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公開番号2025030636
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023136119
出願日2023-08-24
発明の名称印刷装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250228BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷装置を左右方向についてコンパクトに構成する。
【解決手段】印刷装置1は、印刷媒体Mを支持する媒体支持部30に対して前後方向に移動可能に構成される移動機構70と、移動機構70を前後方向に移動させる駆動機構50と、を備え、移動機構70は、第1ガイド軸51Aと、第2ガイド軸51Bと、第1ガイド軸51Aに支持される第1脚部73Aと、第2ガイド軸51Bに支持される第2脚部73Bと、を有し、駆動機構50は、脚駆動モーター61の発生した駆動力を第1脚部73Aに伝達する第1伝達構造60Aと、脚駆動モーター61の発生した駆動力を第2脚部73Bに伝達する第2伝達構造60Bと、を有し、第1伝達構造60Aの少なくとも一部は、左右方向について、第1脚部73Aと重なる位置に配置され、第2伝達構造60Bの少なくとも一部は、左右方向について、第2脚部73Bと重なる位置に配置される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
印刷媒体を支持する媒体支持部と、
前記印刷媒体に印刷を行う印刷部と、
前記印刷部を支持し、前記媒体支持部に対して第１方向に移動可能に構成される移動機構と、
前記移動機構を前記第１方向に移動させる駆動機構と、を備え、
前記移動機構は、
前記第１方向と交差する第２方向について前記媒体支持部に対して一方側に設けられ、前記第１方向に延びる第１ガイド軸と、
前記第２方向について前記媒体支持部に対して他方側に設けられ、前記第１方向に延びる第２ガイド軸と、
前記第１ガイド軸に移動可能に支持される第１脚部と、
前記第２ガイド軸に移動可能に支持される第２脚部と、を有し、
前記駆動機構は、
駆動源と、
前記第２方向に延びる１本の駆動軸と、
前記駆動源の発生した駆動力を前記第１脚部に伝達する第１伝達構造と、
前記駆動源の発生した駆動力を前記第２脚部に伝達する第２伝達構造と、
を有し、
前記第１伝達構造の少なくとも一部は、前記第２方向について、前記第１脚部と重なる位置に配置され、
前記第２伝達構造の少なくとも一部は、前記第２方向について、前記第２脚部と重なる位置に配置される、
印刷装置。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記第１伝達構造、及び前記第２伝達構造の各々は、
前記駆動軸の前記第２方向について端部に配置される第１歯車と、
前記第１脚部、及び前記第２脚部の各々に前記駆動力を伝達する第２ベルトと、
前記第１歯車と前記第２ベルトとの間で、前記駆動力を伝達する第１ベルトと、
前記第１ベルトと、前記第２ベルトとの間で、前記駆動力を伝達する複合歯車と、
を有し、
前記第１伝達構造の前記第１歯車、及び前記第１ベルトは、前記第２方向について、前記第１脚部の範囲内に配置され、
前記第２伝達構造の前記第１歯車、及び前記第１ベルトは、前記第２方向について、前記第２脚部の範囲内に配置される、
請求項１に記載の印刷装置。
【請求項３】
前記第１伝達構造の前記第２ベルトは、前記第２方向について、前記第１脚部の範囲内に配置され、
前記第２伝達構造の前記第２ベルトは、前記第２方向について、前記第２脚部の範囲内に配置される、
請求項２に記載の印刷装置。
【請求項４】
前記移動機構は、
前記第１方向に延び、前記第１ガイド軸と前記第１脚部とを収納する第１枠体と、
前記第１方向に延び、前記第２ガイド軸と前記第２脚部とを収納する第２枠体と、
を有し、
前記第１伝達構造、及び前記第２伝達構造の各々は、第２歯車を更に有し、
前記第１伝達構造、及び前記第２伝達構造の各々において、
前記第２ベルトは、前記複合歯車と、前記第２歯車と、に掛け渡され、
前記複合歯車は、前記第１枠体及び前記第２枠体の前記第１方向の一方側の端部に配置され、
前記第２歯車は、前記第１枠体及び前記第２枠体の前記第１方向の他方側の端部に配置される、
請求項２に記載の印刷装置。
【請求項５】
前記第１伝達構造において、前記複合歯車の回転軸、及び前記第２歯車の回転軸は、前記第１枠体に支持され、
前記第２伝達構造において、前記複合歯車の回転軸、及び前記第２歯車の回転軸は、前記第２枠体に支持される、
請求項４に記載の印刷装置。
【請求項６】
前記移動機構において、
前記第１ガイド軸は、前記第２方向について、前記第１枠体の中央に配置され、
前記第２ガイド軸は、前記第２方向について、前記第２枠体の中央に配置される、
請求項４に記載の印刷装置。
【請求項７】
前記第１脚部、及び前記第２脚部の各々は、前記第１方向に延び、前記第２ベルトを挿通する第１開口を有する、
請求項３に記載の印刷装置。
【請求項８】
前記第１脚部、及び前記第２脚部の各々は、前記第２歯車の回転軸を支持する支持部材との干渉を回避する凹部を有する、
請求項４に記載の印刷装置。
【請求項９】
前記支持部材は、前記第２ベルトの張力を調整する張力調整機構、及び前記第２ベルトの斜行を調整する斜行調整機構として機能する、
請求項８に記載の印刷装置。
【請求項１０】
前記第１脚部、及び前記第２脚部の各々は、
前記第２ベルトを固定する固定部材と、
前記固定部材の上方に開口する第２開口と、
を有する、
請求項３に記載の印刷装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、印刷装置に関する。
