TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025082703
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-29
出願番号
2023196206
出願日
2023-11-17
発明の名称
音響装置
出願人
アルプスアルパイン株式会社
代理人
個人
主分類
H04R
1/40 20060101AFI20250522BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】アレイスピーカを構成する複数のスピーカユニットに同じ音響信号を同じタイミングで与えても、音響出力の向きを制御することができる音響装置を提供する。
【解決手段】音響装置1において、アレイスピーカ3、4は、複数の管路10-1~10-nを有し、管路10の開口部11-1~11-nがキャビネット2の前部に現われ、各管路の奥にスピーカユニット12-1~12-nがそれぞれ配置されている。各管路では、開口部からスピーカユニットまでの奥行き距離D-1~D-nが相違している。X1方向およびX2方向に向かうにしたがって奥行き距離が徐々に長くなるように設定することで、アレイスピーカ3、4からのアレイ音響出力を斜め前方に向けることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
キャビネットに複数のスピーカユニットが搭載された音響装置において、
前記キャビネットの内部に、発音方向の前方に開口部が向けられた複数の管路と、それぞれの前記管路の奥に配置されて前記開口部に向けて発音する前記スピーカユニットとが設けられ、
複数の前記開口部が直線状に並んでおり、それぞれの前記管路で、前記開口部から前記スピーカユニットまでの奥行き距離が相違していることを特徴とする音響装置。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
それぞれの前記管路は直線状に延び、それぞれの管路が平行に配置されている請求項1記載の音響装置。
【請求項3】
前記管路の並び方向に向けて、前記奥行き距離が徐々に長くなる請求項2記載の音響装置。
【請求項4】
前記キャビネットは、発音方向の前方に向けられた前部と、側部とを有し、前記奥行き距離は、前記キャビネットの前記側部に向けて徐々に長くなる請求項3記載の音響装置。
【請求項5】
全ての前記開口部が、前記前部に並んで開口している請求項4記載の音響装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、キャビネットに複数のスピーカユニットが搭載されて、アレイスピーカとして動作する音響装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1にアレイスピーカを用いたオーディオ再生装置に関する発明が記載されている。特許文献1の段落〔0019〕に「アレイスピーカは、図1に示すようにハニカム状に小型スピーカ(スピーカユニット)を配列したスピーカシステムを用いる。」と記載され、〔0020〕に「このようなアレイスピーカにおいて、図2に示すように、各スピーカユニットから同じオーディオ信号を出力し、各スピーカユニットにおける出力タイミングを空間上の所定点(焦点)に到達する時刻が一致するように調整することにより、重ね合わせ原理によってその焦点方向に指向性を有するビーム状にオーディオ信号を出力することができる。」と記載されている。
【0003】
特許文献2に指向性拡声装置に関する発明が記載されている。特許文献2の段落〔0019〕には、「指向性高音用スピーカ9a,9bには、図2に示すように、3kHz(或いは2.5kHz)~15kHzの帯域で狭い(高い)指向性を持つアレイスピーカを用いるのが好適である。」、「高音用アレイスピーカ9a,9bは、物理的な配置方向を図2乃至図3に示すように傾けると共に、発音ユニットに供給される信号の強度勾配を調整することにより、各聴取点Pa,Pbに向かう所定の指向特性が与えられる。」と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-67218号公報
特開2003-235092号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されたオーディオ再生装置は、アレイスピーカに斜め前方へ向く指向性を持たせるために、アレイスピーカを構成する各スピーカの出力タイミングを調整し、位相干渉により指向性制御を行っている。各スピーカに出力タイミングが相違する音響信号を別々に与える必要があるため、オーディオ制御回路が複雑になり、製造コストが高くなる。
【0006】
特許文献2に記載された指向性拡声装置は、高音用アレイスピーカの発音方向に斜め前方への指向性を持たせるために、キャビネットの前面を斜めに向け、この斜めの前面に複数のスピーカユニットを配列している。キャビネットの前面を斜めに構成しなくてはならないため、拡声装置のデザインが固定され、外観が良好な拡声装置を自由に設計することができない。また、キャビネットの前面を斜め前方に向けた結果、キャビネットの側部の奥行き寸法が小さくなり、この側部に並んで他の音響装置や家具などが配列すると、他の音響装置や家具などがキャビネットの前面よりも前方へ突出することになり、スピーカユニットから斜め前方へ出力される音圧が、他の音響装置や家具など当たって予期しない向きに反射されるなどの問題も生じやすい。
【0007】
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、複数のスピーカユニットを斜めに配列させることなく、比較的簡単な制御回路を用いて、アレイスピーカの発音方向に指向性を持たせることができる音響装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、キャビネットに複数のスピーカユニットが搭載された音響装置において、
前記キャビネットの内部に、発音方向の前方に開口部が向けられた複数の管路と、それぞれの前記管路の奥に配置されて前記開口部に向けて発音する前記スピーカユニットとが設けられ、
複数の前記開口部が直線状に並んでおり、それぞれの前記管路で、前記開口部から前記スピーカユニットまでの奥行き距離が相違していることを特徴とするものである。
【0009】
本発明の音響装置は、それぞれの前記管路は直線状に延び、それぞれの管路が平行に配置されているものとして構成される。
【0010】
本発明の音響装置は、前記管路の並び方向に向けて、前記奥行き距離が徐々に長くなるものが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
携帯端末保持具
18日前
個人
音響装置
15日前
個人
防犯AIプラグイン
1か月前
個人
電気音響変換装置
2か月前
個人
テレビ会議拡張システム
1か月前
日本無線株式会社
音声通信方式
15日前
日本精機株式会社
投影システム
21日前
キヤノン株式会社
通信装置
4日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2日前
日本放送協会
無線通信装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
個人
無線中継赤外線コピーリモコン
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
18日前
キヤノン電子株式会社
画像処理装置
2か月前
TOA株式会社
音響システム
1か月前
個人
補聴器のイヤピース耳穴挿入具
8日前
ヤマハ株式会社
音響出力装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像処理装置
1か月前
ヤマハ株式会社
音響出力装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
15日前
キヤノン株式会社
映像表示装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
17日前
オムロン株式会社
スレーブ装置
1か月前
リオン株式会社
電気機械変換器
2日前
日本放送協会
映像伝送システム
17日前
株式会社シグマ
撮像素子及び撮像装置
15日前
キヤノン株式会社
画像読取装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮影システム
8日前
株式会社ヴィーネックス
カメラ
9日前
シャープ株式会社
表示装置
1日前
シャープ株式会社
電子機器
9日前
アイホン株式会社
インターホン機器
1か月前
株式会社バッファロー
無線通信装置
17日前
株式会社ニコン
撮像装置
1か月前
株式会社ユピテル
撮像装置等
1か月前
理想科学工業株式会社
連絡システム
1か月前
続きを見る
他の特許を見る