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公開番号
2025050048
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023158619
出願日
2023-09-22
発明の名称
印刷装置
出願人
株式会社SCREENホールディングス
代理人
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250327BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】印刷媒体の巻き取り時に巻きずれを抑制するためのダミー印刷画像を、印刷装置の制御部が自動的に作成し、かつ、ダミー印刷画像の印刷に使用されるインク量を抑えることができる技術を提供する。
【解決手段】印刷装置の制御部50は、ダミー印刷画像作成部56と、印刷制御部57とを有する。ダミー印刷画像作成部56は、印刷媒体の実印刷領域に印刷すべき実印刷画像D1に基づいて、実印刷領域の幅方向の側方の領域に印刷すべきダミー印刷画像D2を作成する。印刷制御部57は、実印刷画像D1およびダミー印刷画像D2を印刷するように、搬送機構10およびインクジェットヘッド311,321を制御する。ダミー印刷画像作成部56は、実印刷画像D1の印字率に応じた印字率のダミー印刷画像D2を作成する。これにより、ダミー印刷画像D2の印刷に使用されるインク量が過大となることを抑制できる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
長尺帯状の印刷媒体を、長手方向に沿う搬送方向に搬送する搬送機構と、
前記搬送機構により搬送される前記印刷媒体に向けて、前記印刷媒体の幅方向に配列されたノズルからインク滴を吐出して、前記印刷媒体に画像を印刷するインクジェットヘッドと、
前記搬送機構および前記インクジェットヘッドを制御する制御部と、
を備え、
前記搬送機構は、
前記インクジェットヘッドよりも搬送方向の下流側において印刷媒体を巻き取る巻き取りローラ
を有し、
前記制御部は、
印刷媒体の実印刷領域に印刷すべき実印刷画像に基づいて、実印刷領域の幅方向の側方の領域に印刷すべきダミー印刷画像を作成する、ダミー印刷画像作成部と、
前記実印刷画像および前記ダミー印刷画像を印刷するように、前記搬送機構および前記インクジェットヘッドを制御する印刷制御部と、
を有し、
前記ダミー印刷画像作成部は、前記実印刷画像の印字率に応じた印字率のダミー印刷画像を作成する、印刷装置。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の印刷装置であって、
前記ダミー印刷画像作成部は、前記搬送方向の各算出範囲において、前記ダミー印刷画像の印字率が、前記実印刷画像の印字率の最大値以上となるように、前記ダミー印刷画像の印字率を変動させる、印刷装置。
【請求項3】
請求項1に記載の印刷装置であって、
前記ダミー印刷画像作成部は、前記ダミー印刷画像の印字率の搬送方向の積算値が、前記実印刷画像の印字率の搬送方向の積算値よりも大きくなるように、前記ダミー印刷画像を作成する、印刷装置。
【請求項4】
請求項1に記載の印刷装置であって、
前記ダミー印刷画像作成部は、前記ダミー印刷画像の印字率が、前記搬送方向の後端側へ向かうにつれて次第に小さくなるように、前記ダミー印刷画像を作成する、印刷装置。
【請求項5】
請求項1に記載の印刷装置であって、
前記ダミー印刷画像作成部は、前記実印刷領域の幅方向の両側に、前記ダミー印刷画像を作成する、印刷装置。
【請求項6】
請求項1に記載の印刷装置であって、
前記ダミー印刷画像作成部は、前記実印刷画像が、前記実印刷領域内の幅方向の一方側に偏っている場合、前記実印刷領域の幅方向の他方側に、前記ダミー印刷画像を作成する、印刷装置。
【請求項7】
請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の印刷装置であって、
前記巻き取りローラと平行に配置されるニップローラ
をさらに備え、
前記ニップローラは、前記巻き取りローラに巻き取られる印刷媒体を、前記巻き取りローラへ向けて押圧する、印刷装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット方式の印刷装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、軟包装用のフィルムシートにインクジェット方式で画像を印刷する印刷装置が知られている。従来の軟包装用の印刷装置については、例えば、特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
特開2022-052068号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の印刷装置では、環境負荷を低減するために、水性顔料型のインクが使用される場合がある。ただし、軟包装用のフィルムシートはインクを吸収しないため、印刷後のフィルムシートにおいては、インクが吐出された部分の厚みが大きくなる。すなわち、印刷後のフィルムシートにおいて、印字率の高い部分は厚みが大きくなり、印字率の低い部分は厚みが小さくなる。したがって、印字率に偏りがあると、印刷後のフィルムシートを巻き取るときに、厚みの差によって巻きずれが生じる場合がある。なお、印字率とは、フィルムシートに付与される単位面積当たりのインクの量を表し、例えば、フィルムシートの全面にインクが付着した状態を100として百分率で示される値である。
【0005】
このような巻きずれを防止するためには、例えば、フィルムシートの幅方向の両端部に、包装に使用される実印刷画像とは別のダミー印刷画像を印刷することが考えられる。ダミー印刷画像を印刷すれば、フィルムシートのうち、印刷後に厚みが大きくなる部分を制御できる。これにより、フィルムシートの巻きずれを抑制できる。
【0006】
しかしながら、実印刷画像に応じた適切なダミー印刷画像を、印刷装置のユーザが作成することは難しい。また、ダミー印刷画像は、印字率を大きくして厚みを高くする方が効果的であるが、印字率を大きくし過ぎると、インクの消費量が過大となってしまう。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、印刷媒体の巻き取り時に巻きずれを抑制するためのダミー印刷画像を、印刷装置の制御部が自動的に作成し、かつ、ダミー印刷画像の印刷に使用されるインク量を抑えることができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、長尺帯状の印刷媒体を、長手方向に沿う搬送方向に搬送する搬送機構と、前記搬送機構により搬送される前記印刷媒体に向けて、前記印刷媒体の幅方向に配列されたノズルからインク滴を吐出して、前記印刷媒体に画像を印刷するインクジェットヘッドと、前記搬送機構および前記インクジェットヘッドを制御する制御部と、を備え、前記搬送機構は、前記インクジェットヘッドよりも搬送方向の下流側において印刷媒体を巻き取る巻き取りローラを有し、前記制御部は、印刷媒体の実印刷領域に印刷すべき実印刷画像に基づいて、実印刷領域の幅方向の側方の領域に印刷すべきダミー印刷画像を作成する、ダミー印刷画像作成部と、前記実印刷画像および前記ダミー印刷画像を印刷するように、前記搬送機構および前記インクジェットヘッドを制御する印刷制御部と、を有し、前記ダミー印刷画像作成部は、前記実印刷画像の印字率に応じた印字率のダミー印刷画像を作成する。
【0009】
本願の第2発明は、第1発明の印刷装置であって、前記ダミー印刷画像作成部は、前記搬送方向の各算出範囲において、前記ダミー印刷画像の印字率が、前記実印刷画像の印字率の最大値以上となるように、前記ダミー印刷画像の印字率を変動させる。
【0010】
本願の第3発明は、第1発明または第2発明の印刷装置であって、前記ダミー印刷画像作成部は、前記ダミー印刷画像の印字率の搬送方向の積算値が、前記実印刷画像の印字率の搬送方向の積算値よりも大きくなるように、前記ダミー印刷画像を作成する。
(【0011】以降は省略されています)
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