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公開番号2025034358
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140679
出願日2023-08-31
発明の名称画像記録装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ATEN
主分類B41J 11/70 20060101AFI20250306BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】筐体に対する給送トレイの移動によりシート状媒体の給送トレイから飛び出した部分が折れ曲がるのを抑制する。
【解決手段】プリンタ100は、筐体100Aと、切断部5と、給送トレイ1、ガイド部材50とを含む。ガイド部材50は、ガイド面51,52を有する。ガイド面51,52は、給送トレイ1が装着位置と引き出し位置との間を移動する間、給送トレイ1の後端よりも上方において、前後方向において切断部がロール紙Rsを切断する切断位置と給送トレイ1の後端との間に亘って延びる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
前記筐体に対して上下方向と交差する交差方向に移動可能であって、前記筐体に装着された装着位置と前記装着位置よりも前記交差方向において前記筐体の外側に引き出された引き出し位置とを取り得る給送トレイであって、シート状媒体がロール状に巻回されたロール体を収容可能な給送トレイと、
前記ロール体から巻き解かれたシート状媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
前記給送トレイよりも前記搬送方向下流に配置される切断部と、
前記給送トレイが前記装着位置と前記引き出し位置との間を移動する間、前記給送トレイの前記搬送方向下流端よりも前記搬送方向下流において、前記交差方向において前記切断部がシート状媒体を切断する切断位置と前記給送トレイの前記搬送方向下流端との間に亘って延びるガイド面と、を備えていることを特徴とする画像記録装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記切断部は、前記給送トレイの前記搬送方向下流端よりも上方に配置されており、
前記ガイド面は、前記切断位置よりも下方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項3】
前記給送トレイの前記搬送方向下流端よりも上方に配置され、前記ロール体から巻き解かれたシート状媒体が前記切断位置に向かうように案内する通路をさらに備えており、
前記ガイド面は、前記通路の一部を構成することを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
【請求項4】
前記搬送部は、前記ロール体から巻き解かれたシート状媒体を前記切断部へ向けて給送する給送ローラを有し、
前記給送ローラがシート状媒体と接触する接触位置と前記接触位置よりも上方であって前記給送トレイよりも上方の退避位置との間において、前記給送ローラを揺動させる揺動機構をさらに備えており、
前記揺動機構は、前記給送トレイが前記引き出し位置にあるときに、前記給送ローラを前記退避位置に配置させ、
前記ガイド面は、前記交差方向の一方であって前記給送トレイを前記装着位置から前記引き出し位置に移動させる引き出し方向において、前記退避位置にある前記給送ローラよりも上流に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
【請求項5】
前記給送トレイの前記装着位置から前記引き出し位置を超えての移動を規制する規制機構をさらに備えていることを特徴とする請求項4に記載の画像記録装置。
【請求項6】
前記搬送部は、前記ロール体から巻き解かれたシート状媒体を前記切断部へ向けて給送する給送ローラを有し、
前記給送ローラがシート状媒体と接触する接触位置と前記接触位置よりも上方であって前記給送トレイよりも上方の退避位置との間において、前記給送ローラを揺動させる揺動機構をさらに備えており、
前記揺動機構は、前記給送トレイが前記引き出し位置にあるときに、前記給送ローラを前記退避位置に配置させ、
前記ガイド面は、前記退避位置にある前記給送ローラと前記交差方向において重なる部分を有し、且つ、前記退避位置にある前記給送ローラよりも下方の位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
【請求項7】
前記給送トレイは、前記ロール体から巻き解かれたシート状媒体を支持する支持面を有し、
前記搬送部は、前記支持面に支持されたシート状媒体を前記切断部へ向けて給送する給送ローラを有し、
前記筐体には、前記給送ローラにより給送されるシート状媒体が前記切断部に向かうように案内する案内部材が配置されていることを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
【請求項8】
前記切断部は、
1又は複数のカッターと、
