、第2流体吐出カートリッジとアダプタが前記カートリッジキャリッジ内に係止されるとき前記第2流体吐出カートリッジを前記複数の電気接点ピンと位置合わせするため、前記第2流体吐出カートリッジの第2カートリッジ突出部に当接するよう構成される、
カートリッジキャリッジ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体吐出カートリッジのための改善されたカートリッジキャリッジ、流体吐出装置、及び流体吐出カートリッジのフレキシブル回路に対する損傷を低減させる方法を対象とする。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
プリンタや電子分注装置といった流体吐出装置10(図1)は、流体を受け取る基板の上方で流体分注カートリッジをX方向に移動させるためのカートリッジキャリッジ12(図2)を含む。いくつかの適用例においては、流体吐出カートリッジは約6~約13ミリメートルのスワスサイズを有する、単一の流体吐出ヘッド又は複数の吐出ヘッドを備える。
【0003】
その他のいくつかの適用例においては、約25~26ミリメートルのスワスサイズを有する比較的大きな吐出ヘッドが用いられる。比較的大きなスワスサイズ又は比較的小さなスワスサイズを有する吐出ヘッドも用いられる可能性がある。従来のカートリッジキャリッジは、典型的に、1つのスワスサイズの流体吐出カートリッジのみのために設計されている。
【0004】
図3と図4を参照し、流体吐出カートリッジ14を従来のカートリッジキャリッジ16内で位置合わせするため、カートリッジキャリッジ16は流体カートリッジのノーズピース20と係合するよう設計されたノーズピース開口18を有する。ノーズピース20は流体吐出ヘッドを含む。スワスサイズの異なるカートリッジはサイズの異なるノーズピースを有することから、カートリッジキャリッジ16は単一の流体カートリッジサイズ及び/又はスワスサイズのみに対応することが多い。流体吐出カートリッジ14の流体吐出ヘッド及びノーズピースよりも大きいか小さい流体吐出ヘッドとノーズピースの場合、異なるカートリッジキャリッジを使用しなければならない。
【0005】
カートリッジキャリッジ16は、流体吐出のための電気制御を提供するため流体吐出カートリッジ14に取り付けられたフレキシブル回路上の接点パッド24に接触するために用いられる接点ピン22も含む。カートリッジキャリッジ16のノーズピース開口18は、流体吐出カートリッジ14を接点ピン22へ押しつけるため、矢印26の方向においてノーズピース20に水平力を提供するよう設計される。流体吐出カートリッジ14のノーズピース20をカートリッジキャリッジ16に適切に挿入するため、フレキシブル回路上の接点パッド24を接点ピン22に擦り付ける挿入技術が用いられるが、これは、流体吐出カートリッジ14をカートリッジキャリッジ16に取り付ける又は流体カートリッジ14をカートリッジキャリッジ16から取り外すときに回路が裂けて、電源がオフでない場合は回路を短絡させる可能性がある。
【0006】
上述したカートリッジキャリッジ16では、矢印30の方向において流体吐出カートリッジ14に垂直力を付与するよう設計された、流体吐出カートリッジ14をカートリッジキャリッジ16に保持するラッチ機構28が存在する。従来のラッチ機構28は、保持部32と、カートリッジキャリッジ16に枢接されたU字状付勢構造34とを備える。ラッチ機構28が流体吐出カートリッジ14と係合したとき、保持部32は流体吐出カートリッジ14の側部に接触するようスナップダウンすることができる。スナップダウンして流体吐出カートリッジ14に接触することのできる保持部32を備えるラッチ機構28は、吐出ヘッドを介して空気を流体吐出カートリッジ14内に取り込む可能性があり、これは流体吐出カートリッジ14の動作上の問題を引き起こす可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、様々な流体カートリッジサイズ及びスワスサイズの使用を可能とし、上述したような損傷した電気接点及び空気の取り込みに関連付く問題を回避することもできる、単一のカートリッジキャリッジが必要とされる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記を鑑み、本発明の1つの実施形態は、カートリッジキャリッジ、及び流体吐出カートリッジ上のフレキシブル回路に対する損傷を低減させる方法を提供する。カートリッジキャリッジは、流体吐出装置において流体吐出カートリッジを保持するよう構成されたキャビティを含む。カートリッジキャリッジは、前壁と、前壁に取り付けられた対向する側壁と、前壁に垂直な対向する側壁に取り付けられた底壁と、対向する側壁及び前壁に取り付けられた底壁から遠位にある頂壁とを含む。前壁は、複数の電気接点ピンと、複数の電気接点ピンと頂壁との間で複数の電気接点ピンから離間して設けられた第1支持張出部とを含む。第1支持張出部は、第1流体吐出カートリッジがカートリッジキャリッジ内に係止されたとき、第1流体吐出カートリッジを複数の電気接点ピンに位置合わせするため、第1流体吐出カートリッジの第1カートリッジ突出部に当接するよう構成される。
【0009】
もう1つの実施形態において、流体吐出装置のため複数の異なる流体吐出カートリッジサイズを保持するよう構成されたカートリッジキャリッジを提供する。カートリッジキャリッジは、前壁と、前壁に取り付けられた対向する側壁と、前壁に垂直な対向する側壁に取り付けられた底壁と、対向する側壁及び前壁に取り付けられた底壁から遠位にある頂壁とを含む。対向する側壁、前壁、底壁、及び頂壁は、複数の異なる流体吐出カートリッジサイズ用に構成されたキャビティを共に定義する。前壁は、複数の電気接点ピンと、複数の電気接点ピンと頂壁との間で少なくとも2つの離間した支持張出部とを含む。少なくとも2つの離間した支持張出部のうちの第1の支持張出部は、第1流体吐出カートリッジがカートリッジキャリッジ内に係止されるとき第1流体吐出カートリッジを複数の電気接点ピンと位置合わせするため、第1流体吐出カートリッジの第1カートリッジ突出部を支持するよう構成され、少なくとも2つの離間した支持張出部のうちの第2の支持張出部は、第2流体吐出カートリッジとそのためのアダプタがカートリッジキャリッジ内に係止されるとき第2流体吐出カートリッジを複数の電気接点ピンと位置合わせするため、第2流体吐出カートリッジの第2カートリッジ突出部に当接するよう構成される。
【0010】
いくつかの実施形態において、カートリッジキャリッジは、頂壁に隣接した対向する側壁の間に取り付けられたラッチを更に含む。ラッチはレバーと付勢プランジャとを有し、レバーは、レバーの第1端で対向する側壁に枢着され、付勢プランジャは、レバーの第1端から遠位で、付勢プランジャの枢支端でレバーに枢接される。付勢プランジャの遠位端は、第1流体吐出カートリッジの傾斜面に係合するよう構成される。
(【0011】以降は省略されています)
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