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公開番号2025030567
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023135974
出願日2023-08-24
発明の名称インクジェット印刷装置
出願人理想科学工業株式会社
代理人インフォート弁理士法人
主分類B41J 2/17 20060101AFI20250228BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】インクジェット印刷装置において、インクジェットヘッドと媒体との間を浮遊するミストを簡素な構成で搬送方向下流に流すとともに、高精度に印刷を行う。
【解決手段】第1回転体(R1)は、搬送部(50,31)による媒体(P)の搬送方向(T)におけるインクジェットヘッド(40)の少なくとも上流側に配置され、媒体(P)に接触可能である。第2回転体(R2)は、搬送方向(T)における第1回転体(R1)とインクジェットヘッド(40)との間に配置され、媒体(P)とのギャップ(DF)がインクジェットヘッド(40)と媒体(P)とのヘッドギャップ(DH)と同一以下で且つ第1回転体(R1)と媒体(P)とのギャップ(DR)よりも広い位置において媒体(P)に非接触で回転することによって、インクジェットヘッド(40)と媒体(P)との間を搬送方向(T)へ流れる気流(F)を発生させる。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
媒体を搬送する搬送部と、
前記搬送部によって搬送される前記媒体にインクを吐出するインクジェットヘッドと、
前記搬送部による前記媒体の搬送方向における前記インクジェットヘッドの少なくとも上流側に配置され、前記媒体に接触可能な第1回転体と、
前記搬送方向における前記第1回転体と前記インクジェットヘッドとの間に配置され、前記媒体とのギャップが前記インクジェットヘッドと前記媒体とのヘッドギャップと同一以下で且つ前記第1回転体と前記媒体とのギャップよりも広い位置において前記媒体に非接触で回転することによって、前記インクジェットヘッドと前記媒体との間を前記搬送方向へ流れる気流を発生させる第2回転体と
を備えることを特徴とするインクジェット印刷装置。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記第2回転体は、前記媒体に非接触で回転することによって前記気流を発生させる第1位置と、前記媒体に接触可能な第2位置とに移動可能に配置されている
ことを特徴とする請求項1記載のインクジェット印刷装置。
【請求項3】
前記第2回転体を制御する制御部を更に備え、
前記制御部は、前記ヘッドギャップと、前記媒体の種類と、前記インクジェットヘッドのインク吐出によって行われる印刷の印刷情報とのうち少なくとも1つに基づいて、前記第2回転体を、回転するON状態と回転しないOFF状態とに切り替える
ことを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット印刷装置。
【請求項4】
前記第2回転体を制御する制御部を更に備え、
前記制御部は、前記ヘッドギャップと、前記媒体の種類と、前記インクジェットヘッドのインク吐出によって行われる印刷の印刷情報とのうち少なくとも1つに基づいて、前記第2回転体の回転速度を調整する
ことを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット印刷装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェットヘッドを備えるインクジェット印刷装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット印刷装置では、インクジェットヘッドがインクを吐出する際、画像形成に使う主滴の他に体積の小さいミスト(サテライトを含む)が発生する。このミストは、インクジェット印刷装置の内部を浮遊して装置内部部品やヘッド面を汚してしまう。そこで、従来、媒体の上方にエアを吸引したり媒体に向かって下方にエアを噴出したりすることで気流を発生させる気流発生装置が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5644205号公報
特許第5811667号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特にインクジェットヘッドと媒体とのヘッドギャップが広い場合、ミストがインクジェットヘッドと媒体との間に滞留することで、ミストがインクジェットヘッドに付着しやすくなる。このようにミストがインクジェットヘッドに付着すると、インクジェットヘッドにインクの吐出不良が発生したり、インクジェットヘッドから落下して用紙に付着したりするため、高精度に印刷を行うことができない。
【0005】
また、ミストがインクジェットヘッドと媒体との間に滞留するのを抑制するために、上述の気流発生装置が上方へのエアの吸引や下方へのエアの噴出を強めると、インクの着弾精度が悪化したり媒体が浮いたりするため、高精度に印刷を行うことができない。また、気流発生装置として、エアを吸引する吸引機構とは別にエアを噴出する噴出機構が配置される場合、インクジェット印刷装置の構造が複雑化する。
【0006】
本発明の目的は、インクジェットヘッドと媒体との間を浮遊するミストを簡素な構成で搬送方向下流に流すことができるとともに、高精度に印刷を行うことができるインクジェット印刷装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの態様では、インクジェット印刷装置は、媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される前記媒体にインクを吐出するインクジェットヘッドと、前記搬送部による前記媒体の搬送方向における前記インクジェットヘッドの少なくとも上流側に配置され、前記媒体に接触可能な第1回転体と、前記搬送方向における前記第1回転体と前記インクジェットヘッドとの間に配置され、前記媒体とのギャップが前記インクジェットヘッドと前記媒体とのヘッドギャップと同一以下で且つ前記第1回転体と前記媒体とのギャップよりも広い位置において前記媒体に非接触で回転することによって、前記インクジェットヘッドと前記媒体との間を前記搬送方向へ流れる気流を発生させる第2回転体とを備える。
【発明の効果】
【0008】
前記態様によれば、インクジェットヘッドと媒体との間を浮遊するミストを簡素な構成で搬送方向下流に流すことができるとともに、高精度に印刷を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施の形態に係るインクジェット印刷装置の内部構造を示す正面図である。
一実施の形態に係るインクジェット印刷装置の制御構成を示す図である。
一実施の形態における紙抑えローラ及び気流発生ローラを示す正面図である。
一実施の形態における紙抑えローラ及び気流発生ローラを示す平面図である。
一実施の形態における気流の速さ及び向きを矢印の長さ及び向きで示す正面図である。
一実施の形態における気流の速さ及び向きを矢印の長さ及び向きで示す正面図である。
一実施の形態における搬送方向の気流を濃淡で示す正面図である。
一実施の形態における搬送方向の気流を濃淡で示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施の形態に係るインクジェット印刷装置について、図面を参照しながら説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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