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公開番号
2025033028
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023138490
出願日
2023-08-29
発明の名称
乾式外構構造
出願人
ミサワホーム株式会社
代理人
個人
主分類
E04H
17/14 20060101AFI20250306BHJP(建築物)
要約
【課題】屋外構造物の設置を簡易に行えるようにすることで、屋外構造物の設置に係る手間やコストを軽減するとともに外構工事の工期を短縮でき、加えて、屋外構造物の設置安定性を向上させる。
【解決手段】建物1の屋外側面に隣接して配置され、建物1に固定されない状態で地面Gに置かれた浮き床部30を備え、浮き床部30は、地面Gに敷設された複数のベースプレート40と、複数のベースプレート40の各々の上に立設され、取付具によって取り付けられた複数の束41と、複数の束41間に架け渡されて、取付具47によって取り付けられた複数の大引42と、複数の大引42間に架け渡されて、取付具47によって取り付けられた複数の根太43と、複数の根太43間に架け渡され、かつ、複数の根太43に固定されない状態で複数の根太43の上面に敷設された複数の床仕上げ材44,45と、を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
建物の屋外側面に隣接して配置され、前記建物に固定されない状態で地面に置かれた浮き床部を備えており、
前記浮き床部は、
前記地面に敷設された複数のベースプレートと、
前記複数のベースプレートの各々の上に立設され、取付具によって取り付けられた複数の束と、
前記複数の束間に架け渡されて、取付具によって取り付けられた複数の大引と、
前記複数の大引間に架け渡されて、取付具によって取り付けられた複数の根太と、
前記複数の根太間に架け渡され、かつ、前記複数の根太に固定されない状態で前記複数の根太の上面に敷設された複数の床仕上げ材と、を有していることを特徴とする乾式外構構造。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の乾式外構構造において、
前記浮き床部における前記複数の床仕上げ材が、前記建物の屋外側面から離間する方向に移動することを抑制するストッパー部を更に備えており、
前記ストッパー部は、前記床仕上げ材における前記建物側の端部とは反対側の端部に接して設けられていることを特徴とする乾式外構構造。
【請求項3】
請求項2に記載の乾式外構構造において、
前記ストッパー部は、前記複数の根太の各々における前記建物側の端部とは反対側の端部に取り付けられ、
前記ストッパー部の上端部は、前記複数の根太の上面よりも上方に突出し、かつ、前記床仕上げ材の上面よりも下方に位置していることを特徴とする乾式外構構造。
【請求項4】
請求項2に記載の乾式外構構造において、
前記ストッパー部は、前記複数の根太のうち、前記浮き床部における前記建物側の端部とは反対側の端部に配置された根太の側面に取り付けられ、
前記ストッパー部の上端部は、前記根太の上面よりも上方に突出し、かつ、前記床仕上げ材の上面よりも下方に位置していることを特徴とする乾式外構構造。
【請求項5】
請求項3又は4に記載の乾式外構構造において、
前記ストッパー部の下端部は、前記複数の大引の下面よりも下方に突出していることを特徴とする乾式外構構造。
【請求項6】
請求項2に記載の乾式外構構造において、
前記ストッパー部は、前記地面に自立する塀であり、前記床仕上げ材側の面が、前記床仕上げ材における前記建物側の端部とは反対側の端部に接していることを特徴とする乾式外構構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅等の建物の屋外部分に設けられる乾式外構構造に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、屋外構造物として、例えばテラス、パーゴラ、門扉、門柱、塀、支柱、花壇、郵便受け等を始めとする様々なものが知られている。そして、このような屋外構造物を屋外に設置する場合は、例えば特許文献1のように、地面を掘削して穴を形成し、当該穴にコンクリートを流し込んで基礎を設け、このように設けられた基礎上に構造物本体を固定することによって設置する方法が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-187155号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、コンクリートによって基礎を構築し、その基礎上に屋外構造物を設置する外構工事を行う場合は、コンクリートの硬化を待つ時間が必要であるため、少なくともコンクリートの硬化を待つ時間分は、外構工事の期間が長くなるという問題があった。そのため、住宅の新築時には、家屋の引き渡しを行った後も外構工事が続く場合があり、家屋と外構を同時に引き渡したいという要望があった。さらに、昨今は人手不足が深刻化しており、外構工事の工期短縮は喫緊の課題となっている。
また、住宅の家屋自体については、居住者のライフステージの変化に伴う家族構成やライフスタイルの変化に合わせてリフォームを行うことは一般的である。ところが、屋外構造物については、従来のように基礎を構築してしまうと、基礎を掘り出して交換したり、壊して撤去したりするなどしてリフォームを行う。そのため、屋外構造物のリフォームを行う場合は、手間やコストがかかる場合があった。
