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公開番号2025039786
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-21
出願番号2025003940,2021022330
出願日2025-01-10,2021-02-16
発明の名称液体吐出ヘッド、および液体吐出装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/14 20060101AFI20250313BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】温度センサーが液体吐出ヘッドの外部に設けられていると、温度センサーにより測定される温度と圧力室内のインクの温度との差が、液体吐出ヘッド内の温度と圧力室内のインクの温度との差と比較して大きくなる虞がある。
【解決手段】液体吐出ヘッド510は、第1電極60、第2電極80、および圧電体70を含む圧電素子300と、圧電素子300の駆動により変形する振動板50と、振動板50の変形により容積が変化する圧力室12が設けられる圧力室基板10と、配線基板120と、配線基板120と第1電極60とを電気的に接続する個別リード電極91と、配線基板120と第2電極80とを電気的に接続する共通リード電極92と、配線基板120と電気的に接続され、圧力室12の温度を検出するための抵抗配線401と、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1電極、第2電極、および圧電体を含み、前記第1電極、前記第2電極、および前記圧電体が積層される積層方向において、前記圧電体が前記第1電極と前記第2電極との間に設けられる圧電素子と、
前記圧電素子に対して前記積層方向の一方側に設けられる振動板であって、前記圧電素子の駆動により変形する振動板と、
前記振動板に対して前記積層方向の前記一方側に設けられる圧力室基板であって、前記振動板の変形により容積が変化する圧力室が複数設けられる圧力室基板と、
配線基板と、
前記配線基板と前記第1電極とを電気的に接続する第1配線と、
前記配線基板と前記第2電極とを電気的に接続する第2配線と、
前記配線基板と電気的に接続され、前記圧力室の温度を検出するための温度検知部と、を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記温度検知部は、前記第1電極と同じ材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記温度検知部は、前記第2電極と同じ材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記温度検知部は、前記第1配線および前記第2配線のいずれかと同じ材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記複数の前記圧力室が形成する複数の圧力室群に対応して設けられる複数の前記温度検知部を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
前記積層方向と交差する方向を第1方向としたとき、
前記複数の前記圧力室は、複数の前記圧力室が前記第1方向に並ぶ圧力室列を形成し、 前記複数の前記圧力室群は、前記圧力室列の前記第1方向の一方側に位置する複数の前記圧力室が形成する第1圧力室群と、前記圧力室列の前記第1方向の他方側に位置する複数の前記圧力室が形成する第2圧力室群と、を含むことを特徴とする請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
前記積層方向と交差する方向を第1方向、前記積層方向および前記第1方向と交差する方向を第2方向としたとき、
前記複数の前記圧力室群は、複数の前記圧力室が前記第1方向に並ぶ第1圧力室列と、前記第1圧力室列に対して前記第2方向に離れ、複数の前記圧力室が前記第1方向に並ぶ第2圧力室列と、を含むことを特徴とする請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
前記積層方向と交差する方向を第1方向、前記積層方向および前記第1方向と交差する方向を第2方向としたとき、
前記複数の前記圧力室は、複数の前記圧力室が前記第1方向に並ぶ第1圧力室列と、前記第1圧力室列に対して前記第2方向に離れ、複数の前記圧力室が前記第1方向に並ぶ第2圧力室列と、を形成し、
前記複数の前記圧力室群は、前記第1圧力室列の前記第1方向の一方側に位置する複数の前記圧力室が形成する第1圧力室群と、前記第1圧力室列の前記第1方向の他方側に位置する複数の前記圧力室が形成する第2圧力室群と、前記第2圧力室列の前記第1方向の前記一方側に位置する複数の前記圧力室が形成する第3圧力室群と、前記第2圧力室列の前記第1方向の前記他方側に位置する複数の前記圧力室が形成する第4圧力室群と、を含むことを特徴とする請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項9】
前記積層方向と交差する方向を第1方向としたとき、
前記第1電極は、前記第1方向に並ぶ複数の前記圧力室に対して個別に設けられ、
前記第2電極は、前記複数の前記圧力室に対して共通に設けられ、
前記第1電極は、前記圧電体に対して前記積層方向の前記一方側に設けられ、
