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公開番号2025059356
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169402
出願日2023-09-29
発明の名称2芯ツイストシールドケーブル
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01B 11/06 20060101AFI20250403BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】伝送特性の悪化を抑制することが可能な2芯ツイストシールドケーブルを提供する。
【解決手段】導体11及び導体11を被覆した絶縁体12を有し撚り合わされた2本の絶縁電線10と、2本の絶縁電線10の周囲に設けられた金属箔シールド20と、金属箔シールド20の外周に設けられたシース40とを備え、2本の絶縁電線10の中心同士の距離をDとし、2本の絶縁電線10の撚りピッチをwpitchとし、絶縁体12の誘電率をεrとし、真空の透磁率をμrとした場合、
【数1】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025059356000007.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">20</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">123</com:WidthMeasure> </com:Image>
により求められるサックアウト周波数fが5GHz以上とされている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
導体及び前記導体を被覆した絶縁体を有し、撚り合わされた2本の絶縁電線と、
前記2本の絶縁電線の周囲に設けられた金属箔シールドと、
前記金属箔シールドの外周に設けられたシースと、を備え、
前記2本の絶縁電線の中心同士の距離をDとし、前記2本の絶縁電線の撚りピッチをwpitchとし、前記絶縁体の誘電率をεrとし、真空の透磁率をμrとした場合、
JPEG
2025059356000005.jpg
20
123
により求められるサックアウト周波数fが5GHz以上とされている
ことを特徴とする2芯ツイストシールドケーブル。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記2本の絶縁電線の撚りピッチwpitchは、15mm以上とされている
ことを特徴とする請求項1に記載の2芯ツイストシールドケーブル。
【請求項3】
前記金属箔シールドは、前記2本の絶縁電線上に横巻きで設けられ、
光速をcとし、前記金属箔シールドの巻きピッチをmpitchとした場合、
JPEG
2025059356000006.jpg
19
125
により求められるサックアウト周波数fが5GHz以上とされている
ことを特徴とする請求項1に記載の2芯ツイストシールドケーブル。
【請求項4】
前記2本の絶縁電線の前記絶縁体は、発泡されたもので構成され、平均発泡径が断面方向で30μm以下であって、長手方向で60μm以下とされている
ことを特徴とする請求項1に記載の2芯ツイストシールドケーブル。
【請求項5】
前記2本の絶縁電線の前記導体は、メッキが施されていない1層構造によって構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の2芯ツイストシールドケーブル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、2芯ツイストシールドケーブルに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、導体と導体を被覆した絶縁体とを有した2本の絶縁電線を撚り合わせ、撚り合わせた2本の絶縁電線上に金属箔シールドを設けた2芯ツイストシールドケーブルが提案されている(例えば特許文献1,2参照)。このような2芯ツイストシールドケーブルは、2芯がツイストされず平行となる2芯平行シールドケーブルと比較して、特定方向に曲げ難くなることがなく、可撓性を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-61766号公報
特開2021-174742号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、2芯ツイストシールドケーブルにおいては、サックアウト(特定の周波数での大幅な減衰量増加)が発生することが知られている。このため、2芯ツイストシールドケーブルは特定の周波数(サックアウト周波数)において極端に伝送特性が悪化してしまう。
【0005】
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その発明の目的とするところは、伝送特性の悪化を抑制することが可能な2芯ツイストシールドケーブルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る2芯ツイストシールドケーブルは、導体及び前記導体を被覆した絶縁体を有し、撚り合わされた2本の絶縁電線と、前記2本の絶縁電線の周囲に設けられた金属箔シールドと、前記金属箔シールドの外周に設けられたシースと、を備え、前記2本の絶縁電線の中心同士の距離をDとし、前記2本の絶縁電線の撚りピッチをwpitchとし、前記絶縁体の誘電率をεrとし、真空の透磁率をμrとした場合、
JPEG
2025059356000002.jpg
17
107
により求められるサックアウト周波数fが5GHz以上とされている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、伝送特性の悪化を抑制することが可能な2芯ツイストシールドケーブルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る2芯ツイストシールドケーブルを含むワイヤーハーネスの斜視図である。
図1に示した2芯ツイストシールドケーブルを示す斜視図である。
2芯ツイストシールドケーブルの撚りピッチを変化させたときのサックアウト周波数を示す第1のグラフである。
2芯ツイストシールドケーブルの撚りピッチを変化させたときのサックアウト周波数を示す第2のグラフである。
撚りピッチと反射損失との相関を示すグラフである。
金属箔シールドの巻きピッチを変化させたときのサックアウト周波数を示すグラフである。
金属箔シールドの巻きピッチを固定し誘電率のみを変化させたときのサックアウト周波数を示すグラフである。
絶縁電線を構成する絶縁体の発泡径とサックアウトとの相関を示すグラフである。
長期耐久試験前後の挿入損失を示すグラフであり、導体が内部金属にメッキを施した2層構造である場合を示している。
長期耐久試験前後の挿入損失を示すグラフであり、導体がメッキを有しない1層構造である場合を示している。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用されていることはいうまでもない。
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る2芯ツイストシールドケーブルを含むワイヤーハーネスの斜視図である。図1に示すように、ワイヤーハーネスWHは、2芯ツイストシールドケーブル1と、他のケーブルO等の他部材を備えて構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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