さらに、新築時であるかリフォーム時であるかにかかわらず、外構工事の工期短縮を図るために、屋外構造物の設置を簡易に行えるようにすることが求められるが、それと同時に、屋外構造物の設置安定性の向上も求められている。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、屋外構造物の設置を簡易に行えるようにすることで、屋外構造物の設置に係る手間やコストを軽減するとともに外構工事の工期を短縮でき、加えて、屋外構造物の設置安定性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、例えば図1~図11に示すように、建物1の屋外側面に隣接して配置され、前記建物1に固定されない状態で地面Gに置かれた浮き床部30を備えており、
前記浮き床部30は、
前記地面Gに敷設された複数のベースプレート40と、
前記複数のベースプレート40の各々の上に立設され、取付具によって取り付けられた複数の束41と、
前記複数の束41間に架け渡されて、取付具47によって取り付けられた複数の大引42と、
前記複数の大引42間に架け渡されて、取付具47によって取り付けられた複数の根太43と、
前記複数の根太43間に架け渡され、かつ、前記複数の根太43に固定されない状態で前記複数の根太43の上面に敷設された複数の床仕上げ材44,45と、を有していることを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、浮き床部30における床仕上げ材44,45は、複数の根太43間に架け渡され、かつ、複数の根太43に固定されない状態で複数の根太43の上面に敷設されているので、床仕上げ材44,45を複数の根太43に固定する手間を省略することができ、複数の根太43上に簡易に設置することができる。また、浮き床部30は、建物1に固定されない状態で地面Gに置かれるため、建物1に対し、浮き床部30の設置に係る作業が発生しにくくなる。これにより、屋外構造物である浮き床部30の設置を簡易に行うことができるので、屋外構造物30(25,26)の設置に係る手間やコストを軽減するとともに外構工事の工期を短縮することができる。
さらに、浮き床部30は、地面Gに敷設された複数のベースプレート40と、複数のベースプレート40の各々の上に立設され、取付具によって取り付けられた複数の束41と、複数の束41間に架け渡されて、取付具47によって取り付けられた複数の大引42と、複数の大引42間に架け渡されて、取付具47によって取り付けられた複数の根太43と、を備えているので、これらが床仕上げ材44,45を支持する床組みとして機能する。そして、このような床組みのうち、複数の束41、複数の大引42、複数の根太43は取付具47によって取り付けられているため、取付具47を取り外すことによって床組みを簡易に撤去できる。また、ベースプレート40も地面Gに敷設されるものであるため、簡易に撤去できる。加えて、床仕上げ材44,45も、複数の根太43に固定されない状態で複数の根太43の上面に敷設されているので簡易に撤去することができる。したがって、屋外構造物30のリフォームを行いたいという要望があったときにも、既設の浮き床部30を簡易に撤去することができるので、屋外構造物30(25,26)のリフォームに係る外構工事の工期を短縮することができる。
加えて、浮き床部30は、建物1の屋外側面に隣接して配置されているので、例えば地震を始めとする様々な外力が浮き床部30に作用しても、浮き床部30は、建物1側にずれて移動しにくくなる。そのため、屋外構造物である浮き床部30の設置を簡易に行いつつ浮き床部30の設置安定性を向上することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、例えば図1~図11に示すように、請求項1に記載の乾式外構構造において、
前記浮き床部30における前記複数の床仕上げ材44,45が、前記建物1の屋外側面から離間する方向に移動することを抑制するストッパー部25,26,50,60を更に備えており、
前記ストッパー部25,26,50,60は、前記床仕上げ材44,45における前記建物1側の端部とは反対側の端部に接して設けられていることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、浮き床部30における複数の床仕上げ材44,45が、建物1の屋外側面から離間する方向に移動することを抑制するストッパー部25,26,50,60が、床仕上げ材44,45における建物1側の端部とは反対側の端部に接して設けられているので、床仕上げ材44,45は、建物1の屋外側面とストッパー部25,26,50,60との間に挟み込まれた位置関係で、複数の根太43の上面に敷設されることとなる。そのため、例えば地震を始めとする様々な外力が床仕上げ材44,45に作用しても、床仕上げ材44,45は、建物1側にも、建物1とは反対側にも移動しにくくなる。これにより、床仕上げ材44,45、ひいては浮き床部30の設置安定性を向上することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、例えば図7,図8に示すように、請求項2に記載の乾式外構構造において、
前記ストッパー部50(第一プレート部材50)は、前記複数の根太43の各々における前記建物1側の端部とは反対側の端部に取り付けられ、
前記ストッパー部50の上端部は、前記複数の根太43の上面よりも上方に突出し、かつ、前記床仕上げ材44,45の上面よりも下方に位置していることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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