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公開番号
2025036799
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-17
出願番号
2023143338
出願日
2023-09-05
発明の名称
電気接続箱
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
12/58 20110101AFI20250310BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】はんだ付けの際に金属端子の姿勢を適切に維持可能な端子接続構造を有する電気接続箱を提供する。
【解決手段】本発明に係る電気接続箱CUは、第1接続端部51が第1端子部511と第2端子部512とに分岐形成されると共に、第1端子部511及び第2端子部512にそれぞれ折り曲げ形成された第1折曲部511a及び第2折曲部512aが端子挿通孔11の内周面110に弾性的に接触可能な構成となっている。すなわち、第1端子部511及び第2端子部512の弾性変形に基づくばね作用により、端子挿通孔11において第1接続端部51を自立保持することが可能となっている。この自立保持により、第1接続端部51のはんだ付け時に第1接続端部51が先端部51b側から流れ込むはんだSの噴流に対抗可能となり、第1接続端部51の姿勢を安定的に保持することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
端子挿通孔を有する基板に金属端子の長手方向の一端側の接続端部である第1接続端部を挿入してはんだ付けすることによって前記基板と前記金属端子とが電気的に接続される端子接続構造を有する電気接続箱であって、
前記金属端子は、
前記端子挿通孔から露出し、前記第1接続端部と前記第1接続端部とは前記長手方向の反対側の第2接続端部とを繋ぐ端子本体と、
前記第1接続端部が二股状に分岐して形成されると共に、それぞれ基端部が互いに拘束された固定端であって、かつ先端部が互いに拘束されない自由端として構成された一対の第1端子部及び第2端子部と、
を有し、
前記第1端子部は、前記長手方向の中間部が前記端子挿通孔の径方向外側へ突出するように折り曲げて形成され、前記端子挿通孔の内周面に対して弾性的に接触可能な第1折曲部を有し、
前記第2端子部は、前記長手方向の中間部が前記第1折曲部とは反対側へ突出するように折り曲げて形成され、前記端子挿通孔の内周面に対して弾性的に接触可能な第2折曲部を有する、
ことを特徴とする電気接続箱。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電気接続箱であって、
前記第1折曲部は、前記端子本体の厚さ方向の一方側へ突出するように概ねく字形状に折り曲げられてなり、
前記第2折曲部は、前記端子本体の厚さ方向の他方側へ突出するように概ねく字形状に折り曲げられてなる、
ことを特徴とする電気接続箱。
【請求項3】
請求項1に記載の電気接続箱であって、
前記端子本体は、前記端子本体の前記第1端子部及び前記第2端子部との境界部に、前記第1端子部及び前記第2端子部の各基端部に向かって先細り状に形成されて前記端子挿通孔に対する前記第1端子部及び前記第2端子部の挿入状態において前記端子挿通孔の孔縁に接触可能なテーパ部を有する、
ことを特徴とする電気接続箱。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の電気接続箱であって、
前記第2接続端部は、前記基板に形成される電気回路を保護する保護部品に接続される、
ことを特徴とする電気接続箱。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気接続箱に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の電気接続箱としては、例えば以下の特許文献に記載されたものが知られている。
【0003】
概略を説明すれば、この電気接続箱では、図4に示すように、金属端子5の長手方向の一端部である第1接続端部51が、端子挿通孔11内に挿入され、はんだ付けにより基板1に設けられた電気回路(図示外)と電気的に接続されている。他方、金属端子5の長手方向の他端部である第2接続端部(図示外)側は、基板1上に設けられた端子支持部(図示外)によって非固定状態に支持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-012850号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記従来の電気接続箱では、前記はんだ付けの前工程にて、金属端子5の第1接続端部51が単に端子挿通孔11に挿入されただけの状態となっている。このため、前記はんだ付けの際に、金属端子5の先端部51b側から流れ込むはんだSの噴流に押圧されて金属端子5の浮きや傾きが生ずるなど、金属端子5の姿勢を適切に維持することが困難であった。これにより、前記はんだ付けの信頼性が低下しまうおそれがあり、なおも改善の余地を残していた。
【0006】
本発明は、かかる技術的課題に着目して案出されたものであり、はんだ付けの際に金属端子の姿勢を適切に維持可能な端子接続構造を有する電気接続箱を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、その一態様として、子挿通孔を有する基板に金属端子の長手方向の一端側の接続端部である第1接続端部を挿入してはんだ付けすることによって前記基板と前記金属端子とが電気的に接続される端子接続構造を有する電気接続箱であって、前記金属端子は、前記端子挿通孔から露出し、前記第1接続端部と前記第1接続端部とは前記長手方向の反対側の第2接続端部とを繋ぐ端子本体と、前記第1接続端部が二股状に分岐して形成されると共に、それぞれ基端部が互いに拘束された固定端であって、かつ先端部が互いに拘束されない自由端として構成された一対の第1端子部及び第2端子部と、を有し、前記第1端子部は、前記長手方向の中間部が前記端子挿通孔の径方向外側へ突出するように折り曲げて形成され、前記端子挿通孔の内周面に対して弾性的に接触可能な第1折曲部を有し、前記第2端子部は、前記長手方向の中間部が前記第1折曲部とは反対側へ突出するように折り曲げて形成され、前記端子挿通孔の内周面に対して弾性的に接触可能な第2折曲部を有している。
【0008】
このように、本発明では、第1接続端部が、それぞれ先端側が自由端により構成された第1端子部と第2端子部に分岐形成されると共に、当該第1端子部及び第2端子部にそれぞれ設けられた第1折曲部及び第2折曲部が、端子挿通孔の内周面に弾性的に接触する構成となっている。すなわち、第1端子部及び第2端子部の弾性変形に基づくばね作用により、端子挿通孔において第1接続端部を自立した状態で保持することが可能となっている。この自立保持により、第1接続端部のはんだ付け時において第1接続端部が当該第1接続端部の先端側から流れ込むはんだの噴流に対して対抗可能となり、第1接続端部の姿勢を安定的に保持することができる。
【0009】
また、前記電気接続箱の別の態様として、前記第1折曲部は、前記端子本体の厚さ方向の一方側へ突出するように概ねく字形状に折り曲げられてなり、前記第2折曲部は、前記端子本体の厚さ方向の他方側へ突出するように概ねく字形状に折り曲げられてなることが好ましい。
【0010】
このように、本発明では、第1折曲部及び第2折曲部が概ねく字形状に折り曲げ形成されている。このため、第1折曲部及び第2折曲部を、端子挿通孔の内周面に対して線接触させ、端子挿通孔の内周面に対する第1折曲部及び第2折曲部の接触面積を低減することが可能となる。これにより、第1折曲部及び第2折曲部を端子挿通孔の内周面に面接触させる態様と比べて、端子挿通孔に第1接続端部を挿入する際の端子挿通孔の内周面に対する第1折曲部及び第2折曲部の摩擦抵抗が低減され、端子挿通孔に対する第1接続端部の挿入性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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