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公開番号2025043913
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-01
出願番号2023151511
出願日2023-09-19
発明の名称補修塗装用無人飛行体
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E04G 23/02 20060101AFI20250325BHJP(建築物)
要約【課題】建物の補修塗装に用いられ、従来よりもシンプルな構成からなる補修塗装用無人飛行体を提供する。
【解決手段】無人飛行体1は、建物Bの塗装工事に用いられ、塗装が行われた外壁B1(塗装対象物)の面に補修塗装を行う。無人飛行体1は、その本体に取り付けられ、外壁B1の面に押し当てて塗料を塗布する塗装ユニット80を備えている。塗装ユニット80は、無人飛行体1の本体から水平方向の外側に突出し、外壁B1の面に押し当てることで外壁B1の面に塗料を塗り付ける塗布部82を有している。また、無人飛行体1は、その本体に設けられ、塗装ユニット80を着脱可能に保持するホルダー70を備えている。ホルダー70は、塗布部82が外壁B1の面に押し当てられたときに、塗布部82の突出方向において塗装ユニット80の移動を規制する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建物の塗装工事に用いられ、塗装が行われた塗装対象物の面に補修塗装を行うための無人飛行体であって、
前記無人飛行体の本体に取り付けられ、前記塗装対象物の面に押し当てて塗料を塗布する塗装ユニットを備え、
前記塗装ユニットは、前記無人飛行体の本体から水平方向の外側に突出し、前記塗装対象物の面に押し当てることで前記塗装対象物の面に塗料を塗り付ける塗布部を有することを特徴とする補修塗装用無人飛行体。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記無人飛行体の本体に設けられ、前記塗装ユニットを着脱可能に保持するホルダーを備え、
前記ホルダーは、前記塗布部が前記塗装対象物の面に押し当てられたときに、前記塗布部の突出方向において前記塗装ユニットの移動を規制することを特徴とする請求項1に記載の補修塗装用無人飛行体。
【請求項3】
前記塗布部は、前記無人飛行体の本体から前方に突出しており、
前記ホルダーは、前記無人飛行体の本体よりも下方位置に配置され、
前記ホルダーは、前記塗装ユニットを後方から保持し、前記塗装ユニットの後方移動を規制する移動規制部を有することを特徴とする請求項2に記載の補修塗装用無人飛行体。
【請求項4】
前記塗装ユニットは、
前記ホルダーによって保持されるユニット本体と、
前記ユニット本体から前方に突出し、前記無人飛行体の前端部に位置する前記塗布部と、
前記ユニット本体に設けられ、前記無人飛行体の本体の中心部に対して前記塗布部側とは反対側に位置する錘部と、を有し、
前記塗装ユニットは、前記錘部によって水平方向に沿って配置されることを特徴とする請求項2又は3に記載の補修塗装用無人飛行体。
【請求項5】
前記塗布部は、前記塗装対象物の面に押し当てられたときに弾性変形し、染み込ませた塗料を塗り付ける塗布パッドであって、
前記塗布パッドが前記塗装対象物の面に押し当てられて弾性変形したときに、前記塗布パッドの先端部が前記無人飛行体の最も先端部に位置していることを特徴とする請求項2又は3に記載の補修塗装用無人飛行体。
【請求項6】
前記無人飛行体の本体の前面に取り付けられ、外部映像を撮像する撮像カメラと、
前記無人飛行体の本体に取り付けられる飛行ユニットと、
前記飛行ユニットを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記撮像カメラが撮像した外部映像内において補修対象部分が検出されたときに、前記飛行ユニットを制御して前記補修対象部分に前記塗布部を対向させ、前記飛行ユニットを制御して前記補修対象部分に前記塗布部を押し当てることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の補修塗装用無人飛行体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、補修塗装用無人飛行体に係り、特に、建物の塗装工事に用いられる補修塗装用無人飛行体に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建物の塗装工事において塗装が行われた外壁の面に補修塗装(タッチアップ工事とも称される。)を効率良く行うために、無人飛行体(ドローン)を用いて補修塗装を行う技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
