TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025054884
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023164085
出願日
2023-09-27
発明の名称
外断熱構造及び製造方法
出願人
ミサワホーム株式会社
代理人
個人
主分類
E04B
1/76 20060101AFI20250401BHJP(建築物)
要約
【課題】本発明の目的は、廃棄物の発生を抑えることができ、高い断熱性を実現できる外断熱構造及び製造方法を提供することである。
【解決手段】建物の外断熱構造が、外壁10と、外壁10から屋外の方に離間して外壁10に張り付けられた既存外装材30と、外壁10と既存外装材30の間において横方向に配列された複数の縦胴縁26と、複数の縦胴縁26の隣り同士の間において既存外装材30と外壁10の間に挟み込まれ、既存外装材30と外壁10の間の空洞の上端の開口を閉塞するアッパーシール22と、複数の縦胴縁26の隣り同士の間において既存外装材30と外壁10の間に挟み込まれ、既存外装材30と外壁10の間の空洞の上端の開口を閉塞するロアシール24と、既存外装材30、外壁10、縦胴縁26、アッパーシール22及びロアシール24によって密閉された密閉層28と、既存外装材30に張り付けられた断熱材45と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
建物の外断熱構造であって、
外壁と、
前記外壁から屋外の方に離間して前記外壁に張り付けられた既存外装材と、
前記外壁と前記既存外装材の間において縦方向に延在し、間隔をおいて横方向に配列された複数の縦胴縁と、
前記複数の縦胴縁の隣り同士の間において前記既存外装材と前記外壁の間に挟み込まれ、前記既存外装材の上端に寄って配置され、前記既存外装材と前記外壁の間の空洞の上端の開口を閉塞するアッパーシールと、
前記複数の縦胴縁の隣り同士の間において前記既存外装材と前記外壁の間に挟み込まれ、前記既存外装材の下端に寄って配置され、前記既存外装材と前記外壁の間の空洞の上端の開口を閉塞するロアシールと、
前記既存外装材、前記外壁、前記縦胴縁、前記アッパーシール及び前記ロアシールによって密閉された密閉層と、
前記既存外装材に張り付けられた断熱材と、
を備えることを特徴とする外断熱構造。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の外断熱構造であって、
前記屋外において前記断熱材に張り付けられた外装材を更に備える
ことを特徴とする外断熱構造。
【請求項3】
請求項2に記載の外断熱構造であって、
前記外装材が前記断熱材から離間することによって前記断熱材と前記外装材の間に形成された通気層を更に備える
ことを特徴とする外断熱構造。
【請求項4】
請求項1から3の何れか一項に記載の外断熱構造であって、
前記断熱材が前記既存外装材に接着されている
ことを特徴とする外断熱構造。
【請求項5】
建物の外断熱構造の製造方法であって、
外壁から屋外の方に離間した既存外装材と前記外壁との間において縦方向に延在するとともに横方向に間隔を置いて配列された複数の縦胴縁の隣り同士の間の空洞の上端の開口をアッパーシールによりシールする上シール工程と、
前記複数の縦胴縁の隣り同士の間の前記空洞の下端の開口をロアシールによりシールする下シール工程と、
断熱材を前記既存外装材に張り付ける外張り工程と、
を含むことを特徴とする製造方法。
【請求項6】
請求項5に記載の製造方法であって、
前記屋外において前記断熱材に外装材を張り付ける外装工程
を更に含むことを特徴とする製造方法。
【請求項7】
請求項6に記載の製造方法であって、
前記外装工程において前記外装材を前記断熱材から離間させることによって前記断熱材と前記外装材の間に形成された通気層を形成する
ことを特徴とする製造方法。
【請求項8】
請求項5から7の何れか一項に記載の製造方法であって、
前記外張り工程において前記断熱材を前記既存外装材に接着する
ことを特徴とする製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、外断熱構造及び製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、既存木造住宅の断熱性能を向上させるためのリフォーム技術を開示する。具体的には、既存木造住宅の外壁に設置された既存外装材を一部切除し、次にその切除箇所を構造面材によって閉塞し、次に構造面材の外側の面に断熱材を張り付け、次に胴縁を断熱材の外側の面に設置し、次に新規外装材を胴縁に設置する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-177058号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、切除された既存外装材を廃棄物として廃棄しなければならない。廃棄物の発生は環境等の観点から社会問題となっている。
