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公開番号
2025047742
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-03
出願番号
2023156420
出願日
2023-09-21
発明の名称
差動装置
出願人
株式会社SUBARU
代理人
弁理士法人青海国際特許事務所
主分類
F16H
48/08 20060101AFI20250326BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】小型化、かつ、サイドギヤの潤滑不足を抑制する。
【解決手段】差動装置は、デフケースと、デフケース内に設けられ、デフケースの回転軸線周りに回転可能なサイドギヤと、デフケース内に設けられ、デフケースの回転軸線に交差する方向に延在するピニオンシャフトと、サイドギヤと噛合し、ピニオンシャフトに設けられたピニオンギヤと、ピニオンギヤのうちデフケースの内壁と対向する対向面に立設する板部材と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
デフケースと、
前記デフケース内に設けられ、前記デフケースの回転軸線周りに回転可能なサイドギヤと、
前記デフケース内に設けられ、前記デフケースの回転軸線に交差する方向に延在するピニオンシャフトと、
前記サイドギヤと噛合し、前記ピニオンシャフトに設けられたピニオンギヤと、
前記ピニオンギヤのうち前記デフケースの内壁と対向する対向面に立設する板部材と、
を有する差動装置。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記板部材は、前記対向面の中央側から外周側まで延在しており、
前記板部材のうち前記ピニオンギヤの径方向外側の端部には、前記ピニオンギヤの周方向に折れ曲がる折れ曲がり部が設けられる、
請求項1に記載の差動装置。
【請求項3】
前記板部材は、前記対向面の中央側から外周側まで延在しており、
前記ピニオンギヤの軸方向に見た場合、前記板部材は、前記ピニオンギヤの径方向に延在する対称軸に対して対称な形状を有する、
請求項1に記載の差動装置。
【請求項4】
前記デフケースの内壁のうち前記サイドギヤと対向する部分には、溝が設けられ、
前記溝は、前記サイドギヤの径方向において、前記サイドギヤの外周縁よりも径方向外側まで延在している、
請求項1に記載の差動装置。
【請求項5】
前記デフケース内において、前記板部材が前記ピニオンギヤの回転に伴って回転することによって、前記ピニオンギヤの前記対向面と前記デフケースの内壁との間に溜まっているオイルが掻き出され、前記デフケースの内壁のうち前記サイドギヤと対向する部分に供給される、
請求項1~4のいずれか一項に記載の差動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、差動装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両には、駆動源からの駆動力を伝達しつつ、左右輪の差回転を吸収する差動装置が設けられる。差動装置は、リングギヤと、デフケースと、一対のピニオンギヤと、一対のサイドギヤとを備える。リングギヤには、駆動源からの駆動力が伝達される。リングギヤは、デフケースを回転させるために設けられ、デフケースの外周面に環状に設けられる。デフケースの内部には、一対のピニオンギヤと、一対のサイドギヤが収容される。一対のピニオンギヤは、デフケース内に支持されたピニオンシャフトに回転自在に支持される。一対のサイドギヤは、一対のピニオンギヤの左右に設けられ、それぞれピニオンギヤに噛合し、左右輪に接続される。左右輪に差回転が生じると、左右輪に接続される一対のサイドギヤにも差回転が生じる。このとき、一対のサイドギヤに噛合する一対のピニオンギヤは、ピニオンシャフトの中心軸周りに回転し、これにより、左右輪の差回転を吸収することができる。
【0003】
特許文献1には、デフケースに開口を設けた差動装置について開示がある。特許文献1に記載の差動装置は、デフケースに開口を設けたことにより、当該開口からデフケース内に一対のピニオンギヤおよび一対のサイドギヤを容易に導入させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-82544号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
さらに、特許文献1に記載の差動装置では、デフケースに開口を設けたことにより、デフケース内に潤滑油を容易に導入させることができる。デフケース内に導入された潤滑油は、デフケース内の一対のピニオンギヤおよび一対のサイドギヤを潤滑する。デフケースの開口は、デフケースの外周面に設けられるリングギヤと干渉しないように、リングギヤが設けられる位置と別の位置に形成される。
【0006】
差動装置の小型化のため、例えば、デフケース外のリングギヤと、デフケース内の一対のサイドギヤのうち一方とを、径方向に重複した位置に配置することが考えられる。しかし、その場合、一対のサイドギヤのうち、リングギヤの内側に配置されたサイドギヤには、開口から導入される潤滑油が到達し難くなり、サイドギヤの潤滑不足が発生してしまうといった問題が生じる。
【0007】
そこで、本発明は、小型化、かつ、サイドギヤの潤滑不足を抑制可能な差動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の一実施形態に係る差動装置は、
デフケースと、
前記デフケース内に設けられ、前記デフケースの回転軸線周りに回転可能なサイドギヤと、
前記デフケース内に設けられ、前記デフケースの回転軸線に交差する方向に延在するピニオンシャフトと、
前記サイドギヤと噛合し、前記ピニオンシャフトに設けられたピニオンギヤと、
前記ピニオンギヤのうち前記デフケースの内壁と対向する対向面に立設する板部材と、
を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、小型化、かつ、サイドギヤの潤滑不足を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態に係る車両の構成を示す図である。
図2は、第1実施形態に係る差動装置の外観図である。
図3は、第1実施形態に係る差動装置の概略断面図である。
図4は、第1実施形態に係るピニオンギヤの外観斜視図である。
図5は、第1実施形態に係るピニオンギヤを背面側から見た概略図である。
図6は、デフケース、ピニオンギヤおよびサイドギヤの一部を示す拡大断面図である。
図7は、第2実施形態に係るピニオンギヤを背面側から見た概略図である。
図8は、第3実施形態に係るピニオンギヤを背面側から見た概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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