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公開番号2025054522
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023163594
出願日2023-09-26
発明の名称車両用灯具
出願人市光工業株式会社
代理人弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類F21S 41/33 20180101AFI20250331BHJP(照明)
要約【課題】側方配光パターンを形成するためだけの専用の光源を設けることなく、側方配光パターンを形成することのできる車両用灯具を提供する。
【解決手段】車両用灯具10は、複数の光源(23から27)と、そこから出射された光を反射するリフレクタ部(31から35)と、そこで反射された光を投影して車両の前方を照射する前方配光パターン(LP)を形成する投影レンズ14と、を備える。複数のリフレクタ部の間には、対応する光源から出射された光を反射する複数の第1補助反射部(36)が設けられ、複数のリフレクタ部と投影レンズ14との間には、複数の第1補助反射部(36)で反射された光を投影レンズ14へ向けて反射する第2補助反射部(41)が設けられ、第2補助反射部(41)は、前方配光パターンの側方を照射する側方配光パターンPsを形成する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
複数の光源と、
複数の前記光源に対応して複数設けられ、複数の前記光源から出射された光を反射するリフレクタ部と、
複数の前記リフレクタ部で反射された光を投影して、車両の前方を照射する前方配光パターンを形成する投影レンズと、を備え、
複数の前記リフレクタ部の間には、対応する前記光源から出射された光を反射する第1補助反射部が設けられ、
複数の前記リフレクタ部と前記投影レンズとの間には、前記第1補助反射部で反射された光を前記投影レンズへ向けて反射する第2補助反射部が設けられ、
前記第2補助反射部は、前記前方配光パターンの側方を照射する側方配光パターンを形成することを特徴とする車両用灯具。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記第2補助反射部は、前記リフレクタ部側の領域で反射した光により前記前方配光パターンに隣接する位置に前記側方配光パターンを形成し、前記投影レンズ側の領域で反射した光により前記前方配光パターンから遠い位置に前記側方配光パターンを形成することを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記第2補助反射部は、複数の前記光源のうちの中心側に配置された前記光源からの光を、前記第2補助反射部の前記リフレクタ部側の領域へ向けて反射し、複数の前記光源のうちの周辺側に配置された前記光源からの光を、前記第2補助反射部の前記投影レンズ側の領域へ向けて反射することを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記第2補助反射部は、その軸線が前記投影レンズ側の方が前記投影レンズの投影光軸に接近するように傾けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記投影レンズは、入射面が凸面とされていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項6】
複数の前記リフレクタ部は、中心側に配置された前記リフレクタ部が最も前記投影レンズから離れた位置とされるとともに、外側に位置するに連れて前記投影レンズに近付いた位置とされることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項7】
複数の前記リフレクタ部は、中心側に配置された前記リフレクタ部の軸線が前記投影レンズの投影光軸と平行とされるとともに、外側に位置するに連れて軸線が、前記投影レンズ側に向かうに連れて前記投影光軸に接近するように傾けられていることを特徴とする請求項6に記載の車両用灯具。
【請求項8】
前記第2補助反射部は、前記リフレクタ部と一体的に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用灯具に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
車両用灯具では、複数の光源と、その各光源を個別に覆うように湾曲された複数のリフレクタ部と、を備えるものが考えられている(例えば、特許文献1参照)。この車両用灯具では、光源とリフレクタ部との組み合わせ毎に異なる方向を照射して集光領域と拡散領域とを形成するとともに、それらの間にも光を照射して集光領域と拡散領域とを繋ぎ合わせて、広い領域を照射する配光パターンを形成することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5087500号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車両用灯具では、配光パターンの側方を照射する側方配光パターンを形成することが求められる場合がある。そして、車両用灯具では、側方配光パターンを形成するためだけの専用の光源を設けることなく、側方配光パターンを形成できることが望ましい。
【0005】
本開示は、上記の事情に鑑みて為されたもので、側方配光パターンを形成するためだけの専用の光源を設けることなく、側方配光パターンを形成することのできる車両用灯具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車両用灯具は、複数の光源と、
複数の前記光源に対応して複数設けられ、複数の前記光源から出射された光を反射するリフレクタ部と、複数の前記リフレクタ部で反射された光を投影して、車両の前方を照射する前方配光パターンを形成する投影レンズと、を備え、複数の前記リフレクタ部の間には、対応する前記光源から出射された光を反射する第1補助反射部が設けられ、複数の前記リフレクタ部と前記投影レンズとの間には、前記第1補助反射部で反射された光を前記投影レンズへ向けて反射する第2補助反射部が設けられ、前記第2補助反射部は、前記前方配光パターンの側方を照射する側方配光パターンを形成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示の車両用灯具によれば、側方配光パターンを形成するためだけの専用の光源を設けることなく、側方配光パターンを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示に係る一実施形態としての車両用灯具を示す説明図である。
車両用灯具の構成を、上方から見た様子を示す説明図である。
車両用灯具の構成を分解して示す説明図である。
車両用灯具のリフレクタ部材を前後方向の前側から見た様子を示す説明図である。
リフレクタ部材を上下方向の下側から見た様子を示す説明図である。
各光源と各リフレクタ部と各光源側補助反射部と各レンズ側補助反射部と投影レンズとの位置関係を示すとともに、第2光源、第3光源、第4光源から出射されて各光源側補助反射部で反射された後に各レンズ側補助反射部で反射されて投影レンズから出射される様子を示す説明図である。
投影光軸上の中心位置で水平線と鉛直線とが交差するスクリーン上において、すれ違い用配光パターンと側方配光パターンとを形成した様子を示す説明図である。
本開示に係る他の実施形態としての車両用灯具を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本開示に係る車両用灯具の一例としての車両用灯具10の実施例1について図面を参照しつつ説明する。なお、図6は、各光源側補助反射部36と各レンズ側補助反射部41とで反射された光が進行する様子の把握を容易とするために、リフレクタ部材13と投影レンズ14とを模式的な断面で示し、断面では現れない各光源側補助反射部36を二点鎖線で示している。そして、図6は、見え難くなることを避けるために、投影レンズ14における断面を示すハッチングを省略している。
【実施例】
【0010】
本開示に係る車両用灯具の一実施形態に係る実施例1の車両用灯具10を、図1から図7を用いて説明する。実施例1の車両用灯具10は、自動車等の車両の前照灯装置として用いられる。この車両用灯具10は、車両の前部の左右両側において、開放された前端がアウターレンズで覆われたランプハウジングにより形成される灯室に設けられる。車両用灯具10は、上下方向用光軸調整機構や左右方向用光軸調整機構を介して灯室に設けられ、車両の前方を適宜照射する。以下の説明では、車両用灯具10において、車両が進行する方向を前後方向(図面ではZとする)とし、前後方向を水平面に沿う状態とした際の鉛直方向を上下方向(図面ではYとする)とする。そして、前後方向および上下方向に直交する方向(水平方向)を幅方向(図面ではXとする)とし、その幅方向では車両が前進している状態を基準として一方を右側とし他方を左側とする。ここで、車両用灯具10は、車両の左側に設けられるものと右側に設けられるものとで基本的に等しい構成とされており、以下では、左側に設けられる車両用灯具10を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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