また、新たに設置した断熱材によって住宅を十分に断熱するためには、断熱材が高い断熱性能を有している必要があり、断熱材が厚くなってしまう。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、廃棄物の発生を抑えることができ、高い断熱性を実現できる外断熱構造及び製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下の括弧書きで示された参照符号は図1~図6において参照される。
【0007】
請求項1に係る発明によれば、建物の外断熱構造であって、外壁(10)と、前記外壁(10)から屋外の方に離間して前記外壁(10)に張り付けられた既存外装材(30)と、前記外壁(10)と前記既存外装材(30)の間において縦方向に延在し、間隔をおいて横方向に配列された複数の縦胴縁(26)と、前記複数の縦胴縁(26)の隣り同士の間において前記既存外装材(30)と前記外壁(10)の間に挟み込まれ、前記既存外装材(30)の上端に寄って配置され、前記既存外装材(30)と前記外壁(10)の間の空洞の上端の開口を閉塞するアッパーシール(22)と、前記複数の縦胴縁(26)の隣り同士の間において前記既存外装材(30)と前記外壁(10)の間に挟み込まれ、前記既存外装材(30)の下端に寄って配置され、前記既存外装材(30)と前記外壁(10)の間の空洞の上端の開口を閉塞するロアシール(24)と、前記既存外装材(30)、前記外壁(10)、前記縦胴縁(26)、前記アッパーシール(22)及び前記ロアシール(24)によって密閉された密閉層(28)と、前記既存外装材(30)に張り付けられた断熱材(45)と、を備えることを特徴とする外断熱構造が提供される。
【0008】
請求項5に係る発明によれば、建物の外断熱構造の製造方法であって、外壁(10)から屋外の方に離間した既存外装材(30)と前記外壁(10)との間において縦方向に延在するとともに横方向に間隔を置いて配列された複数の縦胴縁(26)の隣り同士の間の空洞の上端の開口をアッパーシール(22)によりシールする上シール工程と、前記複数の縦胴縁(26)の隣り同士の間の前記空洞の下端の開口をロアシール(24)によりシールする下シール工程と、断熱材(45)を前記既存外装材(30)に張り付ける外張り工程と、を含むことを特徴とする製造方法が提供される。
【0009】
以上のような請求項1又は5に係る発明によれば、既存外装材(30)が撤去されることなく残っているため、廃棄物の発生が抑えられる。
既存外装材(30)と外壁(10)の間の密閉層(28)が縦胴縁(26)、アッパーシール(22)及びロアシール(24)によって密閉されていることから、空気が密閉層(28)に閉じ込められる。そのため、密閉層(28)は断熱性能を有する。そのような密閉層(28)が既存外装材(30)と外壁(10)の間に存在する上で、断熱材(45)が既存外装材(30)に張り付けられているため、外断熱構造の断熱性能が高い。断熱材(45)が薄い等の理由により断熱材(45)の断熱性能が低くても、密閉層(28)が断熱性能の不足を補う。密閉層(28)は、断熱材(45)の薄型と外断熱構造の高断熱性に貢献し、ひいては外断熱構造の薄型に寄与する。
【0010】
請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載の外断熱構造であって、前記屋外において前記断熱材(45)に張り付けられた外装材(70)を更に備えることを特徴とする外断熱構造が提供される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
花立て
1か月前
個人
住宅
6日前
個人
地中収納型止水板
26日前
個人
柱と壁の木造連結構造
28日前
GHL株式会社
建物
4日前
環境計測株式会社
局舎
1か月前
株式会社オカムラ
ブース
10日前
三協立山株式会社
構造体
1か月前
三協立山株式会社
構造体
18日前
個人
簡易テント係合固定具
1か月前
三協立山株式会社
建築装置
1か月前
大成建設株式会社
木質架構
1か月前
個人
ツリー型太陽光発電システム
17日前
鹿島建設株式会社
制震架構
18日前
大成建設株式会社
防音建屋
1か月前
文化シヤッター株式会社
階段
24日前
文化シヤッター株式会社
階段
5日前
株式会社アンビックス
防音室
1か月前
株式会社竹中工務店
建物構造
1か月前
株式会社オカムラ
パネル装置
24日前
日精株式会社
機械式駐車装置
1か月前
鹿島建設株式会社
外断熱構造
4日前
株式会社サワヤ
屋根用シート
1か月前
株式会社大林組
建物構造及び建築方法
1か月前
株式会社竹中工務店
耐震壁構造
1か月前
トヨタ自動車株式会社
充電施設
1か月前
極東開発工業株式会社
駐車装置
2か月前
個人
屋根裏の暖気管理システム
1か月前
極東開発工業株式会社
駐車装置
2か月前
極東開発工業株式会社
駐車装置
1か月前
株式会社オカムラ
什器ユニット
1か月前
積水ハウス株式会社
手摺
26日前
三協立山株式会社
パネル構造体
18日前
株式会社大林組
免震構造
1か月前
株式会社大林組
制振構造
7日前
株式会社オカムラ
什器システム
24日前
続きを見る
他の特許を見る