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公開番号
2025033264
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023138858
出願日
2023-08-29
発明の名称
建物
出願人
大和ハウス工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E04D
13/068 20060101AFI20250306BHJP(建築物)
要約
【課題】軒樋及びバルコニーから雨水等を排水するための機構がより簡素化された建物を提供する。
【解決手段】本発明の住宅Hは、複数階建てであり、屋根10とバルコニー40とを有する建物であり、軒樋16と、屋根10及びバルコニー40を支え、軒樋16の内側空間と連通する内部空間を有する筒状の柱材20と、バルコニー40の床上の水を排水するための排水路を形成する金物側排水管32と、金物側排水管32に接続され、排水路と連通する内部空間を有する接続管36と、を備える。金物側排水管32のうち、接続管36と隣り合う部分が、柱材20の外周壁に形成された開口部28に入り、且つ、接続管36が柱材20内に挿入されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数階建てであり、屋根と、2階以上の階に設けられたバルコニーと、を有する建物であって、
前記屋根の軒先と隣り合う位置に配置された樋と、
前記屋根及び前記バルコニーを支え、前記樋の内側空間と連通する内部空間を有する筒状の柱材と、
前記バルコニーの床上の水を排水するための排水路を形成する排水管と、
前記排水管に接続され、前記排水路と連通する内部空間を有する接続管と、を備え、
前記排水管のうち、前記接続管と隣り合う部分が、前記柱材の外周壁に形成された開口部に入り、且つ、前記接続管が前記柱材内に挿入されている、建物。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記排水管と前記接続管とは、接続金物として一体化されており、
前記接続金物は、前記接続金物が有するベース部にて、前記バルコニーの下端部を構成する鋼材に固定されている、請求項1に記載の建物。
【請求項3】
前記接続金物において、前記排水管が、前記ベース部を貫通しており、
前記排水管のうち、前記接続管とは反対側で前記ベース部と隣り合う部分が、前記鋼材のウェブに形成された貫通孔に挿通されている、請求項2に記載の建物。
【請求項4】
前記柱材が、上下に分断された複数の筒状の柱材片により構成され、
複数の前記柱材片に含まれる第1柱材片の内部に、前記接続管の下側部分が挿入されており、
複数の前記柱材片のうち、前記第1柱材片の直上位置に配置された第2柱材片の内部に、前記接続管の上側部分が挿入されている、請求項1に記載の建物。
【請求項5】
前記接続管の下側部分は、前記第1柱材片の内部に挿入された状態で前記第1柱材片に固定ネジによって固定されており、
前記接続管の上側部分は、前記第2柱材片の内部に挿入された状態で前記第2柱材片に固定ネジによって固定されている、請求項4に記載の建物。
【請求項6】
前記排水管は、円管であり、
前記開口部は、前記第1柱材片の上端部に設けられた半円状の切り欠き部と、前記第2柱材片の下端部に設けられた半円状の切り欠き部とが、上下に並ぶことで構成される開口部である、請求項4又は5に記載の建物。
【請求項7】
前記柱材の上端部が、固定金物を介して、前記屋根が有する下地材における軒先側の端部に固定されている、請求項1に記載の建物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物に係り、特に、屋根、樋(軒樋)及びバルコニーを備えた建物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
屋根の軒先に樋(軒樋)が設けられた建物の構成として、屋根を支持する柱を管材によって構成し、この管材からなる柱を軒樋に接続することにより、当該柱を竪樋として兼用することが考えられ得る(例えば、特許文献1参照)。このような構成によれば、専用の竪樋が不要となる分、軒樋が受けた雨水を排水するための機構をより簡素化することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-172848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、複数階建ての建物には、バルコニーを備えるものが存在し、そのような建物には、通常、バルコニーの床(デッキ)上から雨水等を排水するための機器が設けられる。このような建物については、軒樋及びバルコニーから雨水等を排水するための機構をより簡素化できることが好ましい。
【0005】
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、軒樋及びバルコニーから雨水等を排水するための機構がより簡素化された建物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題は、本発明の建物によれば、複数階建てであり、屋根と、2階以上の階に設けられたバルコニーと、を有する建物であって、屋根の軒先と隣り合う位置に配置された樋と、屋根及びバルコニーを支え、樋の内側空間と連通する内部空間を有する筒状の柱材と、バルコニーの床上の水を排水するための排水路を形成する排水管と、排水管に接続され、排水路と連通する内部空間を有する接続管と、を備え、接続管が柱材内に挿入され、且つ、排水管のうち、接続管と隣り合う部分が、柱材の外周壁に形成された開口部を通じて、前記柱材の内側に入り込んでいることにより解決される。
上記の建物によれば、屋根及びバルコニーを支持する柱材が、竪樋として兼用され、かつ、バルコニーからの排水路をなす排水管が柱材に接続される。これにより、軒樋及びバルコニーから雨水等を排水するための機構が、より簡素化されたものとなる。また、竪樋として兼用される柱材には、バルコニーからの排水路をなす排水管と接続されるために開口部が設けられるが、排水管に繋がれた接続管が柱材内に挿入されていることにより、開口部の形成によって低下した柱材の強度を補うことができる。
【0007】
また、排水管と接続管とは、接続金物として一体化されており、接続金物は、接続金物が有するベース部にて、バルコニーの下端部を構成する鋼材に固定されてもよい。
上記の構成によれば、竪樋として兼用される柱材と、バルコニーからの排水路をなす排水管とを、接続金物によって適切に接続することができる。
【0008】
また、接続金物において、排水管が、ベース部を貫通しており、排水管のうち、接続管とは反対側でベース部と隣り合う部分が、鋼材のウェブに形成された貫通孔に挿通されてもよい。
上記の構成によれば、接続金物を適切に固定した上で、竪樋として兼用される柱材と、バルコニーからの排水路をなす排水管とを、接続金物によって接続することができる。
【0009】
また、柱材が、上下に分断された複数の筒状の柱材片により構成され、複数の柱材片に含まれる第1柱材片の内部に、接続管の下側部分が挿入されており、複数の柱材片のうち、第1柱材片の直上位置に配置された第2柱材片の内部に、接続管の上側部分が挿入されてもよい。
上記の構成よれば、竪樋として兼用される柱材に対して、接続金物をより容易に取り付けることができる。
【0010】
また、接続管の下側部分は、第1柱材片の内部に挿入された状態で第1柱材片に固定ネジによって固定されており、接続管の上側部分は、第2柱材片の内部に挿入された状態で第2柱材片に固定ネジによって固定されてもよい。
上記の構成によれば、竪樋として兼用される柱材に接続金物が取り付けられた状態を、良好に維持することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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