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公開番号
2025053427
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023162451
出願日
2023-09-26
発明の名称
エレベータシステム及びエレベータの駆動電源遮断方法
出願人
フジテック株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B66B
5/00 20060101AFI20250331BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】マシン上置きのエレベータにおいて、緊急時及び保守点検時に駆動装置に供給する電力を確実に遮断可能なエレベータを提供する。
【解決手段】エレベータシステム2は、エレベータかご9が昇降する昇降路X1と、昇降路上部に設置されたエレベータかご9を昇降させる駆動装置4と、駆動装置4を駆動する電力を供給する商用電源15と、エレベータかご9の昇降を制御する制御部18と、制御部18への商用電源15からの電力の供給を遮断する制御電源遮断手段25と、短絡することにより制御電源遮断手段25によって制御部18への商用電源15からの電力の供給を遮断する短絡部11,12,13と、制御電源遮断手段25によって制御部18への商用電源15からの電力の供給が遮断されることにより、駆動装置4への商用電源15からの電力の供給を遮断する駆動電源遮断手段19とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
エレベータかごが昇降する昇降路と、
前記昇降路上部に設置された前記エレベータかごを昇降させる駆動装置と、
前記駆動装置を駆動する電力を供給する商用電源と、
前記エレベータかごの昇降を制御する制御部と、
前記制御部への前記商用電源からの電力の供給を遮断する制御電源遮断手段と、
短絡することにより前記制御電源遮断手段によって前記制御部への前記商用電源からの電力の供給を遮断する短絡部と、
前記制御電源遮断手段によって前記制御部への前記商用電源からの電力の供給が遮断されることにより、前記駆動装置への前記商用電源からの電力の供給を遮断する駆動電源遮断手段と
を備えたエレベータシステム。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記制御電源遮断手段及び駆動電源遮断手段は、電磁接触器である
請求項1に記載のエレベータシステム。
【請求項3】
前記短絡部は、前記商用電源を電圧調整する自動電圧調整器と接続され、前記自動電圧調整器と前記短絡部との接続回路上に前記制御電源遮断手段の前記電磁接触器を構成する電磁接触器制御コイルが接続される
請求項2に記載のエレベータシステム。
【請求項4】
前記駆動装置と前記商用電源の接続回路上に設けられたブレーカと、
停電時に前記駆動装置と前記制御部に対して電力を供給する無停電電源装置と、
前記無停電電源装置の前記駆動装置と前記制御部に対して電力を供給する機能を停止させる信号を出力する無停電電源装置シャットダウン回路とをさらに備え、
前記無停電電源装置シャットダウン回路は、前記ブレーカがトリップしたときは電力を供給する機能を停止させる信号を出力しない一方で、前記ブレーカをOFFとしたとき、及び前記短絡部のいずれか1つが短絡されたときは電力を供給する機能を停止させる信号を出力する
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のエレベータシステム。
【請求項5】
短絡することにより前記制御電源遮断手段によって前記制御部への前記商用電源からの電力の供給を遮断する前記短絡部を短絡するステップと、
前記短絡部の短絡により、前記制御電源遮断手段が前記制御部への前記商用電源からの電力の供給を遮断するステップと、
前記制御部への前記商用電源からの電力の供給の遮断により、前記駆動電源遮断手段が前記駆動装置への前記商用電源からの電力の供給を遮断するステップと
を備えたエレベータの駆動電源遮断方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベータの保守点検時における駆動装置への電力供給を遮断するエレベータシステム及びエレベータの駆動電源遮断方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
エレベータは、昇降路の頂部に駆動装置(マシン)や制御盤を収容する機械室を持たず、昇降路内に駆動装置や制御盤を収容するマシンルームレスエレベータが採用されることがある。
また、マシンルームレスエレベータの駆動装置や制御盤を昇降路の下方に設置する場合(マシン下置き)や上方に設置する場合(マシン上置き)があるが、近年大雨による建物の冠水などにより、駆動装置や制御盤が水没し損傷することを回避するため、駆動装置や制御盤を昇降路の上方に設けることが望まれている。
なお、制御盤は駆動装置との配線を短くするために、駆動装置の近傍に設置することが望ましい。
【0003】
マシン上置きの場合、駆動装置は最上階に着床したエレベータかごの頂部よりも上(オーバーヘッド)、あるいは平面視でエレベータかごと重ならない位置で正面視又は側面視で少なくともエレベータかごの一部と重なった位置に設置される。
また、制御盤は、制御盤の下端が最上階フロアレベルより上、かつ平面視でエレベータかごと重ならない位置に設置される。
なお、この場合、例えば制御盤の上端は最上階に着床したエレベータかご頂部よりも上へ突出している。
【0004】
ところで、従来の制御盤において、エレベータが故障停止して電源リセットを試みる際、従来の回路構成では制御盤又は制御盤近傍に設けられたブレーカボックスに設置されたブレーカを直接操作し、電源をリセットする必要があった。
従来のマシン下置きの場合、エレベータかごが最下階以外に停止していれば最下階扉を開けてピットに入ることで制御盤やブレーカボックスにアクセス可能であった。
【0005】
ところが、マシン上置きになると、エレベータかごの上に乗らないと制御盤にアクセスできないため、最上階からエレベータかご上に乗り込めるちょうど良い位置にエレベータかごが停止している場合しか制御盤又はブレーカボックスにアクセスできず、エレベータかごの停止位置による制限がマシン下置きよりも非常に厳しいものとなる。
【0006】
マシン上置きで上記状況になった場合、電気的非常ブレーキ解放を行い、制御盤やブレーカボックスにアクセス出来る位置までエレベータかごを動かす必要があるが、電気的非常ブレーキ解放でエレベータかごを動かせるのは下げ荷方向(エレベータかごと釣合錘のうち、重い方側の方向)のみであり、確実に制御盤やブレーカボックスにアクセス出来るとは言い切れない。
【0007】
また、マシン上置きの制御盤において、通常のメンテナンス時などに制御盤の上部に設置した部品の交換や点検を実施する場合など、メンテナンス作業を行う場合に適切な位置までエレベータかごを移動させるとブレーカに手が届かない位置となり、作業のために電源遮断を要する状況になってもブレーカでの電源遮断が出来ない場合があった。
これは、部品交換作業を行う位置にエレベータかごを移動すると、ブレーカが正面視又は側面視でエレベータかごと重なることから生じる問題である。
【0008】
エレベータかご上の遠隔操作部82により制御盤5に電力を供給又は遮断する遠隔操作用スイッチ81を遠隔操作する点については、特開第2006-225090号公報により公知であるが、必ずしもエレベータかごの上に乗り込める位置にエレベータかごが停止しているとは限らない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開第2006-225090号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
そこで課題は、マシン上置きのエレベータにおいて、緊急時及び保守点検時に駆動装置に供給する電力を確実に遮断可能なエレベータを提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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