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公開番号
2025036823
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-17
出願番号
2023143398
出願日
2023-09-05
発明の名称
車両のリヤスポイラ
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
B62D
37/02 20060101AFI20250310BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】車両のリヤスポイラのウイング部の取付角度を細かく、かつ確実に調整する。
【解決手段】リヤスポイラ10は、ウイング部12の前縁の左右を、ステー14に対して上下方向に調整可能に支持する調整支持構造18を備える。調整支持構造18は、ウイング部12の支持位置を規定する位置決め孔32を有する位置決め片26と、位置決め片26を受け入れ、所定位置に配置する受け入れ凹部24とを含む。位置決め片26は、位置決め孔32が異なる位置に形成された複数が用意され、これらのうち1つが選択されて受け入れ凹部24内に配置される。位置決め片26の選択によってウイング部12の取付角度が調整されるとともに、位置決め孔32によって調整固定ボルト28の位置が確実に定められ、ウイング部12の取付角度が確実に定められる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車体の後部に取り付けられる車両のリヤスポイラであって、
車両左右方向に延びるウイング部と、
前記車体の左右に立設され、前記ウイング部の左右の端をそれぞれ支持する2つのステーと、
前記ステー上の定位置で前記ウイング部を支持する定位置支持構造と、
前記ステー上の、車体前後方向において前記定位置支持構造による支持位置から離れた位置で、前記ウイング部を、支持位置を車両上下方向に調整可能に支持する調整支持構造と、
を備え、
前記調整支持構造は、
共通の外形形状を有し、位置決め孔がそれぞれ異なる位置に形成された複数の位置決め片と、
前記複数の位置決め片のうちの1つを受け入れ、前記ステー上の所定の位置に配置する、前記ステーに設けられた受け入れ部と、
前記位置決め孔を貫通し、当該位置決め孔によって規定された位置に前記ウイング部を固定する締結ボルトと、
を含む、
車両のリヤスポイラ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の車体の後部に取り付けられるリヤスポイラに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
車両、特に自動車において、ダウンフォースを得るために、車体後部に空力付加物を設けることがある。下記特許文献1には、空力付加物としてトランクリッド(1)の上面に固定されたリヤスポイラが示されている。このリヤスポイラは、車両左右方向に延びて配置されたウイング部(スポイラ本体9)とウイング部(9)をその両端で支持するステー(サイド部2)を含む。ウイング部(9)は、その前縁をステー(2)に形成された2つの取付孔(7,8)のいずれかを利用して固定することにより、車両前後方向に対する取付角度が調整可能となっている。なお、上記の( )内の部材名および符号は、下記特許文献1で用いられているものであり、本願の実施形態の説明で用いられる部材名および符号とは関連しない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-208531号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
リヤスポイラのウイング部の取付角度は、車両の空力特性、特にダウンフォースに大きな影響を与える。ウイング部の取付角度を調整できるリヤスポイラにおいて、空力特性を微調整するために取付角度を細かく、かつ確実に調整することが求められる場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係るリヤスポイラは、車体の後部に取り付けられる車両のリヤスポイラであって、車両左右方向に延びるウイング部と、車体の左右に立設され、ウイング部の左右の端をそれぞれ支持する2つのステーと、ステー上の定位置でウイング部を支持する定位置支持構造と、ステー上の支持位置を車両上下方向に調整可能にウイング部を支持する調整支持構造と、を備える。定位置支持構造によるウイング部の支持位置と、調整支持構造によるウイングの支持位置は、車体前後方向において離れている。調整支持構造は、共通の外形形状を有し、位置決め孔がそれぞれ異なる位置に形成された複数の位置決め片と、複数の位置決め片のうちの1つを受け入れ、ステー上の所定の位置に配置する、ステーに設けられた受け入れ部と、位置決め孔を貫通し、当該位置決め孔によって規定された位置にウイング部を固定する締結ボルトと、を含む。
【発明の効果】
【0006】
位置決め孔の位置が異なる複数の位置決め片から1つを選択することで、ウイング部の取付角度を調整できる。また、位置決め片は、位置決め孔によって締結ボルトの位置を確実に定めることできる。これらにより、ウイング部の取付角度を細かく、かつ確実に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態のリヤウイングを、一部分解した状態で示す斜視図である。
位置決め片をステーの受け入れ凹部に収め、ウイング部を固定した状態を示す図である。
位置決め片の他の態様を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。以下の説明において、特段の断りがない限り、前後左右上下等の相対位置および向きを表す語句は、車両に関する相対位置および向きを表す。各図において、矢印FRの向きが前方、矢印UPの向きが上方、矢印LHの向きが左方である。
【0009】
図1は、自動車等の車両の車体後部に取り付けられるリヤスポイラ10を示す図である。図1において、リヤスポイラ10は、一部の部品が分解された状態で示されている。リヤスポイラ10は、車両の左右方向に延びるウイング部12と、車体の左右の部分に立設固定され、ウイング部12の両端をそれぞれ支持する2つのステー14を含む。ウイング部12は、翼断面形状の薄板部材であってよい。翼断面形状によって、下向きの揚力、すなわちダウンフォースが発生する。ウイング部12は、後縁付近と前縁付近でボルト等の締結部材を用いてステー14に結合されている。ウイング部12は、後縁付近においては、ステー14上の定位置においてステー14と結合されている。後縁付近でウイング部12を支持する構造を定位置支持構造16と記す。ウイング部12は、前縁付近においては、ウイング部12の支持位置を車両の上下方向に関して調整可能にステー14と結合されている。前縁付近でウイング部12を支持する構造を調整支持構造18と記す。定位置支持構造16および調整支持構造18は、図示する車両右側のステー14だけでなく、車両左側のステー14にも同様の構造が設けられている。ウイング部12は、前縁付近の取付位置を変えることで、車両前後方向に対する角度を変更することができる。
【0010】
定位置支持構造16は、ウイング部12の端面に形成されたねじ穴(不図示)と、ステー14に形成された貫通円孔(不図示)と、ウイング部12の前記のねじ穴とねじ結合する定位置固定ボルト20を含む。定位置固定ボルト20は、ステー14の貫通円孔を貫通する軸部を有し、軸部の先端部にはウイング部12とねじ結合するねじ部が形成されている。定位置固定ボルト20の頭部と、ウイング部12の、ねじ穴周囲の端面でステー14の貫通円孔周囲の部分を挟持することで、ウイング部12とステー14が結合される。ステー14の貫通円孔の直径は、定位置固定ボルト20の軸部の直径とほぼ同一であり、ステー14の貫通円孔と定位置固定ボルト20の関係によって、ウイング部12の後縁部の位置が定められる。
(【0011】以降は省略されています)
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