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公開番号2025056468
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023165962
出願日2023-09-27
発明の名称冷却構造付き導電部材
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01L 23/473 20060101AFI20250401BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】軽量化及び小型化することができる冷却構造付き導電部材を提供する。
【解決手段】冷却構造付き導電部材1が、導体板11と、導体板11の一部形状11aに沿って延在し、冷媒が流れる冷媒流路1aの一部を構成する流路溝121が設けられた形状を有し、絶縁性の樹脂で形成された溝部材12と、流路溝121の溝開口121aを塞ぐことで冷媒流路1aを構成する金属製のカバーであって、導体板11が重ねられる金属カバー13と、金属カバー13に設けられた一対の冷媒出入口14と、金属カバー13及び導体板15の相互間に挟まれて金属カバー13及び導体板11に密着した伝熱材15と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
導電性金属で帯板状に形成され、一端側が所定の電気電子部品の部品端子に接続され、他端側が前記電気電子部品の電気的接続対象に接続されて通電する導体板と、
前記導体板における長さ方向の少なくとも一部形状に沿って延在し、冷媒が流れる冷媒流路の一部を構成する流路溝が設けられた形状を有し、絶縁性の樹脂で形成された溝部材と、
前記溝部材における前記流路溝の溝開口を塞ぐことで前記冷媒流路を構成する金属製のカバーであって、前記導体板が重ねられる金属カバーと、
前記冷媒流路に前記冷媒を流すために前記溝部材及び前記金属カバーの少なくとも一方に設けられた一対の冷媒出入口と、
前記金属カバー及び前記導体板の相互間に挟まれて前記金属カバー及び前記導体板に密着した伝熱材と、
を備えたことを特徴とする冷却構造付き導電部材。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記溝部材は、前記溝開口における少なくとも一部の開口縁が、前記金属カバーを嵌め込み可能な段差状に凹んだ形状を有しており、
前記導体板が、前記伝熱材を間に挟んで前記金属カバーに重ねられた状態で前記溝部材の前記溝開口の周囲部分に接合されていることを特徴とする請求項1に記載の冷却構造付き導電部材。
【請求項3】
前記金属カバーは、前記冷媒流路側の面が凹凸面となっていることを特徴とする請求項1に記載の冷却構造付き導電部材。
【請求項4】
前記金属カバーは、前記導体板側の面が凹凸面となっており、
前記伝熱材が、前記導体板側の凹凸面及び前記導体板の相互間に挟まれて前記導体板側の凹凸面及び前記導体板に密着していることを特徴とする請求項1に記載の冷却構造付き導電部材。
【請求項5】
前記溝部材における前記流路溝が、前記導体板から外れて突出する突出溝部分を一対有しており、
前記一対の冷媒出入口が、前記金属カバーにおいて一対の前記突出溝部分を塞ぐ一対の突出カバー部分に一対一に立設された筒状突起であることを特徴とする請求項1に記載の冷却構造付き導電部材。
【請求項6】
前記冷媒が、導電性の流体であり、
前記金属カバーは、前記冷媒流路の内側を向く面に前記冷媒に対する絶縁処理が施されていることを特徴とする請求項1に記載の冷却構造付き導電部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気電子部品の部品端子を電気的接続対象に、自身の冷却を行いつつ接続する冷却構造付き導電部材に関するものとなっている。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電気電子部品の部品端子を電気的接続対象に接続する導電部材の熱を、装置筐体の底壁に伝えて放熱する冷却構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1の冷却構造は、金属製の導電部材の熱を、絶縁部材を介して底壁に伝熱させて、漏電を防止しつつ、導電部材の放熱を行う構造となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-127302号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上述の装置筐体の底壁で熱を放熱する冷却構造を採用した冷却構造付き導電部材は、このような放熱に十分な厚みと広さを有するように底壁を形成する必要があり、重量が嵩み大型化しがちである。
【0005】
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、軽量化及び小型化することができる冷却構造付き導電部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、冷却構造付き導電部材は、導電性金属で帯板状に形成され、一端側が所定の電気電子部品の部品端子に接続され、他端側が前記電気電子部品の電気的接続対象に接続されて通電する導体板と、前記導体板における長さ方向の少なくとも一部形状に沿って延在し、冷媒が流れる冷媒流路の一部を構成する流路溝が設けられた形状を有し、絶縁性の樹脂で形成された溝部材と、前記溝部材における前記流路溝の溝開口を塞ぐことで前記冷媒流路を構成する金属製のカバーであって、前記導体板が重ねられる金属カバーと、前記冷媒流路に前記冷媒を流すために前記溝部材及び前記金属カバーの少なくとも一方に設けられた一対の冷媒出入口と、前記金属カバー及び前記導体板の相互間に挟まれて前記金属カバー及び前記導体板に密着した伝熱材と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
上述の冷却構造付き導電部材によれば、軽量化及び小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る冷却構造付き導電部材を示す斜視図である。
図1に示されている冷却構造付き導電部材の分解斜視図である。
図1中のV11-V11線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、冷却構造付き導電部材の一実施形態について説明する。
【0010】
図1は、一実施形態に係る冷却構造付き導電部材を示す斜視図であり、図2は、図1に示されている冷却構造付き導電部材の分解斜視図である。また、図3は、図1中のV11-V11線に沿った断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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