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公開番号
2025055378
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023164692
出願日
2023-09-27
発明の名称
マンコンベヤのベルトローラ装置の製造方法及び製造器具
出願人
フジテック株式会社
代理人
弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類
B66B
31/00 20060101AFI20250401BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】 プレス機を用いて、ベルトローラ装置の装置本体に軸体を固定することができるマンコンベヤのベルトローラ装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 マンコンベヤのベルトローラ装置の製造方法においては、製造器具は、ボルスタに取り付けられる下工具と、スライドに取り付けられる上工具と、を備え、下工具は、下方へ向けて直径が大きくなる下テーパ部を備え、製造方法は、下筒状部が下板孔から下方へ突出した状態で、下筒状部を下テーパ部で下方から支持する支持工程と、上工具が軸体を下方へ押すことによって下筒状部が下テーパ部にかしめられるように、プレス機によって、上工具を下工具に対して下方へ移動させる押し工程と、を含む。
【選択図】 図10
特許請求の範囲
【請求項1】
プレス機及び製造器具を用いて、マンコンベヤの手摺ベルトに接するローラを備えるベルトローラ装置を製造する製造方法であって、
前記ベルトローラ装置は、
ローラと、
上下方向へ延び、前記ローラに挿入される軸体と、
前記ローラを前記上下方向で挟む上側板及び下側板を有する装置本体と、を備え、
前記上側板は、前記軸体に挿入される上板孔を備え、
前記下側板は、前記軸体に挿入される下板孔を備え、
前記軸体は、下端部に、筒状に形成される下筒状部を備え、
前記プレス機は、
ボルスタと、
前記ボルスタよりも上方に配置され、前記ボルスタに対して前記上下方向へ移動するスライドと、を備え、
前記製造器具は、
前記ボルスタに取り付けられる下工具と、
前記スライドに取り付けられる上工具と、を備え、
前記下工具は、下方へ向けて直径が大きくなる下テーパ部を備え、
前記製造方法は、
前記下筒状部が前記下板孔から下方へ突出した状態で、前記下筒状部を前記下テーパ部で下方から支持する支持工程と、
前記上工具が前記軸体を下方へ押すことによって前記下筒状部が前記下テーパ部にかしめられるように、前記プレス機によって、前記上工具を前記下工具に対して下方へ移動させる押し工程と、を含む、マンコンベヤのベルトローラ装置の製造方法。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記軸体は、上端部に、筒状に形成される上筒状部をさらに備え、
前記上工具は、上方へ向けて直径が大きくなる上テーパ部を備え、
前記支持工程は、前記上筒状部が前記上板孔から上方へ突出する状態で、前記下筒状部を前記下テーパ部で下方から支持し、
前記押し工程は、前記上テーパ部が前記上筒状部を下方へ押すことによって前記上筒状部が前記上テーパ部にかしめられるように、前記上工具を前記下工具に対して下方へ移動させる、請求項1に記載のマンコンベヤのベルトローラ装置の製造方法。
【請求項3】
前記軸体は、下端面を有する軸本体部をさらに備え、
前記下筒状部は、前記下端面から下方へ突出し、
前記下側板は、前記下端面に下方から当たる当接部を備える、請求項2に記載のマンコンベヤのベルトローラ装置の製造方法。
【請求項4】
前記軸本体部の下端部及び下筒状部の少なくとも一方は、前記軸体の周方向で前記当接部に当て止めされる回転止め部を備える、請求項3に記載のマンコンベヤのベルトローラ装置の製造方法。
【請求項5】
前記下工具は、
前記下テーパ部に対して上下方向へ可動であり且つ前記装置本体を下方から支持する支持部と、
前記支持部に上方への弾性復元力を加える弾性部と、をさらに備える、請求項2~4の何れか1項に記載のマンコンベヤのベルトローラ装置の製造方法。
【請求項6】
プレス機及び製造器具を用いて、マンコンベヤの手摺ベルトに接するローラを備えるベルトローラ装置を製造する製造方法であって、
前記ベルトローラ装置は、
ローラと、
上下方向へ延び、前記ローラに挿入される軸体と、
前記ローラを前記上下方向で挟む上側板及び下側板を有する装置本体と、を備え、
前記上側板は、前記軸体に挿入される上板孔を備え、
前記下側板は、前記軸体に挿入される下板孔を備え、
前記軸体は、上端部に、筒状に形成される上筒状部を備え、
前記プレス機は、
ボルスタと、
前記ボルスタよりも上方に配置され、前記ボルスタに対して前記上下方向へ移動するスライドと、を備え、
前記製造器具は、
前記ボルスタに取り付けられる下工具と、
前記スライドに取り付けられる上工具と、を備え、
前記上工具は、上方へ向けて直径が大きくなる上テーパ部を備え、
前記製造方法は、
前記上筒状部が前記上板孔から上方へ突出する状態で、前記軸体の下端部を前記下工具で下方から支持する支持工程と、
前記上テーパ部が前記上筒状部を下方へ押すことによって前記上筒状部が前記上テーパ部にかしめられるように、前記プレス機によって、前記上工具を前記下工具に対して下方へ移動させる押し工程と、を含む、マンコンベヤのベルトローラ装置の製造方法。
【請求項7】
