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公開番号2025033426
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023139138
出願日2023-08-29
発明の名称高周波モジュール及び通信装置
出願人株式会社村田製作所
代理人弁理士法人北斗特許事務所
主分類H04B 1/40 20150101AFI20250306BHJP(電気通信技術)
要約【課題】不要波の減衰量の改善と小型化とを両立できる高周波モジュールを提供する。
【解決手段】高周波モジュール1は、スイッチ6、第1フィルタ7及び第2フィルタ8を備える。スイッチ6は、共通端子6a及び選択端子6b,6cを有する。選択端子6bには、第1通信経路L1が接続される。選択端子6cには、第2通信経路L2が接続される。第1フィルタ7は、第1通信経路L1に設けられ、第1通信バンド及び第2通信バンドを含む通過帯域を有する。第2フィルタ8は、第2通信経路L2に設けられ、第3通信バンドを含む通過帯域を有する。第3通信バンドは、第1通信バンドと一部が重なりかつ第2通信バンドと重ならない。スイッチ6は、第1接続と第2接続とに切替可能である。第1接続では、共通端子6aと選択端子6bとが接続される。第2接続では、共通端子6aと選択端子6bとが接続され、共通端子6aと選択端子6cとが接続される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
共通端子、第1選択端子及び第2選択端子を有するスイッチと、
前記第1選択端子に接続された第1通信経路と、
前記第2選択端子に接続された第2通信経路と、
前記第1通信経路に設けられており、互いに異なる第1通信バンド及び第2通信バンドを含む通過帯域を有する第1フィルタと、
前記第2通信経路に設けられており、前記第1通信バンドと少なくとも一部が重なりかつ前記第2通信バンドと重ならない第3通信バンドを含む通過帯域を有する第2フィルタと、を備え、
前記スイッチは、第1接続と第2接続とを切替可能に構成されており、
前記第1接続では、前記共通端子と前記第1選択端子とが接続され、前記共通端子と前記第2選択端子とは接続されず、
前記第2接続では、前記共通端子と前記第1選択端子とが接続され、前記共通端子と前記第2選択端子とが接続される、
前記第2通信バンド及び前記第3通信バンドは、同時通信可能に構成されない、
高周波モジュール。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記第1通信バンド及び前記第2通信バンドは、同時通信可能に構成されない、
請求項1に記載の高周波モジュール。
【請求項3】
前記第1通信経路において、前記第1フィルタにおける前記スイッチとは反対側に設けられた第1増幅器を更に備える、
請求項1又は2に記載の高周波モジュール。
【請求項4】
前記第2通信経路において、前記第2フィルタにおける前記スイッチとは反対側に設けられた第2増幅器を更に備える、
請求項3に記載の高周波モジュール。
【請求項5】
前記第1通信経路において、前記スイッチと前記第1フィルタとの間、及び、前記第1フィルタと前記第1増幅器との間の少なくとも一方に設けられた整合回路を更に備える、
請求項3に記載の高周波モジュール。
【請求項6】
前記第2通信経路において、前記スイッチと前記第2フィルタとの間、及び、前記第2フィルタと前記第2増幅器との間の少なくとも一方に設けられた整合回路を更に備える、
請求項4に記載の高周波モジュール。
【請求項7】
前記スイッチは、第3選択端子を更に有し、
前記高周波モジュールは、
前記第3選択端子に接続された第3通信経路と、
前記第3通信経路に設けられた第3フィルタと、を更に備える、
請求項1又は2に記載の高周波モジュール。
【請求項8】
前記第2フィルタは、FDDフィルタである、
請求項1又は2に記載の高周波モジュール。
【請求項9】
前記第1通信バンドは、Band41であり、
前記第2通信バンドは、Band53であり、
前記第3通信バンドは、Band7の受信帯域である、
請求項1又は2に記載の高周波モジュール。
【請求項10】
前記第1通信バンドは、Band12の送信帯域を含み、
前記第2通信バンドは、Band71の送信帯域を含み、
前記第3通信バンドは、Band28の送信帯域を含む、
