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公開番号
2025046048
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-02
出願番号
2023154203
出願日
2023-09-21
発明の名称
アンテナ装置
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01Q
15/08 20060101AFI20250326BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電波の利得を得つつ、電波の回り込みを防ぐためのアイソレーションを確保することが可能なアンテナ装置を提供する。
【解決手段】アンテナ装置10は、基板300と、基板300上に設けられた送信アンテナ100と、基板300上の送信アンテナ100が設けられた基板平面と同じ平面に設けられた受信アンテナ200と、を備える。また、アンテナ装置10は、基板300の基板平面に対して垂直な方向である第1方向に、送信アンテナ100から所定の長さ離れた位置に第1方向及び第1方向と反対となる第2方向に凸形状を形成した第1誘電体レンズ110を備える。さらに、アンテナ装置10は、第1方向に、受信アンテナ200から所定の長さ離れた位置に第1方向及び第2方向に凸形状を形成した第2誘電体レンズ210を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
基板と、
前記基板上に設けられた送信アンテナと、
前記基板上の前記送信アンテナが設けられた基板平面と同じ平面に設けられた受信アンテナと、
前記基板の前記基板平面に対して垂直な方向である第1方向に、前記送信アンテナから所定の長さ離れた位置に前記第1方向及び前記第1方向と反対となる第2方向に凸形状を形成した第1誘電体レンズと、
前記第1方向に、前記受信アンテナから所定の長さ離れた位置に前記第1方向及び前記第2方向に凸形状を形成した第2誘電体レンズと、
を備えるアンテナ装置。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
前記第1誘電体レンズは、前記第1方向及び前記第2方向に電界を絞り込むための焦点を生成する、請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項3】
前記第2誘電体レンズは、前記第1方向及び前記第2方向に電界を絞り込むための焦点を生成する、請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項4】
前記基板上の前記送信アンテナと、前記受信アンテナとの間に、前記基板から前記第1方向に延伸する遮蔽板を備える、請求項1~3のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンテナ装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、第5世代無線通信においては、同じ周波数上で時間ごとに送受信を行うTDD(Time Division Duplex)方式が用いられている。そのため、無線信号を中継伝送する全二重通信が可能なRoF(Radio over Fiber)の場合は、送信した電波の受信回路側への回り込が発生し、回り込んだ電波が中継されてループ状態となり発振する。この電波の回り込みを抑制させるため、電波のアイソレーションを確保して送信アンテナから受信アンテナへの回り込みを防ぐ技術が提案されている。特許文献1には、アンテナ素子間の干渉を抑制させる無線通信装置が開示されている。特許文献1に開示された無線通信装置は、アンテナから放射される指向性ビームの幅を所定方向に狭めるレンズを備え、アンテナ素子間の干渉を抑制させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-201081号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、電波は空間において伝搬損失が発生するため、遠方と通信を確立しようとするほど通信における電力を補償するための利得が求められる。しかし、特許文献1で開示された無線通信装置では、アンテナから放射される指向性ビームの方向を狭めてはいるものの、十分な利得が確保できず、遠方との通信が確保されない場合がある。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、電波の利得を得つつ、電波の回り込みを防ぐためのアイソレーションを確保することが可能なアンテナ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係るアンテナ装置は、基板と、基板上に設けられた送信アンテナと、基板上の前記送信アンテナが設けられた基板平面と同じ平面に設けられた受信アンテナと、基板の前記基板平面に対して垂直な方向である第1方向に、前記送信アンテナから所定の長さ離れた位置に前記第1方向及び前記第1方向と反対となる第2方向に凸形状を形成した第1誘電体レンズと、第1方向に、前記受信アンテナから所定の長さ離れた位置に前記第1方向及び前記第2方向に凸形状を形成した第2誘電体レンズと、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、電波の利得を得つつ、電波の回り込みを防ぐためのアイソレーションを確保することが可能なアンテナ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
通信システムにおける回り込みについて説明するための図である。
送受信アンテナの距離と、伝搬損失との関係を説明するための図である。
送信アンテナから受信アンテナへの回り込みについて説明するための図である。
遮蔽板を用いた送受信アンテナについて説明するための図である。
遮蔽板による放射パターンの制限について説明するための図である。
本実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す図である。
本実施形態に係るアンテナ装置の送受信カバレッジエリアについて説明するための図である。
遮蔽板が無い場合の送信アンテナから受信アンテナへの回り込みについて説明するための放射パターン図である。
遮蔽板を設置した場合の送信アンテナから受信アンテナへの回り込みについて、説明するための放射パターン図である。
本実施形態に係るアンテナ装置において送信アンテナから受信アンテナへの回り込みについて説明するための放射パターン図である。
レンズを有さない場合の送信アンテナから受信アンテナへの回り込みについて説明するための放射パターン図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本実施形態に係るアンテナ装置10について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。また、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
【0010】
図1は、通信システム1における回り込みについて説明するための図である。基地局20からの無線信号(電波)が届かないエリア(不感地帯)の携帯端末30に対して、無線信号を中継伝送する方法の1つに光ファイバ無線(RoF:Radio over Fiber)が挙げられる。通信システム1のRoFにおいては、受信アンテナ200で受信した無線信号がRoF_Tx50で光信号に変換され、光ファイバ40に送信される。また、通信システム1においては、RoF_Rx60で光ファイバ40からの光信号が電気信号に変換され、送信アンテナ100を介して、携帯端末30に送信される。また、通信システム1においては、携帯端末30から基地局20に対しても同様に、受信アンテナ200、RoF_Tx50、光ファイバ40、RoF_Rx60、及び送信アンテナ100を介して、無線信号が送信される。
(【0011】以降は省略されています)
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