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公開番号2025042746
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-28
出願番号2023149858
出願日2023-09-15
発明の名称液体貯留部、液体流動機構、及び、液体吐出装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/175 20060101AFI20250321BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】透湿膜に液体が染み出すおそれが低減される液体貯留部、液体流動機構、及び、液体吐出装置を提供する。
【解決手段】液体貯留部は、吐出液及び保湿液を貯留する貯留体と、貯留体に取り付けられる透湿膜と、を備え、透湿膜は、貯留体内を吐出液室と保湿液室とに区画し、吐出液室は、吐出液が貯留される空間であり、保湿液室は、保湿液が貯留される空間であり、貯留体は、吐出液室に貯留される吐出液の液面、及び、保湿液室に貯留される保湿液の液面が、透湿膜の上端よりも下方に位置するように、吐出液及び保湿液を貯留する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
吐出液及び保湿液を貯留する貯留体と、
前記貯留体に取り付けられる透湿膜と、を備え、
前記透湿膜は、前記貯留体内を吐出液室と保湿液室とに区画し、
前記吐出液室は、吐出液が貯留される空間であり、
前記保湿液室は、保湿液が貯留される空間であり、
前記貯留体は、前記吐出液室に貯留される吐出液の液面、及び、前記保湿液室に貯留される保湿液の液面が、前記透湿膜の上端よりも下方に位置するように、吐出液及び保湿液を貯留することを特徴とする液体貯留部。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記貯留体内の圧力を変動させる圧力変動機構と接続される請求項1に記載の液体貯留部であって、
前記貯留体は、前記吐出液室の上部、又は、前記保湿液室の上部が前記圧力変動機構と通じるように、前記圧力変動機構と接続されることを特徴とする液体貯留部。
【請求項3】
請求項1に記載される液体貯留部と、
前記貯留体と接続され、前記貯留体内の圧力を変動させる圧力変動機構と、
前記貯留体と接続され、前記吐出液室と通じる吐出液流路と、を備えることを特徴とする液体流動機構。
【請求項4】
前記吐出液流路は、
前記貯留体と接続される第1接続端と、
前記貯留体と接続される第2接続端と、を有し、
前記第1接続端及び前記第2接続端は、前記吐出液室と通じることを特徴とする請求項3に記載の液体流動機構。
【請求項5】
請求項3に記載される液体流動機構と、
前記貯留体と接続され、前記吐出液室に貯留される吐出液を吐出する吐出部と、を備える液体吐出装置。
【請求項6】
前記吐出液流路は、
前記貯留体と接続される第1接続端と、
前記貯留体と接続される第2接続端と、を有し、
前記第1接続端及び前記第2接続端は、前記吐出液室と通じ、
前記吐出部は、前記吐出液流路に位置することを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記液体貯留部は、第1液体貯留部であり、
前記貯留体は、第1貯留体であり、
前記液体流動機構は、吐出液、又は、吐出液及び保湿液を貯留する第2液体貯留部と、を備え、
前記第2液体貯留部は、吐出液、又は、吐出液及び保湿液を貯留する第2貯留体を有し、
前記吐出液流路は、
前記第1貯留体及び前記第2貯留体と接続される第1接続流路と、
前記第1貯留体及び前記第2貯留体と接続される第2接続流路と、を有し、
前記吐出部は、前記第1接続流路に位置し、
前記圧力変動機構は、
前記第1貯留体内の圧力を変動させる第1変動部と、
前記第2貯留体内の圧力を変動させる第2変動部と、を有することを特徴とする請求項6に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
前記液体流動機構は、前記保湿液室に貯留される保湿液を撹拌する撹拌部を有する請求項5から請求項7の何れか一項に記載の液体吐出装置。
【請求項9】
前記撹拌部は、
前記保湿液室に貯留される保湿液が循環する撹拌流路と、
前記撹拌流路に位置する撹拌ポンプと、を有し、
前記撹拌流路は、
前記貯留体と接続される第1端と、
前記貯留体と接続される第2端と、を有し、
前記第1端及び前記第2端は、前記保湿液室と通じることを特徴とする請求項8に記載の液体吐出装置。
【請求項10】
前記透湿膜は、第1透湿膜であり、
前記吐出液室は、第1吐出液室であり、
前記保湿液室は、第1保湿液室であり、
前記第2液体貯留部は、前記第2貯留体に取り付けられる第2透湿膜を有し、
前記第2透湿膜は、前記第2貯留体内を第2吐出液室と第2保湿液室とに区画し、
前記第2吐出液室は、吐出液が貯留される空間であり、