請求項1~4及び6の何れか1項に記載のマンコンベヤのベルトローラ装置の製造方法に用いられる、製造器具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書は、マンコンベヤのベルトローラ装置の製造方法及び製造器具に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、マンコンベヤは、回転走行する無端環状の手摺ベルトと、手摺ベルトに接して回転するローラを有するベルトローラ装置とを備えている(例えば、特許文献1~4)。例えば、ベルトローラ装置として、手摺ベルトをガイドするベルトガイド装置(例えば、特許文献1)、手摺ベルトに駆動を付与するベルト駆動装置(例えば、特許文献2及び3)、手摺ベルトに張力を付与するベルト張力装置(例えば、特許文献4)等が存在する。ところで、プレス機を用いて、ベルトローラ装置を製造したいという要望がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-137138号公報
特開2021-187629号公報
特開2020-97458号公報
特開2017-159974号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、課題は、プレス機を用いて、ベルトローラ装置の装置本体に軸体を固定することができるマンコンベヤのベルトローラ装置の製造方法及び製造器具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
マンコンベヤのベルトローラ装置の製造方法は、
プレス機及び製造器具を用いて、マンコンベヤの手摺ベルトに接するローラを備えるベルトローラ装置を製造する製造方法であって、
前記ベルトローラ装置は、
ローラと、
上下方向へ延び、前記ローラに挿入される軸体と、
前記ローラを前記上下方向で挟む上側板及び下側板を有する装置本体と、を備え、
前記上側板は、前記軸体に挿入される上板孔を備え、
前記下側板は、前記軸体に挿入される下板孔を備え、
前記軸体は、下端部に、筒状に形成される下筒状部を備え、
前記プレス機は、
ボルスタと、
前記ボルスタよりも上方に配置され、前記ボルスタに対して前記上下方向へ移動するスライドと、を備え、
前記製造器具は、
前記ボルスタに取り付けられる下工具と、
前記スライドに取り付けられる上工具と、を備え、
前記下工具は、下方へ向けて直径が大きくなる下テーパ部を備え、
前記製造方法は、
前記下筒状部が前記下板孔から下方へ突出した状態で、前記下筒状部を前記下テーパ部で下方から支持する支持工程と、
前記上工具が前記軸体を下方へ押すことによって前記下筒状部が前記下テーパ部にかしめられるように、前記プレス機によって、前記上工具を前記下工具に対して下方へ移動させる押し工程と、を含む。
【0006】
マンコンベヤのベルトローラ装置の製造方法は、
プレス機及び製造器具を用いて、マンコンベヤの手摺ベルトに接するローラを備えるベルトローラ装置を製造する製造方法であって、
前記ベルトローラ装置は、
ローラと、
上下方向へ延び、前記ローラに挿入される軸体と、
前記ローラを前記上下方向で挟む上側板及び下側板を有する装置本体と、を備え、
前記上側板は、前記軸体に挿入される上板孔を備え、
前記下側板は、前記軸体に挿入される下板孔を備え、
前記軸体は、上端部に、筒状に形成される上筒状部を備え、
前記プレス機は、
ボルスタと、
前記ボルスタよりも上方に配置され、前記ボルスタに対して前記上下方向へ移動するスライドと、を備え、
前記製造器具は、
前記ボルスタに取り付けられる下工具と、
前記スライドに取り付けられる上工具と、を備え、
前記上工具は、上方へ向けて直径が大きくなる上テーパ部を備え、
前記製造方法は、
前記上筒状部が前記上板孔から上方へ突出する状態で、前記軸体の下端部を前記下工具で下方から支持する支持工程と、
前記上テーパ部が前記上筒状部を下方へ押すことによって前記上筒状部が前記上テーパ部にかしめられるように、前記プレス機によって、前記上工具を前記下工具に対して下方へ移動させる押し工程と、を含む。
【0007】
製造器具は、前記のマンコンベヤのベルトローラ装置の製造方法に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係るベルトローラ装置が用いられるマンコンベヤの概要図
同実施形態に係るベルトローラ装置の正面図
同実施形態に係るベルトローラ装置の背面図
図2のIV-IV線断面図
同実施形態に係る装置本体の全体図(a:正面図、b:右側面図、c:背面図)
同実施形態に係るベルトローラ装置の構成部品の断面を示す分解図
同実施形態に係る軸体のかしめ加工前の状態を示す全体図(a:正面図、b:右側面図、c:背面図)
一実施形態に係る製造装置の一部断面を示す正面図
同製造装置による製造方法を説明する一部断面の正面図であって、支持工程を示す図
同製造装置による製造方法を説明する一部断面の正面図であって、押し工程を示す図
同製造装置による製造方法を説明する一部断面の正面図であって、各工程が終了した状態を示す図
同製造装置による別の製造方法を説明する一部断面の正面図
同製造装置による別の製造方法を説明する一部断面の正面図であって、押し工程を示す図
他の製造装置による他のベルトローラ装置の製造方法を説明する一部断面の正面図であって、支持工程を示す図
同製造装置による他のベルトローラ装置の製造方法を説明する一部断面の正面図であって、押し工程を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
各図面において、構成要素の寸法は、例えば、理解を容易にするために、実際の寸法に対して拡大、縮小して示す場合があり、また、各図面の間での寸法比は、一致していない場合がある。なお、各図面において、例えば、理解を容易にするために、構成要素の一部を省略して示す場合がある。
【0010】
第1、第2等の序数を含む用語は、多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、構成要素は、この用語によって特に限定されるものではない。なお、序数を含む構成要素の個数は、特に限定されず、例えば、一つでもよい場合がある。また、以下の明細書及び図面で用いられる序数は、特許請求の範囲に記載された序数と異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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