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公開番号
2025051220
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023160227
出願日
2023-09-25
発明の名称
充填装置及び充填材の充填方法
出願人
矢作建設工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E04G
21/02 20060101AFI20250328BHJP(建築物)
要約
【課題】充填装置の大型化によって同装置の取り扱いに手間がかかるようになることを抑制する。
【解決手段】充填装置21は、貯留部22と、充填筒23と、回転軸24と、スクリュー25と、を備える。貯留部22は、充填材16を貯留するためのものであって、ベースプレート15の上に配置することが可能である。充填筒23は、貯留部22の下端で同貯留部22と繋がるとともに、貯留部22をベースプレート15の上に配置したとき、ベースプレート15の孔15aに繋がる。回転軸24は、充填筒23の中心線に沿って位置するよう貯留部22に対し回転可能に支持される。スクリュー25は、回転軸24に固定されており、回転軸24の回転に伴い充填筒23内で同充填筒23の中心線周りに回転する。これにより、貯留部22内に溜められた充填材16が、高い圧力で充填筒23及び孔15aを介してベースプレート15と床スラブ12との間の空間に送られる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
孔を有するベースプレートの上に配置することが可能であり、前記孔を介して前記ベースプレートと同ベースプレートを支持する床スラブとの間にセメント系の充填材を送る充填装置において、
貯留部と、充填筒と、回転軸と、スクリューと、を備え、
前記貯留部は、前記充填材を貯留するためのものであって、前記ベースプレートの上に配置することが可能であり、
前記充填筒は、前記貯留部の下端で同貯留部と繋がるとともに、前記貯留部を前記ベースプレートの上に配置したときに前記孔に繋がるものであり、
前記回転軸は、前記充填筒の中心線に沿って位置するよう前記貯留部に対し回転可能に支持され、
前記スクリューは、前記回転軸に固定されており、前記回転軸の回転に伴い前記充填筒内で同充填筒の中心線周りに回転する充填装置。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記回転軸と交差する方向に延びる入力軸と、その入力軸の回転を前記回転軸に伝達するギヤボックスと、を備える請求項1に記載の充填装置。
【請求項3】
前記ギヤボックスは、互いに噛み合うドライブギヤとドリブンギヤとを備え、
前記ドライブギヤは前記入力軸に繋がるとともに、前記ドリブンギヤは前記回転軸に繋がっている請求項2に記載の充填装置。
【請求項4】
孔を有するベースプレートの上に充填装置が配置され、その充填装置に貯留されたセメント系の充填材が前記孔を介して前記ベースプレートと同ベースプレートを支持する床スラブとの間に送られる充填材の充填方法において、
前記充填装置は、前記ベースプレートの上に配置されたとき、前記孔に繋がる充填筒を備え、
前記充填筒の内部に配置されたスクリューを回転させることにより、前記充填装置に貯留された前記充填材が、前記充填筒及び前記孔を介して前記ベースプレートと前記床スラブとの間に送られる充填材の充填方法。
【請求項5】
前記ベースプレートと前記床スラブとの間に前記充填材が送られた後、前記スクリューの回転を停止または逆回転させた状態で、前記充填装置が前記ベースプレートの上から運ばれる請求項4に記載の充填材の充填方法。
【請求項6】
前記充填材は、スランプ試験によって品質管理されるコンクリートである請求項4又は5に記載の充填材の充填方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、充填装置及び充填材の充填方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
建物の免震装置は、建物における床スラブに設けられた免震基礎の上に配置される。免震装置は、上記床スラブよりも上に位置する建物の構造物を支持している。免震装置は、床スラブの揺れが上記構造物に伝わらないようにするためのものである。
【0003】
免震基礎は、床スラブに支持されるベースプレートと、そのベースプレートと床スラブとの間を埋めるセメント系の充填材と、を備えている。ベースプレートは、孔を有している。そして、ベースプレートの上に配置された充填装置からコンクリート等の充填材が上記孔を介してベースプレートと床スラブとの間に送られることにより、上記ベースプレートと上記充填材とを備えた免震基礎が形成される。
【0004】
特許文献1に示されるように、充填装置は、充填材を貯留するための貯留部と、その貯留部の下端で同貯留部と繋がる充填筒と、充填筒における充填材の通過を禁止したり許容したりするシャッター板と、を備えている。充填筒は、充填装置をベースプレートの上に配置したとき、ベースプレートの上記孔に繋がる。
【0005】
そして、シャッター板のスライドを通じて充填筒における充填材の通過が許容されると、貯留部に貯留された充填材が自重により充填筒及び孔を介してベースプレートと床スラブとの間に送られる。また、シャッター板のスライドを通じて充填筒における充填材の通過が禁止されると、貯留部に貯留された充填材がベースプレートと床スラブとの間に送られることはなくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5462540号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、免震基礎を形成するためにベースプレートと床スラブとの間に充填材が送られる際、ベースプレートの下には空気が溜まりやすくなる。このようにベースプレートの下に溜まった空気により、免震基礎におけるベースプレートの下の充填材と同ベースプレートとの間に空気層が生じると、その空気層によって免震装置を十分に機能させることができなくなるおそれがある。
【0008】
免震基礎に上記空気層が生じないようにするためには、流動性の高い充填材を用いるとともに、その充填材の流動性を次のように調整することが考えられる。すなわち、充填材がベースプレートと床スラブとの間の空間に送られる際、充填材が上記空間の上下幅全体に亘った状態で同空間を埋めてゆくよう、その充填材の流動性を調整する。ただし、流動性の高い充填材は高価であるとともに、同充填材の流動性を上述したように調整することは簡単ではない。
【0009】
上述した流動性の高い充填材を用いる際には、充填材の製造面や管理面に関して、次のようなことにも対処しなければならない。
・充填材の製造管理が難しい。
【0010】
・充填材を安定した品質で出荷するために製造会社側に高い品質管理能力と経験が求められる。
・充填材の工場からの輸送の関係上、現場に近い工場からしか充填材を出荷できない。
(【0011】以降は省略されています)
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