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公開番号
2025051205
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023160205
出願日
2023-09-25
発明の名称
液滴吐出装置、その制御装置、制御方法及びプログラム
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人ATEN
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250328BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】画像の輪郭を適切に形成する。
【解決手段】制御部は、記録処理において、画像Iの縁部Ixの1画素当たりのインク滴Dxの数(4)が、画像Iの非縁部Iyの1画素当たりのインク滴Dyの数(1)よりも多く、かつ、縁部Ixの1画素を構成するインク滴Dxの1滴当たりの量(10pl)が、非縁部Iyの1画素を構成するインク滴Dyの1滴当たりの量(40pl)よりも少なくなるように、ノズルからインク滴Dx,Dyを吐出させる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ノズルを有するヘッドと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
画像データに基づいて前記ノズルから記録媒体に液滴を吐出させることで、記録媒体に画像を記録する記録処理を実行可能であり、
前記記録処理において、前記画像データに係る画像の縁部の1画素当たりの液滴数が、前記画像の縁部以外の部分である非縁部であって前記縁部と同一濃度の非縁部の1画素当たりの液滴数よりも多く、かつ、前記縁部の1画素を構成する液滴の1滴当たりの量が、前記非縁部の1画素を構成する液滴の1滴当たりの量よりも少なくなるように、前記ノズルから液滴を吐出させることを特徴とする、液滴吐出装置。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
前記ヘッドは、第1方向に配列された複数の前記ノズルを含む第1ノズル群と、前記第1方向に配列された複数の前記ノズルであって前記第1ノズル群を構成するノズルと前記第1方向と直交する第2方向に並ぶ複数の前記ノズルを含む第2ノズル群と、を含み、
前記ヘッドと記録媒体とを前記第2方向に相対的に移動させる移動機構をさらに備え、
前記第2ノズル群を構成するノズルは、前記第1ノズル群を構成するノズルと同じ種類の液滴を吐出するものであり、
前記制御部は、前記記録処理において、前記第1ノズル群のうちの1つのノズルと、前記第2ノズル群のうち当該第1ノズル群のうちの1つのノズルと前記第2方向に並ぶ1つのノズルとから、前記縁部の1画素を構成する液滴を吐出させることを特徴とする、請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記記録処理において、前記縁部の1画素を構成する液滴を吐出させるとき、前記第1ノズル群及び前記第2ノズル群のうち最初に記録媒体に液滴を着弾させる一方のノズル群のノズルから、第1量の液滴を吐出させ、他方のノズル群のノズルから、前記第1量よりも少ない第2量の液滴を吐出させることを特徴とする、請求項2に記載の液滴吐出装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記ノズルの不吐出を検査する検査処理を実行可能であり、
前記検査処理において前記第1ノズル群及び前記第2ノズル群のうちの一方のノズル群のノズルが不吐出でなく他方のノズル群のノズルが不吐出であると判断された場合、前記記録処理において、前記他方のノズル群のノズルから液滴を吐出させず、前記一方のノズル群のノズルから液滴を吐出させることを特徴とする、請求項2に記載の液滴吐出装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記記録処理において、前記縁部の1画素当たりの液滴の総量が、前記非縁部の1画素当たりの液滴の総量と同じになるように、前記ノズルから液滴を吐出させることを特徴とする、請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記記録処理において、前記縁部の1画素当たりの液滴の総量が、前記非縁部の1画素当たりの液滴の総量よりも少なくなるように、前記ノズルから液滴を吐出させることを特徴とする、請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記記録処理において、前記縁部の1画素当たりの液滴の総量が、前記非縁部の1画素当たりの液滴の総量よりも多くなるように、前記ノズルから液滴を吐出させることを特徴とする、請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項8】
前記画像は、前記非縁部と、前記縁部と、前記非縁部と前記縁部との間にあって前記縁部と同一濃度の遷移部と、を含み、
前記制御部は、前記記録処理において、前記遷移部の1画素を構成する液滴の1滴当たりの量が、前記非縁部の1画素を構成する液滴の1滴当たりの量よりも少なく、かつ、前記縁部の1画素を構成する液滴の1滴当たりの量よりも多くなるように、前記ノズルから液滴を吐出させることを特徴とする、請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記ヘッドを第1モード及び前記第1モードと異なる第2モードのいずれかで動作させることが可能であり、
前記ヘッドを前記第1モードで動作させる場合、前記記録処理において、前記縁部の1画素当たりの液滴数が、前記非縁部の1画素当たりの液滴数よりも多く、かつ、前記縁部の1画素を構成する液滴の1滴当たりの量が、前記非縁部の1画素を構成する液滴の1滴当たりの量よりも少なくなるように、前記ノズルから液滴を吐出させ、