請求項1又は2に記載の高周波モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、高周波モジュール及び通信装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のスイッチモジュールは、アンテナスイッチと、第1フィルタと、第2フィルタと、インピーダンス負荷回路と、を備える。アンテナスイッチは、共通端子と第1~第3選択端子とを有する。第1フィルタは、第1周波数帯域の信号を通過させる。第1フィルタは、アンテナスイッチの第1選択端子と第1受信信号増幅回路との間に接続されている。第2フィルタは、第2周波数帯域の信号を通過させる。第2フィルタは、アンテナスイッチの第2選択端子と第2受信信号増幅回路との間に接続されている。インピーダンス負荷回路は、アンテナスイッチの第3選択端子とグランドとの間に接続されている。
【0003】
第1周波数帯域及び第2周波数帯域の両方を用いて通信が行われる場合(すなわちCA(キャリアアグリゲーション)時)では、アンテナスイッチの共通端子は、第1選択端子及び第2選択端子と接続される。すなわち、アンテナスイッチの共通端子には、第1フィルタが設けられた通信経路と、第2フィルタが設けられた通信経路とが接続される。他方、第1周波数帯域のみを用いて通信が行われる場合(すなわち非CA時)では、アンテナスイッチの共通端子は、第1選択端子及び第3選択端子と接続される。すなわち、アンテナスイッチの共通端子には、第1フィルタが設けられた通信経路と、インピーダンス負荷回路が設けられた経路とが接続される。このように、非CA時では、通信経路に、インピーダンス負荷回路が設けられた経路を接続することで、非CA時の通信経路のインピーダンス特性をCA時のインピーダンス特性と同等に確保している。これにより、通信経路の伝送損失を低減できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2017/073509号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の構成では、第1フィルタは、第1周波数帯域の信号を通過させるのみであるため、第1フィルタの通過帯域に、第1周波数帯域とは別の周波数帯域を含めることを想定していない。このため、非CA時において、第1フィルタの通過帯域に第1周波数帯域とは別の周波数帯域を含めた場合に、上記別の周波数帯域の信号に伴う第1周波数帯域の不要波の減衰量を改善することを想定していない。
【0006】
また、スイッチモジュールは、インピーダンス負荷回路を設けるための専用の経路を備える分、小型化することが困難である。
【0007】
本発明は、上記の問題を鑑みて、不要波の減衰量の改善と小型化とを両立できる高周波モジュール及び通信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る高周波モジュールは、スイッチと、第1通信経路と、第2通信経路と、第1フィルタと、第2フィルタと、を備える。前記スイッチは、共通端子、第1選択端子及び第2選択端子を有する。前記第1通信経路は、前記第1選択端子に接続される。前記第2通信経路は、前記第2選択端子に接続される。前記第1フィルタは、前記第1通信経路に設けられており、互いに異なる第1通信バンド及び第2通信バンドを含む通過帯域を有する。前記第2フィルタは、前記第2通信経路に設けられており、第3通信バンドを含む通過帯域を有する。前記第3通信バンドは、前記第1通信バンドと少なくとも一部が重なりかつ前記第2通信バンドと重ならない。前記スイッチは、第1接続と第2接続とを切替可能に構成されている。前記第1接続では、前記共通端子と前記第1選択端子とが接続され、前記共通端子と前記第2選択端子とは接続されない。前記第2接続では、前記共通端子と前記第1選択端子とが接続され、前記共通端子と前記第2選択端子とが接続される。第2通信バンド及び第3通信バンドは、同時通信可能に構成されない。
【0009】
本発明の一態様に係る通信装置は、前記高周波モジュールと、信号処理回路と、を備える。前記信号処理回路は、前記高周波モジュールに接続されており、高周波信号を信号処理する。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る高周波モジュール及び通信装置によれば、不要波の減衰量の改善と小型化とを両立できる、という利点がある。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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