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公開番号2025035777
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2023143031
出願日2023-09-04
発明の名称端子金具
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 4/02 20060101AFI20250307BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電線の芯線を接合させる際の作業性を向上させる端子金具を提供する。
【解決手段】端子金具1は、相手側端子の一部を接続する接点部11と、接点部11と一体であり、電線100の芯線101を溶接により接合させる接合部12とを有する。接合部12は、鈍角となる曲げ角度θを規定する第1内面12bと第2内面12cとを含み、曲げ線12aに対して直交する断面形状がV字形であるV形板である。第1内面12b及び第2内面12cは、平面である。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
相手側端子の一部を接続する接点部と、
前記接点部と一体であり、電線の芯線を溶接により接合させる接合部と、を有し、
前記接合部は、鈍角となる曲げ角度を規定する第1内面と第2内面とを含み、曲げ線に対して直交する断面形状がV字形であるV形板であり、
前記第1内面及び前記第2内面は、平面である、端子金具。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記曲げ角度は、前記芯線が前記曲げ線の延伸方向に沿った姿勢で前記接合部に載置されたときに、前記第1内面と前記第2内面とに接するように設定される、請求項1に記載の端子金具。
【請求項3】
前記接合部は、前記第1内面と前記第2内面との間に、前記曲げ線を含みつつ当該曲げ線を基準とした対称形状を有する曲面部を含む、請求項2に記載の端子金具。
【請求項4】
前記芯線の導体径をDとし、前記曲面部の曲率半径をRとすると、
前記曲率半径は、(D/4)<R<Dの条件を満たす、請求項3に記載の端子金具。
【請求項5】
前記接点部を形成する板部の厚みを第1厚みと規定し、
前記接合部の厚みを第2厚みと規定すると、
前記第2厚みは、前記第1厚みよりも厚い、請求項1又は2に記載の端子金具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子金具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の車両では、電線を所定の部位に接続するための部品として、電線の端末に取り付けられる端子金具が用いられている。特許文献1は、電線の端末で露出した芯線を一つの平面である支持面にはんだにより接合させる端子金具に関する技術を開示している。特許文献1に開示の端子金具では、芯線の接合に先立ち、電線の被覆を導入溝が把持することで、支持面に対して芯線が位置決めされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-111509号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の端子金具では、例えば、芯線を接合する前に、電線に曲がり癖があったり、芯線にほつれが生じていたりした場合、支持面上の接合加工範囲に芯線の位置を合わせることができないこともあり得る。そのため、芯線を接合する前に、芯線のほつれを修正する作業、カメラによる接合位置の検出作業、又は、接合対象側又は接合機側での位置補正などの各種工程が必要となる。つまり、芯線の接合に係る作業時間又は作業コストの増加など、接合に係る作業性全般に困難が生じ得る。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、電線の芯線を接合させる際の作業性を向上させる端子金具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る端子金具は、相手側端子の一部を接続する接点部と、接点部と一体であり、電線の芯線を溶接により接合させる接合部と、を有し、接合部は、鈍角となる曲げ角度を規定する第1内面と第2内面とを含み、曲げ線に対して直交する断面形状がV字形であるV形板であり、第1内面及び第2内面は、平面である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、電線の芯線を接合させる際の作業性を向上させる端子金具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る端子金具の斜視図である。
第1実施形態に係る端子金具の背面図である。
電線が理想形状にある場合の芯線が接合される状態を示す平面図である。
電線に曲がり癖がある場合の芯線が接合される状態を示す平面図である。
ほつれがある場合の芯線が接合される状態を示す平面図である。
曲げ角度が100°の場合の芯線を載置した接合部の断面図である。
曲げ角度が120°の場合の芯線を載置した接合部の断面図である。
曲げ角度が160°の場合の芯線を載置した接合部の断面図である。
曲げ角度に対する中心面からの芯線の軸ズレ量を示すグラフである。
第2実施形態に係る端子金具の斜視図である。
第2実施形態に係る端子金具の背面図である。
曲率半径が芯線の導体径の2分の1の値である接合部の断面図である。
曲率半径が芯線の導体径の値である接合部の断面図である。
曲率半径が芯線の導体径の4分の1の値である接合部の断面図である。
芯線の導体径が大きい場合の接合前の接合部の断面図である。
芯線の導体径が大きい場合の接合後の接合部の断面図である。
第3実施形態に係る端子金具の素材となる金属板材の斜視図である。
第3実施形態に係る端子金具の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて各実施形態に係る端子金具について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
【0010】
(第1実施形態)
図1A及び図1Bは、第1実施形態に係る端子金具1を示す図である。図1Aは、端子金具1の斜視図である。図1Bは、端子金具1の延伸方向に沿って接合部12側を見たときの端子金具1の背面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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