TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025042073
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-27
出願番号2023148890
出願日2023-09-14
発明の名称壁面作業用屋上設備
出願人光洋機械産業株式会社
代理人
主分類E04G 3/30 20060101AFI20250319BHJP(建築物)
要約【課題】低コストでかつ構成が容易であり、壁面作業装置を良好に支持することのできる壁面作業用屋上設備を提供する。
【解決手段】本発明の壁面作業用屋上設備1は、建築物Bの壁面に対して作業を行うための壁面作業装置Eを壁面に沿って移動させるためのものであって、連結自在な複数の鋼材によって構成され、建築物Bの屋上に敷設されるレール2と、複数の仮設部材で構成され、ワイヤWを介して壁面作業装置Eを吊り下げ支持するとともに、レール2上を走行する台車3とを備え、レール2は、壁面側に設けられた第1レール部材17と、壁面側とは反対側に設けられた第2レール部材18とからなり、第2レール部材18は、一対のC型鋼の背面同士が合わさった形状に形成された本体部20を有し、台車3は、本体部20の内方を転動する一対の車輪24を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
建築物の壁面に対して作業を行うための壁面作業装置を前記壁面に沿って移動させるための壁面作業用屋上設備であって、
連結自在な複数の鋼材によって構成され、前記建築物の屋上に敷設されるレールと、
複数の仮設部材で構成され、ワイヤを介して前記壁面作業装置を吊り下げ支持するとともに、前記レール上を走行する台車とを備え、
前記レールは、
前記壁面側に設けられた第1レール部材と、
前記壁面側とは反対側に設けられた第2レール部材とからなり、
前記第2レール部材は、
一対のC型鋼の背面同士が合わさった形状に形成された本体部を有し、
前記台車は、
少なくとも前記本体部の内方を転動する一対の車輪を有することを特徴とする、壁面作業用屋上設備。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記台車は、
前記レール上を走行するための駆動機構が設けられ、
前記駆動機構は、
電動工具による回転力により駆動されるものであり、
前記駆動機構が駆動されて前記台車が前記レール上を走行することにより、前記壁面作業装置を前記建築物の壁面に沿って左右方向に移動させる、請求項1に記載の壁面作業用屋上設備。
【請求項3】
前記台車は、
前記ワイヤの巻き取り及び繰り出しを行うウインチを備え、
前記ウインチが駆動されて前記ワイヤが巻き取られまたは繰り出されることにより、前記壁面作業装置を前記建築物の壁面に沿って上下方向に移動させる、請求項1に記載の壁面作業用屋上設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばビル等の建築物の屋上に設けられる屋上設備に関し、特に壁面に対して作業を行う壁面作業装置を移動させるための壁面作業用屋上設備に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えばビル等の建築物の壁面に対して洗浄、塗装等の作業を行う場合、建築物の屋上から壁面に沿ってゴンドラを吊り下げ、作業者がゴンドラに搭乗して作業を行う方法等が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このゴンドラを用いて作業を行う方法では、ゴンドラを建築物の屋上から吊り下げ、かつそれを壁面に沿って移動させる。この場合、屋上には、ゴンドラを吊り下げ、移動させるために、通常、レールと、このレール上を走行しかつゴンドラを吊り下げ支持する台車とからなる屋上設備が設けられる。
【0004】
しかしながら、ゴンドラを吊り下げながら移動させる際、ゴンドラが安定して移動したりゴンドラが落下するのを防止したりするためには、比較的大規模な台車と、それを支持しながら移動させる頑丈なレールとを設ける必要がある。そのため、設備コストが増大する要因となっていた。
【0005】
また、一旦、屋上に大規模な台車及びレールを設けると、容易に撤去することが困難であり、屋上を何らかの理由で再利用するときには不都合を生じる。さらに、大規模な台車を走行させるためには、相応の電源電圧(例えば3相200V)を供給する比較的大きな電源設備も必要であり、さらに設備コストが増大する要因となっていた。
【0006】
そこで、屋上設備の台車を例えば仮設部材といった軽量の部材で組み立てることも考えられるが、台車が軽量すぎると、ゴンドラの重量に耐えかねて台車が浮き上がって転倒してしまい、ゴンドラを良好にかつ安定して支持することができないといったおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2000-352189号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、低コストでかつ構成が容易であり、壁面作業装置を良好に支持することのできる壁面作業用屋上設備を提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によって提供される壁面作業用屋上設備は、建築物の壁面に対して作業を行うための壁面作業装置を前記壁面に沿って移動させるための壁面作業用屋上設備であって、連結自在な複数の鋼材によって構成され、前記建築物の屋上に敷設されるレールと、複数の仮設部材で構成され、ワイヤを介して前記壁面作業装置を吊り下げ支持するとともに、前記レール上を走行する台車とを備え、前記レールは、前記壁面側に設けられた第1レール部材と、前記壁面側とは反対側に設けられた第2レール部材とからなり、前記第2レール部材は、一対のC型鋼の背面同士が合わさった形状に形成された本体部を有し、前記台車は、少なくとも前記本体部の内方を転動する一対の車輪を有することを特徴としている。
【0010】
本発明の壁面作業用屋上設備において、前記台車は、前記レール上を走行するための駆動機構が設けられ、前記駆動機構は、電動工具による回転力により駆動されるものであり、前記駆動機構が駆動されて前記台車が前記レール上を走行することにより、前記壁面作業装置を前記建築物の壁面に沿って左右方向に移動させるとよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許