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公開番号
2025042973
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-28
出願番号
2023150214
出願日
2023-09-15
発明の名称
積層構造、該積層構造を備える車両用内装材、建築用内装材、又は家具、並びに積層構造の製造方法
出願人
株式会社イノアックコーポレーション
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
7/04 20190101AFI20250321BHJP(積層体)
要約
【課題】構成成分の表面への染み出しを防止する技術を提供すること。
【解決手段】本技術では、表皮材11と、前記表皮材に接着した基材12と、前記表皮材の前記基材側に存在する親水性ポリマー13と、を有する積層構造1を提供する。また、本技術に係る積層構造は、車両用内装材、建築用内装材、家具等に用いることができる。更に、本技術では、表皮材と、前記表皮材に接着した基材と、前記表皮材の前記基材側に存在する親水性ポリマーと、を有する積層構造の製造方法であって、表皮材の裏面に親水性ポリマー水溶液を塗工した後、前記表皮材と基材とを接着する工程を備える、積層構造の製造方法も提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
表皮材と、
前記表皮材に接着した基材と、
前記表皮材の前記基材側に存在する親水性ポリマーと、
を有する積層構造。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記表皮材は、表皮層と発泡体層の積層体である、請求項1に記載の積層構造。
【請求項3】
前記表皮材と前記基材とは、接着剤で接着されている、請求項1に記載の積層構造。
【請求項4】
前記基材は、繊維層及び発泡体層の積層体である、請求項1に記載の積層構造。
【請求項5】
前記基材は、発泡体である、請求項1に記載の積層構造。
【請求項6】
前記発泡体は、前記表皮材と一体成形されている、請求項5に記載の積層構造。
【請求項7】
前記表皮材は、縫製部を有する、請求項1に記載の積層構造。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか一項に記載の積層構造を備える、車両用内装材、建築用内装材、又は家具。
【請求項9】
表皮材と、前記表皮材に接着した基材と、前記表皮材の前記基材側に存在する親水性ポリマーと、を有する積層構造の製造方法であって、
表皮材の裏面に親水性ポリマーの水溶液を塗工した後、前記表皮材と基材とを接着する工程を備える、積層構造の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本技術は、積層構造、該積層構造を備える車両用内装材、建築用内装材、又は家具、並びに積層構造の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
建築分野、輸送分野、その他産業分野において、断熱用、耐熱用、遮音用、防音用、吸音用、防火用、難燃用、耐衝撃用、緩衝用、接着用等の目的で、様々な特徴を有する積層構造が開発されている。ここで、積層構造においては、各層が何等かの方法で接着されていることが多いが、用いられる環境によっては、接着に用いられている接着剤の粘性の変化や各層の物性の変化等により、接着剤や各層に含まれる成分が表面へ染み出してしまうという問題があった。
【0003】
このような問題に対し、例えば、特許文献1には、イソシアネートやプリント液などの液体が表皮材の主面上へ染み出すことを防止することを課題とし、繊維シートと界面活性剤及びバインダ樹脂を備える、表皮材であって、前記界面活性剤の層を間に介して、前記繊維シートの構成繊維の表面上に前記バインダ樹脂が存在する部分を有している、表皮材が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、フッ素系の撥油剤を使用することなく、発泡ウレタン樹脂の表皮材への浸み出しを防止することを課題とし、化学繊維からなり、目付130~200g/m
2
、厚さ1.5~2.5mm、見掛け密度0.08~0.12g/cm
3
の不織布に非フッ素系防水剤が含浸した非フッ素樹脂系 防水剤加工不織布と発泡ポリウレタンとの積層体であって、前記非フッ素樹脂系防水剤加工不織布では、前記非フッ素系防水剤が前記不織布に最も含浸している位置において、前記非フッ素系防水剤が、前記不織布の発泡ポリウレタン非積層面から厚さ方向で1/3~1/2の範囲に含浸しており、前記発泡ポリウレタンは、前記非フッ素樹脂系防水剤加工不織布の一部に含浸していることを特徴とする不織布-発泡ウレタン積層体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-137567号公報
特開2015-3445号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述のように、積層構造における構成成分の表面への染み出しを防止する技術開発は進められつつあるが、成形方法や製造条件、用いる材料などによっては、積層構造の染み出し防止効果が不十分であるといった問題があり、未だこの問題に対する技術は開発の途にあると言える。
【0007】
そこで、本技術では、構成成分の表面への染み出しを防止する技術を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明者らは、前記課題を解決するために鋭意研究を行ったところ、親水性ポリマーを用いることで、構成成分の染み出しを防止することに成功し、本技術を完成させるに至った。
【0009】
すなわち、本技術では、まず、表皮材と、前記表皮材に接着した基材と、前記表皮材の前記基材側に存在する親水性ポリマーと、を有する積層構造を提供する。
前記表皮材は、表皮層と発泡体層の積層体であってもよい。
前記表皮材と前記基材とは、接着剤で接着されていてもよい。
前記基材は、繊維層及び発泡体層の積層体であってもよい。
前記基材は、発泡体であってもよい。この場合、前記発泡体は、前記表皮材と一体成形されていてよい。
前記表皮材は、縫製部を有していてよい。
【0010】
本技術では、次に、本技術に係る積層構造を備える、車両用内装材、建築用内装材、又は家具も提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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