特許文献1に記載の無人飛行体(無人航空機)は、コンクリート構造物の補修において補修対象部分(ビス打ち後の傷部分、経年劣化した部分)に補修剤を噴射する噴射ノズルを搭載している。
また、特許文献2に記載の無人航空機は、建物の補修塗装を用途としてはいないものの、流体物を吐き出す流体噴射ノズルを搭載している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-202958号公報
特開2021-98176号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1、2のような無人飛行体では、噴射ノズルを有する噴射装置を搭載しているため、比較的大型で重量化してしまい、建設現場内では好適に用いることができない虞があった。また、噴射ノズルから噴射剤を噴射したときの反動によって、無人飛行体が安定して飛行できない虞があった。大型な無人飛行体を飛行させる場合には、航空法に基づく制約を受けるほか、省庁に飛行申請を提出することも必要とされていた。
そのため、建物の補修塗装に用いられ、建設現場で利用し易いシンプルな構成からなる無人飛行体が求められていた。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、建物の補修塗装に用いられ、従来よりもシンプルな構成からなる補修塗装用無人飛行体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題は、本発明の補修塗装用無人飛行体によれば、建物の塗装工事に用いられ、塗装が行われた塗装対象物の面に補修塗装を行うための無人飛行体であって、前記無人飛行体の本体に取り付けられ、前記塗装対象物の面に押し当てて塗料を塗布する塗装ユニットを備え、前記塗装ユニットは、前記無人飛行体の本体から水平方向の外側に突出し、前記塗装対象物の面に押し当てることで前記塗装対象物の面に塗料を塗り付ける塗布部を有すること、により解決される。
上記構成により、建物の補修塗装に用いられ、従来よりもシンプルな構成からなり、建設現場で利用し易い補修塗装用無人飛行体を実現することができる。
詳しく述べると、上記無人飛行体は、無人飛行体の本体から水平方向の外側に突出し、塗装対象物の面に押し当てることで塗装対象物の面に塗料を塗り付ける塗布部(塗装ユニット)を備えている。そのため、従来のような噴射ノズル装置を搭載することなく、建物の塗装対象物の面に補修塗装を行うことができる。
例えば上記塗装ユニットであれば、小型の無人飛行体に塗装ユニットを搭載させることもできる。小型の無人飛行体を利用することで、従来よりもイニシャルコストを削減することができ、建設現場の狭小空間においても作業し易くなる。また、航空法に基づく制約を受けず、省庁に飛行申請を提出することも不要となる。
【0008】
このとき、前記無人飛行体の本体に設けられ、前記塗装ユニットを着脱可能に保持するホルダーを備え、前記ホルダーは、前記塗布部が前記塗装対象物の面に押し当てられたときに、前記塗布部の突出方向において前記塗装ユニットの移動を規制すると良い。
上記構成により、ホルダーは、塗布部が塗装対象物の面に押し当てられたときに、塗布部の突出方向において塗装ユニットの移動を規制できる。そうすることで、塗装対象物の面に塗布部を押し当てて塗料を好適に塗り付けることができる。すなわち、塗装対象物の面に塗布部を押し当てた場合であっても、塗装ユニットの位置ズレを抑制できる。
【0009】
このとき、前記塗布部は、前記無人飛行体の本体から前方に突出しており、前記ホルダーは、前記無人飛行体の本体よりも下方位置に配置され、前記ホルダーは、前記塗装ユニットを後方から保持し、前記塗装ユニットの後方移動を規制する移動規制部を有すると良い。
上記構成により、塗装対象物の面に塗布部を押し当てた場合であっても、塗装ユニットの位置ズレをより抑制できる。
【0010】
このとき、前記塗装ユニットは、前記ホルダーによって保持されるユニット本体と、前記ユニット本体から前方に突出し、前記無人飛行体の前端部に位置する前記塗布部と、前記ユニット本体に設けられ、前記無人飛行体の本体の中心部に対して前記塗布部側とは反対側に位置する錘部と、を有し、前記塗装ユニットは、前記錘部によって水平方向に沿って配置されると良い。
上記構成により、無人飛行体の本体に塗装ユニットを搭載した場合であっても、無人飛行体の重心位置(無人飛行体のバランス)を調整することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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