前記第2電極は、前記圧電体に対して前記積層方向の他方側に設けられることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項10】
前記配線基板はヘッド回路を備え、前記ヘッド回路は、前記第1配線を介して、液体の吐出量に対応して変化する駆動電圧を前記第1電極に対して印加し、前記第2配線を介して、液体の吐出量に関わらず一定の保持電圧を前記第2電極に対して印加することが可能であることを特徴とする請求項9に記載の液体吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッド、および液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、圧電素子と、圧力室と、圧力室と連通するノズルとを有する液体吐出ヘッドが開示されている。この液体吐出ヘッドは、液体吐出装置の一例であるプリンターに備えられ、制御部が圧電素子を駆動させることで圧力室の容積を変化させ、圧力室に供給された液体の一例であるインクをノズルから吐出する。また、プリンターには、液体吐出ヘッドが取り付けられるキャリッジの側面に、液体吐出ヘッドの外部の環境温度を測定する温度センサーが設けられている。そして、制御部は、温度センサーに測定される環境温度に基づいて圧電素子を駆動制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-104916号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のような液体吐出装置では、温度センサーが液体吐出ヘッドの外部に設けられている。このため、温度センサーにより測定される温度と圧力室内のインクの温度との差が液体吐出ヘッド内の温度と圧力室内のインクの温度との差と比較して大きくなる虞がある。この場合、液体吐出装置は、圧力室内のインクの温度に適した液体吐出ヘッドの吐出制御を行なえない虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
液体吐出ヘッドは、第1電極、第2電極、および圧電体を含み、前記第1電極、前記第2電極、および前記圧電体が積層される積層方向において、前記圧電体が前記第1電極と前記第2電極との間に設けられる圧電素子と、前記圧電素子に対して前記積層方向の一方側に設けられる振動板であって、前記圧電素子の駆動により変形する振動板と、前記振動板に対して前記積層方向の前記一方側に設けられる圧力室基板であって、前記振動板の変形により容積が変化する圧力室が複数設けられる圧力室基板と、配線基板と、前記配線基板と前記第1電極とを電気的に接続する第1配線と、前記配線基板と前記第2電極とを電気的に接続する第2配線と、前記配線基板と電気的に接続され、前記圧力室の温度を検出するための温度検知部と、を有する。
【0006】
液体吐出装置は、前記液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドからの液体の吐出動作を制御する制御部と、を有する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の一実施形態としての液体吐出ヘッドを備える液体吐出装置の概略構成を示すブロック図。
液体吐出ヘッドの詳細構成を示す分解斜視図。
液体吐出ヘッドを示す平面図。
図3に示した液体吐出ヘッドのIV-IV断面を示す断面図。
図4に示した液体吐出ヘッドの要部詳細図。
図3に示した液体吐出ヘッドのVI-VI断面を示す断面図。
実施形態2に係る液体吐出ヘッドの要部詳細図。
実施形態3に係る液体吐出ヘッドの要部詳細図。
実施形態4に係る液体吐出ヘッドを示す平面図。
実施形態4に係る液体吐出ヘッドの変形例を示す平面図。
実施形態4に係る液体吐出ヘッドの変形例を示す平面図。
実施形態5に係る液体吐出ヘッドを示す平面図。
他の実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部詳細図。
他の実施形態に係る液体吐出ヘッドの断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施形態に基づいて説明する。各図において同一部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0009】
また、各図においてX、Y、Zは、互いに直交する3つの空間軸を表している。本明細書では、これらの軸に沿った方向をX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向とする。向きを特定する場合には、正の方向を「+」、負の方向を「-」として、方向表記に正負の符合を併用し、各図の矢印が向かう向きを+方向、矢印の反対方向を-方向として説明する。またZ方向は、鉛直方向を示し、+Z方向は鉛直下向き、-Z方向は鉛直上向きを示す。さらに、正方向及び負方向を限定しない3つのX、Y、Zの空間軸については、X軸、Y軸、Z軸として説明する。
【0010】
1.実施形態1
本実施形態において、液体吐出装置500は、インクジェット式プリンターとして構成され、印刷用紙Pにインクを吐出して画像を形成する。インクは液体の一例である。なお、印刷用紙Pに代えて、樹脂フィルム、布帛等の任意の種類の媒体を、インクの吐出対象としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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