前記1又は複数のカッターを支持する支持部材と、を有し、
前記ガイド面を有するガイド部材が、前記支持部材に固定されていることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の画像記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロール体を収容可能な給送トレイを含む画像記録装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、画像処理装置の装置本体に引出自在に装着され、用紙がロール状に巻かれたロール紙を収容可能な2つの給紙トレイについて記載されている。これら給紙トレイは、上下二段に配置されており、それぞれに、ロール紙から巻き解かれた用紙を搬送する送り出しローラと、送り出しローラにより搬送される用紙を案内する給紙通路と、給紙通路を通る用紙を切断可能なカッターとが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-187495号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の給紙トレイには、カッターが設けられているため、給紙トレイ自体の構成が複雑な構成となる。そこで本発明者は、給送トレイ自体の構成を簡略化するため、切断部や給送ローラを給送トレイではなく筐体に設けることを検討したところ、以下の課題を知見した。
【0005】
筐体に切断部を設けた場合、切断部はロール体から巻き解かれたシート状媒体を給送トレイよりもシート状媒体の搬送方向下流において切断するので、切断部で切断されたシート状媒体の搬送方向下流端は給送トレイから飛び出した位置に配置される。この状態で、給送トレイを筐体に対して移動させると、シート状媒体の給送トレイから飛び出した部分(シート状媒体の搬送方向下流端を含む)が給送ローラ等に接触することがある。この場合、当該飛び出した部分が折れ曲がってしまう虞がある。
【0006】
本発明の目的は、筐体に対する給送トレイの移動によりシート状媒体の給送トレイから飛び出した部分が折れ曲がるのを抑制することが可能な画像記録装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の画像記録装置は、筐体と、前記筐体に対して上下方向と交差する交差方向に移動可能であって、前記筐体に装着された装着位置と前記装着位置よりも前記交差方向において前記筐体の外側に引き出された引き出し位置とを取り得る給送トレイであって、シート状媒体がロール状に巻回されたロール体を収容可能な給送トレイと、前記ロール体から巻き解かれたシート状媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、前記給送トレイよりも前記搬送方向下流に配置される切断部と、前記給送トレイが前記装着位置と前記引き出し位置との間を移動する間、前記給送トレイの前記搬送方向下流端よりも前記搬送方向下流において、前記交差方向において前記切断部がシート状媒体を切断する切断位置と前記給送トレイの前記搬送方向下流端との間に亘って延びるガイド面と、を備えている。
【発明の効果】
【0008】
本発明の画像記録装置によると、給送トレイが装着位置と引き出し位置との間を移動する間、切断後のシート状媒体の給送トレイよりも搬送方向下流に飛び出した部分が、ガイド面に接触しやすい。これにより、筐体に対する給送トレイの移動により、シート状媒体の給送トレイよりも搬送方向下流に飛び出した部分が給送ローラに接触して折れ曲がるのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態にかかるプリンタの内部構造を示す概略側面図であり、給送トレイが装着位置に配置された状況を示す図である。
図1に示す給送トレイが引き出し位置に配置された状況を示すプリンタの内部構造を示す要部側面図である。
図1に示す切断部及びその周辺を示す要部側面図である。
第1変形例に係るプリンタの要部側面図であり、給送トレイが装着位置に配置された状態を示す図である。
第1変形例に係るプリンタの要部側面図であり、給送トレイが引き出し位置に配置された状況を示す図である。
第2変形例に係るプリンタの要部側面図であり、給送トレイが装着位置に配置された状態を示す図である。
第2変形例に係るプリンタの要部側面図であり、給送トレイが引き出し位置に配置された状況を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の好適な一実施形態に係るプリンタ100(本発明の「画像記録装置」)について、図1を参照しつつ、以下に説明する。なお、図1に示す上下方向、前後方向及び左右方向を、プリンタ100の上下方向、前後方向及び左右方向とする。左右方向は、プリンタ100の前方から見たときの方向であり、図1中紙面手前側が右側であり、図1中紙面奥側が左側である。前後方向(本発明の「交差方向」)は、上下方向及び左右方向に直交する直交方向である。
(【0011】以降は省略されています)

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