TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025053975
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023163120
出願日
2023-09-26
発明の名称
スライドドア用給電装置
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
H02G
11/00 20060101AFI20250331BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】車室内からの見栄えとドア設置部品の搭載性を向上させること。
【解決手段】渡り部11を下端502aよりも車両下側を通してドアトリム502の内側に引き入れるワイヤハーネス10と、渡り部をスライドドア500側に引き出させる車体側プロテクタ20と、渡り部をドア全閉時に閉動作方向に位置する導入部31に向けて配策させる部材であり、導入部に引き入れた渡り部のドア側端部を車両上方に向けて円筒部32から引き出させるドア側プロテクタ30と、円筒部の筒軸を第1回転軸R1の軸線とし、ドア開閉に伴い渡り部のドア側端部から受けた力でドア側プロテクタを円筒部の軸周りに回転させる軸受部41、及び、車幅方向を第2回転軸R2の軸線とした回転軸部42を有する回転部材40と、インナパネル501に固定され、かつ、回転部材を回転軸部の軸周りに回転させる軸受部51を有する固定部材50と、を備えること。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車体とスライドドアとの間を渡す渡り部を有し、前記渡り部をドアトリムの下端よりも車両下側を通して前記ドアトリムの内側に引き入れるワイヤハーネスと、
前記車体に固定され、かつ、前記渡り部の車体側端部を挿通させると共に前記渡り部を前記スライドドア側に引き出させる車体側プロテクタと、
前記ドアトリムの内側に引き入れた前記渡り部を前記スライドドアのドア全閉時に前記スライドドアの閉動作方向に位置する導入部に向けて配策させる部材であり、前記導入部に引き入れた前記渡り部のドア側端部を車両上方に向けて円筒部から引き出させるドア側プロテクタと、
前記円筒部の筒軸を第1回転軸の軸線とし、前記ドア側プロテクタが前記スライドドアのドア開閉に伴い前記渡り部の前記ドア側端部から受けた力で前記ドア側プロテクタを前記円筒部の軸周りに回転させる軸受部、及び、車幅方向を第2回転軸の軸線とした回転軸部を有する回転部材と、
前記スライドドアのインナパネルに固定され、かつ、前記回転部材が前記ドア側プロテクタを介して前記渡り部の前記ドア側端部から受けた力で前記回転部材を前記回転軸部の軸周りに回転させる軸受部を有する固定部材と、
を備えることを特徴としたスライドドア用給電装置。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記渡り部は、前記ドア全閉時に前記ドアトリムの前記下端における前記スライドドアの開動作方向に位置する隅部よりも車両下側を通して前記ドアトリムの内側に引き入れることを特徴とした請求項1に記載のスライドドア用給電装置。
【請求項3】
前記渡り部は、前記ドア全閉時に前記ドアトリムの前記下端における前記スライドドアの開動作方向に位置する隅部よりも車両下側を通して前記ドアトリムの内側に引き入れ、かつ、全閉位置の前記スライドドアの開動作に伴い、前記ドアトリムの前記下端よりも車両下側での通過位置を前記隅部から前記閉動作方向に向けて変位させることを特徴とした請求項1に記載のスライドドア用給電装置。
【請求項4】
前記車体側プロテクタは、前記車体のサイドシルの上壁よりも車両下側に設置され、
前記車体側プロテクタから引き出された前記渡り部は、前記サイドシルの側壁を介して前記スライドドア側に渡されることを特徴とした請求項1、2又は3に記載のスライドドア用給電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スライドドア用給電装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の車両には、車体側の電源(二次電池等)をスライドドア側のスイッチや電装部品などに電気接続させるスライドドア用給電装置が搭載されている。このスライドドア用給電装置においては、その電気接続をワイヤハーネスが担っており、このワイヤハーネスの渡り部が車体とスライドドアとの間で渡されている(下記の特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-19386号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えば、従来のスライドドア用給電装置においては、スライドドア側におけるワイヤハーネスの固定位置がサイドシル上のスカッフプレートよりも車両上方に設定されている場合、スライドドアが全閉位置のときに車室内で渡り部が露出してしまう。このため、この従来のスライドドア用給電装置においては、スライドドアが全閉位置のときに車室内から渡り部が視認できるので、見栄えの点で好ましくない。更に、この従来のスライドドア用給電装置においては、その渡り部が車室内の乗員に触れられる位置にあるので、ワイヤハーネスの耐久性の観点で好ましくない。また、別の従来のスライドドア用給電装置においては、渡り部をスライドドアのドアトリムの内側に引き込み、その先の端部を一軸の回転機構に保持させる。そして、このスライドドア用給電装置においては、その回転機構をスライドドアの開閉時に作動させて、その動きに渡り部をドアトリムの内側で追従させることによって、ドアトリムの下端を車両下方に下げることができる。しかしながら、この従来のスライドドア用給電装置においては、ドアトリムの下端とスカッフプレートとの間を狭めることができるので、見栄えの点で好ましいが、その反面、ドアトリムの内側での回転機構の作動範囲が広く、この回転機構のドアトリムの内側での占有スペースが大きくなるので、スライドドアに設置するドア設置部品(スピーカ等の電装部品、ドリンクホルダ等)の搭載性を低下させてしまう。