前記ヘッドを前記第2モードで動作させる場合、前記記録処理において、前記縁部の1画素当たりの液滴数が、前記非縁部の1画素当たりの液滴数と同じで、かつ、前記縁部の1画素を構成する液滴の1滴当たりの量が、前記非縁部の1画素を構成する液滴の1滴当たりの量と同じになるように、前記ノズルから液滴を吐出させることを特徴とする、請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項10】
前記制御部は、
前記画像が文字を示すか否かを判断する判断処理を実行可能であり、
前記判断処理において前記画像が文字を示すと判断された場合、前記記録処理において、前記縁部の1画素当たりの液滴数が、前記非縁部の1画素当たりの液滴数よりも多く、かつ、前記縁部の1画素を構成する液滴の1滴当たりの量が、前記非縁部の1画素を構成する液滴の1滴当たりの量よりも少なくなるように、前記ノズルから液滴を吐出させ、
前記判断処理において前記画像が文字を示さないと判断された場合、前記記録処理において、前記縁部の1画素当たりの液滴数が、前記非縁部の1画素当たりの液滴数と同じで、かつ、前記縁部の1画素を構成する液滴の1滴当たりの量が、前記非縁部の1画素を構成する液滴の1滴当たりの量と同じになるように、前記ノズルから液滴を吐出させることを特徴とする、請求項1に記載の液滴吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズルを有するヘッドを備えた液滴吐出装置、その制御装置、制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ノズルを有するヘッドを備えた液滴吐出装置が示されている。ノズルから吐出された液滴によって、記録媒体に画像が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-080497号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ノズルから吐出される液滴は、メイン滴と、メイン滴の大きさよりも小さいサテライト滴と、に分離することがある。液滴は、1滴当たりの量が多いほど、メイン滴とサテライト滴とに分離し易い。サテライト滴は、ノズル周辺の気流の影響により、メイン滴が着弾する位置とは異なる位置に着弾し得る。したがって、記録媒体上の画像の縁部を構成する液滴がメイン滴とサテライト滴とに分離すると、メイン滴が着弾した位置とずれた位置にサテライト滴が着弾することで、画像の輪郭がぼやけてしまう。
【0005】
本発明の目的は、画像の輪郭を適切に形成することが可能な液滴吐出装置、その制御装置、制御方法及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る液滴吐出装置は、ノズルを有するヘッドと、制御部と、を備え、前期制御部は、画像データに基づいて前記ノズルから記録媒体に液滴を吐出させることで、記録媒体に画像を記録する記録処理を実行可能であり、前記記録処理において、前記画像データに係る画像の縁部の1画素当たりの液滴数が、前記画像の縁部以外の部分である非縁部であって前記縁部と同一濃度の非縁部の1画素当たりの液滴数よりも多く、かつ、前記縁部の1画素を構成する液滴の1滴当たりの量が、前記非縁部の1画素を構成する液滴の1滴当たりの量よりも少なくなるように、前記ノズルから液滴を吐出させることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る制御装置は、ノズルを有するヘッドを備えた液滴吐出装置を制御する制御装置であって、画像データに基づいて前記ノズルから記録媒体に液滴を吐出させることで、記録媒体に画像を記録する記録処理を実行可能であり、前記記録処理において、前記画像データに係る画像の縁部の1画素当たりの液滴数が、前記画像の縁部以外の部分である非縁部であって前記縁部と同一濃度の非縁部の1画素当たりの液滴数よりも多く、かつ、前記縁部の1画素を構成する液滴の1滴当たりの量が、前記非縁部の1画素を構成する液滴の1滴当たりの量よりも少なくなるように、前記ノズルから液滴を吐出させることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る制御方法は、ノズルを有するヘッドを備えた液滴吐出装置を制御する制御方法であって、画像データに基づいて前記ノズルから記録媒体に液滴を吐出させることで、記録媒体に画像を記録する記録処理を実行し、前記記録処理において、前記画像データに係る画像の縁部の1画素当たりの液滴数が、前記画像の縁部以外の部分である非縁部であって前記縁部と同一濃度の非縁部の1画素当たりの液滴数よりも多く、かつ、前記縁部の1画素を構成する液滴の1滴当たりの量が、前記非縁部の1画素を構成する液滴の1滴当たりの量よりも少なくなるように、前記ノズルから液滴を吐出させることを特徴とする。
【0009】
本発明に係るプログラムは、ノズルを有するヘッドを備えた液滴吐出装置を、
画像データに基づいて前記ノズルから記録媒体に液滴を吐出させることで、記録媒体に画像を記録する記録手段、として機能させるプログラムであって、前記記録手段は、前記画像データに係る画像の縁部の1画素当たりの液滴数が、前記画像の縁部以外の部分である非縁部であって前記縁部と同一濃度の非縁部の1画素当たりの液滴数よりも多く、かつ、前記縁部の1画素を構成する液滴の1滴当たりの量が、前記非縁部の1画素を構成する液滴の1滴当たりの量よりも少なくなるように、前記ノズルから液滴を吐出させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、画像の縁部において、1滴当たりの量が少ないことで、液滴に分離が生じ難くなる。また、1滴当たりの量が少ないだけでは縁部の濃度が低くなり得るが、縁部の1画素当たりの液滴数が多いことで、縁部の濃度が低くなるのを抑制できる。これにより、画像の輪郭を適切に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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