前記第2保湿液室は、保湿液が貯留される空間であり、
前記第2貯留体は、前記第2吐出液室に貯留される吐出液の液面、及び、前記第2保湿液室に貯留される保湿液の液面が、前記第2透湿膜の上端よりも下方に位置するように、吐出液及び保湿液を貯留し、
前記液体流動機構は、前記第1保湿液室に貯留される保湿液及び前記第2保湿液室に貯留される保湿液を撹拌する撹拌部を有し、
前記撹拌部は、前記第1保湿液室及び前記第2保湿液室で保湿液が循環する撹拌流路を有し、
前記撹拌流路は、
前記第1液体貯留部と前記第2液体貯留部とに接続される第1循環流路と、
前記第1液体貯留部と前記第2液体貯留部とに接続される第2循環流路と、を有し、
前記第1循環流路は、前記第1保湿液室及び前記第2保湿液室と通じ、
前記第2循環流路は、前記第1保湿液室及び前記第2保湿液室と通じることを特徴とする請求項7に記載の液体吐出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体貯留部、液体流動機構、及び、液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、吐出液と保湿液とを透湿膜によって隔てた状態で貯留する液体吐出装置が記載されている。この液体吐出装置では、保湿液が有する水分が透湿膜を通じて吐出液に供給されることによって、吐出液が保湿される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-123180号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
こうした液体吐出装置では、保湿液が貯留される空間又は吐出液が貯留される空間に圧力が加わると、保湿液が貯留される空間又は吐出液が貯留される空間と透湿膜内の空間とで圧力差が生じる。圧力差が生じると、透湿膜に保湿液が染み出したり、透湿膜に吐出液が染み出したりするおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する液体貯留部は、吐出液及び保湿液を貯留する貯留体と、前記貯留体に取り付けられる透湿膜と、を備え、前記透湿膜は、前記貯留体内を吐出液室と保湿液室とに区画し、前記吐出液室は、吐出液が貯留される空間であり、前記保湿液室は、保湿液が貯留される空間であり、前記貯留体は、前記吐出液室に貯留される吐出液の液面、及び、前記保湿液室に貯留される保湿液の液面が、前記透湿膜の上端よりも下方に位置するように、吐出液及び保湿液を貯留する。
【0006】
上記課題を解決する液体流動機構は、上記液体貯留部と、前記貯留体と接続され、前記貯留体内の圧力を変動させる圧力変動機構と、前記貯留体と接続され、前記吐出液室と通じる吐出液流路と、を備える。
【0007】
上記課題を解決する液体吐出装置は、上記液体流動機構と、前記貯留体と接続され、前記吐出液室に貯留される吐出液を吐出する吐出部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、液体吐出装置の第1実施例を示す模式図である。
図2は、液体貯留部を示す模式図である。
図3は、液体吐出装置の第2実施例を示す模式図である。
図4は、液体吐出装置の第3実施例を示す模式図である。
図5は、液体吐出装置の第4実施例を示す模式図である。
図6は、液体吐出装置の第5実施例を示す模式図である。
図7は、液体吐出装置の第6実施例を示す模式図である。
図8は、液体吐出装置の第7実施例を示す模式図である。
図9は、液体吐出装置の第8実施例を示す模式図である。
図10は、液体吐出装置の第9実施例を示す模式図である。
図11は、液体吐出装置の第10実施例を示す模式図である。
図12は、液体吐出装置の第11実施例を示す模式図である。
図13は、液体吐出装置の第12実施例を示す模式図である。
図14は、液体吐出装置の第13実施例を示す模式図である。
図15は、液体吐出装置の第14実施例を示す模式図である。
図16は、液体吐出装置の第15実施例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、液体吐出装置の一実施例について図を参照しながら説明する。液体吐出装置は、例えば、用紙、布帛などの媒体に、吐出液の一例であるインクを吐出することによって、文字、写真などの画像を記録するインクジェット式のプリンターである。
【0010】
<第1実施例>
まず、液体吐出装置の第1実施例について説明する。
図1に示すように、液体吐出装置11は、吐出部12を備える。吐出部12は、媒体M1に吐出液を吐出するように構成される。吐出部12は、いわゆるヘッドである。吐出部12は、1以上のノズル13が開口するノズル面14を有する。吐出部12は、ノズル13から吐出液を吐出する。
(【0011】以降は省略されています)

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