【0005】
そこで、本発明は、車室内からの見栄えとドア設置部品の搭載性を向上させるスライドドア用給電装置を提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、車体とスライドドアとの間を渡す渡り部を有し、前記渡り部をドアトリムの下端よりも車両下側を通して前記ドアトリムの内側に引き入れるワイヤハーネスと、前記車体に固定され、かつ、前記渡り部の車体側端部を挿通させると共に前記渡り部を前記スライドドア側に引き出させる車体側プロテクタと、前記ドアトリムの内側に引き入れた前記渡り部を前記スライドドアのドア全閉時に前記スライドドアの閉動作方向に位置する導入部に向けて配策させる部材であり、前記導入部に引き入れた前記渡り部のドア側端部を車両上方に向けて円筒部から引き出させるドア側プロテクタと、前記円筒部の筒軸を第1回転軸の軸線とし、前記ドア側プロテクタが前記スライドドアのドア開閉に伴い前記渡り部の前記ドア側端部から受けた力で前記ドア側プロテクタを前記円筒部の軸周りに回転させる軸受部、及び、車幅方向を第2回転軸の軸線とした回転軸部を有する回転部材と、前記スライドドアのインナパネルに固定され、かつ、前記回転部材が前記ドア側プロテクタを介して前記渡り部の前記ドア側端部から受けた力で前記回転部材を前記回転軸部の軸周りに回転させる軸受部を有する固定部材と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るスライドドア用給電装置は、スライドドアを開閉する際の渡り部の動きを第1回転軸と第2回転軸による二軸の回転機構(ドア側プロテクタ、回転部材、固定部材)の動きに追従させる。これにより、本発明に係るスライドドア用給電装置は、スライドドアを開閉する際の渡り部の露出を最小限に抑えることができるので、車室内からの見栄えを向上させることができる。そして、本発明に係るスライドドア用給電装置は、従来の一軸の回転機構の作動範囲よりも作動範囲が狭い二軸の回転機構を設けているので、従来のものと比較して、その二軸の回転機構のドアトリムの内側での占有スペースの縮小化が可能であり、ドア設置部品(スピーカ等の電装部品、ドリンクホルダ等)の搭載性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態のスライドドア用給電装置を示す斜視図であり、スライドドアが全閉位置のときを表している。
図2は、実施形態のスライドドア用給電装置を車室内から見た平面図であり、スライドドアが全閉位置のときを表している。
図3は、実施形態のスライドドア用給電装置の回転機構(ドア側プロテクタ、回転部材、固定部材)について説明する説明図であり、スライドドアが全閉位置のときを表している。
図4は、実施形態のスライドドア用給電装置を車室内から見た平面図であり、スライドドアが全開位置になる前の状態を表している。
図5は、実施形態のスライドドア用給電装置を車室内から見た平面図であり、スライドドアが全開位置のときを表している。
図6は、実施形態のスライドドア用給電装置を車室内から見た平面図であり、スライドドアが半開位置のときを表している。
図7は、実施形態のスライドドア用給電装置の回転機構(ドア側プロテクタ、回転部材、固定部材)について説明する説明図であり、スライドドアが半開位置のときを表している。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係るスライドドア用給電装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
[実施形態]
本発明に係るスライドドア用給電装置の実施形態の1つを図1から図7に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
矢崎総業株式会社
配電装置
5日前
矢崎総業株式会社
配索構造
2日前
矢崎総業株式会社
配索構造
2日前
矢崎総業株式会社
配索構造
1日前
矢崎総業株式会社
配索構造
2日前
矢崎総業株式会社
配索構造
2日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1日前
矢崎総業株式会社
配索構造
2日前
矢崎総業株式会社
配索構造
2日前
矢崎総業株式会社
端子接続構造
今日
矢崎総業株式会社
車両用充電装置
6日前
矢崎総業株式会社
ジョイント端子
5日前
矢崎総業株式会社
ヒューズブロック
2日前
矢崎総業株式会社
コネクタユニット
今日
矢崎総業株式会社
コネクタ嵌合構造
1日前
矢崎総業株式会社
コネクタユニット
今日
矢崎総業株式会社
冷却構造付き導電部材
1日前
矢崎総業株式会社
スライドドア用給電装置
2日前
矢崎総業株式会社
端子、コネクタ、基板組立体
1日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱およびワイヤハーネス
1日前
矢崎総業株式会社
めっき付き炭素材料及びその製造方法
1日前
矢崎総業株式会社
シールド外装シート及びワイヤーハーネス
1日前
矢崎総業株式会社
運転支援装置、運転支援システム、及び運転支援方法
1日前
矢崎総業株式会社
運転支援装置、運転支援システム、及び運転支援方法
1日前
矢崎総業株式会社
情報提示装置、情報提示システム、情報提示方法、及びプログラム
1日前
矢崎総業株式会社
運転評価装置、運転評価システム、運転評価方法、及びプログラム
1日前
矢崎総業株式会社
運行分析装置、運行分析システム、運行分析方法、及びプログラム
1日前
個人
ファスナー式コード束ね
今日
個人
回転電気装置及び発電装置
1日前
株式会社コスメック
自立発電装置
1日前
株式会社豊田自動織機
回転電機のロータ
今日
高周波熱錬株式会社
電源装置
今日
高周波熱錬株式会社
電源装置
今日
ニデック株式会社
ステータ、モータ及びドローン
今日
株式会社村田製作所
電源装置及びプログラム
1日前
豊田合成株式会社
太陽光発電給電装置
1日前
続きを見る
他の特許を見る