続きを表示（約 2,400 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、印刷装置を開示する。この印刷装置は、記録ヘッドを保持するガントリーを移動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－６６０４５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に開示された印刷装置では、移動部の移動を安定させるために、移動部の２箇所以上に対して駆動力を作用させることが好ましい。また、このような印刷装置では、コンパクト化に関して改善の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本開示の一態様は、印刷媒体を支持する媒体支持部と、前記印刷媒体に印刷を行う印刷部と、前記印刷部を支持し、前記媒体支持部に対して第１方向に移動可能に構成される移動機構と、前記移動機構を前記第１方向に移動させる駆動機構と、を備え、前記移動機構は、前記第１方向と交差する第２方向について前記媒体支持部に対して一方側に設けられ、前記第１方向に延びる第１ガイド軸と、前記第２方向について前記媒体支持部に対して他方側に設けられ、前記第１方向に延びる第２ガイド軸と、前記第１ガイド軸に移動可能に支持される第１脚部と、前記第２ガイド軸に移動可能に支持される第２脚部と、を有し、前記駆動機構は、駆動源と、前記第２方向に延びる１本の駆動軸と、前記駆動源の発生した駆動力を前記第１脚部に伝達する第１伝達構造と、前記駆動源の発生した駆動力を前記第２脚部に伝達する第２伝達構造と、を有し、前記第１伝達構造の少なくとも一部は、前記第２方向について、前記第１脚部と重なる位置に配置され、前記第２伝達構造の少なくとも一部は、前記第２方向について、前記第２脚部と重なる位置に配置される、印刷装置である。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
本実施形態に係る印刷装置の全体構成の一例を示す平面図。
駆動機構の構成の一例を示す斜視図。
移動機構、及び駆動機構の構成の一例を示す平面図。
脚部の構成の一例を示す斜視図。
脚部の構成の一例を示す斜視図。
脚部を第２ベルトに固定する固定部材の構成の一例を示す斜視図。
脚部を第２ベルトに固定する固定部材の構成の一例を示す断面斜視図。
第１ベルトの張力を調整する調整機構の一例を示す斜視図。
第２ベルトの張力を調整する調整機構の一例を示す斜視図。
第２ベルトの斜行を調整する調整機構の一例を示す断面斜視図。
前後方向について第１脚部の原点位置を検出する検出器の一例を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【０００７】
［１．全体の構成］
図１は、本実施形態に係る印刷装置１の全体構成の一例を示す平面図である。
図１に示すように、印刷装置１は、記録ヘッド８９ａと、媒体支持部３０と、を備える。媒体支持部３０は、印刷媒体Ｍを支持する。記録ヘッド８９ａは、インク等の液体を吐出することによって、印刷媒体Ｍに画像を形成する。すなわち、印刷装置１は、記録ヘッド８９ａから液体を吐出することで、印刷媒体Ｍに画像を形成する装置である。
印刷媒体Ｍは、シート、布、或いは立体物である。シートは、紙製、又は合成樹脂製のシートであってもよい。布は、不織布、ニット、及び布帛のいずれかであってもよい。立体物は、衣服や靴などの装飾品、日用品、機械部品、その他の各種の物体を含む。
印刷装置１が印刷媒体Ｍに吐出する液体の種類に制限はなく、流動性を有していればよい。例えば、印刷装置１は、１つ又は複数の色のインクを記録ヘッド８９ａによって印刷媒体Ｍの表面に向けて噴射し、印刷媒体Ｍに画像を形成するプリンターである。
【０００８】
図１－図１１の各々には、Ｘ軸、Ｙ軸、及びＺ軸を示す。Ｘ軸、Ｙ軸、及びＺ軸は互いに直交する。Ｚ軸は、上下方向に延びる軸である。Ｘ軸、及び、Ｙ軸は、水平面に平行である。以下の説明において、Ｘ軸に沿った方向を左右方向とし、Ｙ軸に沿った方向を前後方向とする。詳細には、Ｚ軸の正方向を上方向とし、Ｘ軸の正方向を左方向とし、Ｙ軸の正方向を前方向とする。
前後方向は、「第１方向」の一例に対応する。
左右方向は、「第２方向」の一例に対応する。なお、第２方向は、第１方向と交差する方向である。本実施形態では、第２方向が第１方向と直交する方向である場合について説明する。
【０００９】
印刷装置１は、底板１３、一対のベース部材１５、一対のガイド軸５１、媒体支持部３０、を備える。ベース部材１５は、左右方向に延びる部材である。２つのベース部材１５は、底板１３の上に前後方向に並べて配置され、底板１３に固定される。ガイド軸５１は前後方向に延びる軸であり、２本のガイド軸５１の各々は、２つのベース部材１５に跨がるように、左右方向に並べて配置される。
【００１０】
ガイド軸５１は、第１ガイド軸５１Ａと、第２ガイド軸５１Ｂと、で構成される。第１ガイド軸５１Ａは、左右方向について媒体支持部３０に対して右側に設けられ、前後方向に延びる。第２ガイド軸５１Ｂは、左右方向について媒体支持部３０に対して左側に設けられ、前後方向に延びる。
媒体支持部３０に対して右側は、「媒体支持部に対して一方側」の一例に対応する。
媒体支持部３０に対して左側は、「媒体支持部に対して他方側」の一例に対応する。
ガイド軸５１については、図２、及び図３を参照して更に説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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