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公開番号
2025023723
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-17
出願番号
2023128107
出願日
2023-08-04
発明の名称
共鳴管型スピーカーエンクロージャー
出願人
個人
代理人
主分類
H04R
1/02 20060101AFI20250207BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】 スピーカーユニット裏側から放たれた音を利用して低音域を増強する共鳴管型スピーカーエンクロージャーにあって、製作や試作を簡易化し、開口部から放たれる音の周波数と音圧の調整を容易にしたもの。
【解決手段】 バッフル部品2、空気室部品3、仕切り部品4、音道部品5、リアパネル部品6、というように役割を分割した部品を、図1や図6のようにして重ね合わせて完結する構造とし、音道部品内の道の流れを音道部品冠状断面の正面から見てXY軸方向とすることでZ軸方向へ音道部品を拡縮することによって増強する音圧の調整を可能とし、主に音道部品の内部構造を変えることで増強する周波数の調整を可能とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
それぞれバッフル、空気室、仕切り、音道、リアパネルの役割を持った部品を重ね、音道の入り口を折り曲げることで音の進行方向を音道部品冠状断面の正面から見てZ軸からXY軸に変換し、音道断面積の増減を音道部品冠状断面の正面から見てZ軸方向に限ったことを特徴にする、共鳴管型スピーカーエンクロージャー。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
請求項1の共鳴管型スピーカーエンクロージャーにあって、重ねる方向が途中で曲げられたもの。
【請求項3】
請求項1~2のいずれかにあって、空気室、仕切り、音道の部品が繰り返されて配置されるもの。
【請求項4】
請求項1~3のいずれかにあって、バッフル、空気室、仕切り、音道、リアパネル、のうち複数の役割が一体化した部品を重ねたもの。
【請求項5】
請求項1~3のいずれかにあって、バッフル、空気室、仕切り、音道、リアパネル、全ての役割が一つの部品として一体化したもの。
【請求項6】
請求項1~5のいずれかにあって、空気室や音道の容量を変更することで増強する音圧を調整し、音道の内部構造を変更することで増強する共振周波数を調整できるもの。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、共鳴管型スピーカーエンクロージャーに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
共鳴管型スピーカーエンクロージャーは、内部に音道とも呼ばれる管を持ち、スピーカーユニットの背面に放射される音を利用して管の中に気柱共鳴を起こし、それを開口端から放射することで低音域の音圧増強を図るスピーカーエンクロージャーである。なお、共鳴管型スピーカーエンクロージャーにおいて最も普遍的な片側開口共鳴管の共振周波数は音速(メートル)/共鳴管の長さ(メートル)/4で求めることができ、音圧の低下や上昇は共鳴管全体の断面積増減と基本的に比例する。
【0003】
しかし、低音域の増強にはより容易な手段としてバスレフ型やパッシブラジエーター型が存在しており、それらに比すると共鳴管型スピーカーエンクロージャーは低音域だけではなく中高音域まで増強することがあるなど、補強する周波数の調整が難しい欠点があり、長い管が必要となることも合わさって製作難易度が比較的高い。
【0004】
また、管の断面積が小さいと十分な低音増強効果を得られない。断面積は製作後の調整が難しいことから予め大きくする手法が多く取られ、共鳴管型スピーカーエンクロージャーには巨大な作例が目立つ。また、この長い管をそのまま見せてしまうと外観形状も奇抜になりやすい。
【0005】
管にスピーカーユニット正面から見て左右へ渡す板を加えて前後に音道の折り返しを作り、箱型にまとめた箱型共鳴管構造(折り返しの多いものは音響迷路型とも呼ばれる)もあるが、この場合、音道長を変えずに音道の断面積だけを拡大しようとすると正面から見て横方向へ大きくしなければならず、外観への影響が大きく、設置性や音質面への影響(バッフル回折など)もある。これらは同じ箱型のバスレフ型やパッシブラジエーター型エンクロージャーにはほとんど無い制約である。
【0006】
以上、複数の欠点により、共鳴管型スピーカーエンクロージャーを採用した商業製品や自作スピーカーは、他の低音増強技術のエンクロージャーに比べて極めて少ない。
【0007】
なお、共鳴管現象を利用した楽器は、主にフルート、サックス、チューバのような管楽器である。チューバのように低い音を鳴らす管楽器は管が長く大きくなるため、管を巻くなどして形状が複雑となり、製作難易度も上がる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0008】
発行者 堀内久美雄「スピーカーをつくろう!」音楽之友社 2022年 p12、13 p66、67 p72、73 p80、81
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
解決しようとする課題は、共鳴管型スピーカーエンクロージャーにおいて音圧や周波数の調整自由性を提供し、製作難易度を簡易化し、スピーカーエンクロージャーの種類決定において共鳴管型をバスレフ型やパッシブラジエーター型のように選びやすくすることである。なお、音圧や周波数の調整自由性は小型化にも寄与する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、役割ごとに異なる内部形状の部品をCNC工作機械や3Dプリンターなどで成形し、その部品を重ね合わせて構成された共鳴管型スピーカーエンクロージャーである。また、音道の入り口を折り曲げることで音の進行方向を音道部品冠状断面の正面から見てZ軸からXY軸に変換し、音道断面積の増減を音道部品冠状断面の正面から見てZ軸方向とした。
(【0011】以降は省略されています)
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