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公開番号
2025050483
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023159303
出願日
2023-09-23
発明の名称
耐火被覆材の吹き付け工法
出願人
株式会社エーアンドエーマテリアル
代理人
個人
主分類
E04B
1/94 20060101AFI20250327BHJP(建築物)
要約
【課題】耐火性を確保しつつ環境負荷を低減できる、耐火被覆材の吹き付け工法を提供すること。
【解決手段】耐火被覆材の吹き付け工法は、吹き付けガン4と、吹き付けガン4にロックウールを供給するロックウール供給装置6と、吹き付けガン4にセメントスラリーを供給するセメントスラリー供給装置8と、を備える耐火被覆材の吹き付け装置1を用いて、吹き付けガン4のロックウール吐出口2からロックウールを吐出するとともに、吹き付けガン4のノズル3からセメントスラリーを吐出して、ロックウールとセメントスラリーとを混合して耐火被覆材として対象物に吹き付ける。セメントスラリーに用いられるセメントは、高炉セメントである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
吹き付けガンと、前記吹き付けガンにロックウールを供給するロックウール供給装置と、前記吹き付けガンにセメントスラリーを供給するセメントスラリー供給装置と、を備える耐火被覆材の吹き付け装置を用いて、前記吹き付けガンのロックウール吐出口からロックウールを吐出するとともに、前記吹き付けガンのセメントスラリー吐出口からセメントスラリーを吐出して、ロックウールとセメントスラリーとを混合して耐火被覆材として対象物に吹き付ける耐火被覆材の吹き付け工法であって、
前記セメントスラリーに用いられるセメントは、高炉セメントであることを特徴とする耐火被覆材の吹き付け工法。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
前記吹き付けガンの前記セメントスラリー吐出口は、前記ロックウール吐出口の周囲に複数配置されることを特徴とする請求項1に記載の耐火被覆材の吹き付け工法。
【請求項3】
前記吹き付けガンの前記セメントスラリー吐出口からの前記セメントスラリーの吐出方向は、前記ロックウール吐出口からの前記ロックウールの吐出方向に対して、前記ロックウール吐出口側に5°以上12°以下傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の耐火被覆材の吹き付け工法。
【請求項4】
前記耐火被覆材の高炉セメントとロックウールの配合量の比率は、固形分質量比で、0.4以上2.4以下であることを特徴とする請求項1に記載の耐火被覆材の吹き付け工法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロックウールとセメントスラリーとを混合してなる耐火被覆材を対象物に吹き付ける耐火被覆材の吹き付け工法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、建築工事向けの耐火被覆工法には、吹き付け工法、巻付け工法、成形板工法および塗装工法がある。これらの工法のうち、吹き付け工法として代表的な半乾式ロックウール吹き付け工法がある。この半乾式ロックウール吹き付け工法は、ロックウールとセメントスラリーとを混合してロックウール組成物として対象物に吹き付ける工法である(特許文献1参照)。ここで、セメントスラリーは、普通ポルトランドセメントと水とを混合したものである。この工法によれば、複雑な構造体に対して対応可能である、ホース圧送により広範囲での施工が可能で施工効率が高い、コストが安い、といったメリットがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-70546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の半乾式吹付けロックウールは、セメントスラリーの製造にCO
2
排出量の多い普通ポルトランドセメントを使用するため、環境負荷が高くなる、という課題がある。
【0005】
本発明は、上記の課題を鑑み、耐火性を確保しつつ環境負荷を低減できる、耐火被覆材の吹き付け工法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明の耐火被覆材の吹き付け工法は、吹き付けガン(例えば、後述の吹き付けガン4)と、前記吹き付けガンにロックウールを供給するロックウール供給装置(例えば、後述のロックウール供給装置6)と、前記吹き付けガンにセメントスラリーを供給するセメントスラリー供給装置(例えば、後述のセメントスラリー供給装置8)と、を備える耐火被覆材の吹き付け装置(例えば、後述の耐火被覆材の吹き付け装置1)を用いて、前記吹き付けガンのロックウール吐出口(例えば、後述のロックウール吐出口2)からロックウールを吐出するとともに、前記吹き付けガンのスラリー吐出口(例えば、後述のノズル3)からセメントスラリーを吐出して、ロックウールとセメントスラリーとを混合して耐火被覆材として対象物に吹き付ける耐火被覆材の吹き付け工法であって、前記セメントスラリーに用いられるセメントは、高炉セメントであることを特徴とする。
【0007】
この発明によれば、耐火被覆材に用いるセメントとして、従来のような普通ポルトランドセメントではなく、高炉セメントを用いることにより、耐火性を確保しつつ、CO
2
排出量を低減して、低炭素化を実現でき、環境負荷を低減できる。
例えば、「セメントのLCIデータの概要」(一般社団法人セメント協会、2023年2月16日発行、第8頁)のセメント品種別インベントリデータ一覧表には、ポルトランドセメントのCO
2
排出量が788.6g/kgであり、高炉B種セメントのCO
2
排出量が458.1g/kgであることが示されている。よって、耐火被覆材に高炉セメントを用いた場合、ポルトランドセメントを用いた場合と比べて、耐火被覆材に用いるセメントのCO
2
排出量を42%程度削減できる。
【0008】
第2の発明の耐火被覆材の吹き付け工法では、前記吹き付けガンの前記セメントスラリー吐出口は、前記ロックウール吐出口の周囲に複数配置されることを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、セメントスラリー吐出口をロックウール吐出口の周囲に複数配置したリングガンとしたので、ロックウール吐出口から吐出されるロックウールを、セメントスラリー吐出口から吐出されるセメントスラリーが周囲から包み込んで、耐火被覆材の吹き付け作業時に発生するロックウールの粉塵を低減できる。
また、リングガンを使用した場合、セメントスラリーのロックウールに対する割合を増やすことで、ロックウールを包み込むセメントスラリーの量が増えるから、耐火被覆材の吹付け作業時に発生するロックウールの粉塵をより低減できる。
【0010】
第3の発明の耐火被覆材の吹き付け工法では、前記吹き付けガンの前記セメントスラリー吐出口からの前記セメントスラリーの吐出方向は、前記ロックウール吐出口からの前記ロックウールの吐出方向に対して、前記ロックウール吐出口側に5°以上12°以下傾斜していることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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