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公開番号2025030266
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023135413
出願日2023-08-23
発明の名称生分解性ラミネート紙
出願人ハビックス株式会社
代理人個人,個人
主分類B32B 27/10 20060101AFI20250228BHJP(積層体)
要約【課題】生分解性ラミネート紙の柔軟性を向上させるとともに、資材の減量化を行う。
【解決手段】生分解性ラミネート紙は、坪量が10g/m²以上30g/m²以下の紙基材と、当該紙基材の少なくとも一方の表面に形成された平均厚さ5μm以上20μm以下の生分解性樹脂のラミネート層とを有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
坪量が１０ｇ／ｍ
２
以上３０ｇ／ｍ
２
以下の紙基材と、当該紙基材の少なくとも一方の表面に形成された平均厚さ５μｍ以上２０μｍ以下の生分解性樹脂のラミネート層とを有することを特徴とする生分解性ラミネート紙。
続きを表示（約 330 文字）【請求項２】
前記紙基材が、クレープ率が５％以上３０％以下のクレープ紙である請求項１に記載の生分解性ラミネート紙。
【請求項３】
前記生分解性樹脂が、ポリブチレンアジペートテレフタレートを含有する請求項１又は２に記載の生分解性ラミネート紙。
【請求項４】
透湿度が、１０００ｇ／ｍ
２
・２４ｈ以上である請求項１又は２に記載の生分解性ラミネート紙。
【請求項５】
前記ラミネート層は、前記紙基材の片面のみに形成されている請求項１又は２に記載の生分解性ラミネート紙。
【請求項６】
前記生分解性樹脂が、無機充填剤を実質的に含有しない請求項１又は２に記載の生分解性ラミネート紙。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、生分解性ラミネート紙に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
通気性を有するとともに、水不透過性を有することが求められる用途では透湿性フィルムが用いられている。例えば、おむつの裏当てシートや生理用ナプキン等の用途に用いられている。透湿性フィルムは一般的にポリエチレン等のフィルムを基に製造されるが、自然環境下において分解しないため、マイクロプラスチック化する問題があり、生分解性の素材への置換えが求められている。
【０００３】
特許文献１は、無機充填剤粒子の分散相を含有する生分解性熱可塑性ポリマーを含む、空気および湿気通気性の生分解性フィルムについて記載している。この生分解性フィルムは、液体不透過性を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
国際公開第２００２／０４２３６５号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ところで、特許文献１等の生分解性のフィルムを、おむつの裏当てシートや生理用ナプキン等の人の肌に接触する用途に用いる場合、人の肌に接触しても不快感を与えにくく、快適に使用できることが求められる。人の肌に接触しても快適に使用できるように、さらなる柔軟性の向上とともに、近年は環境対策として資材の減量化が求められている。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するための生分解性ラミネート紙は、坪量が１０ｇ／ｍ
２
以上３０ｇ／ｍ
２
以下の紙基材と、当該紙基材の少なくとも一方の表面に形成された平均厚さ５μｍ以上２０μｍ以下の生分解性樹脂のラミネート層とを有することを要旨とする。
【０００７】
この構成によれば、紙基材の坪量が相対的に小さく、且つラミネート層の平均厚さが相対的に薄いため、生分解性ラミネート紙の柔軟性を向上させることができる。また、資材の減量化を行うことができる。さらに、生分解性ラミネート紙が、透湿性と、水不透過性とを有したものとなる。
【０００８】
上記生分解性ラミネート紙について、前記紙基材が、クレープ率が５％以上３０％以下のクレープ紙であることが好ましい。この構成によれば、生分解性ラミネート紙の柔軟性をより向上させることができる。
【０００９】
上記生分解性ラミネート紙について、前記生分解性樹脂が、ポリブチレンアジペートテレフタレートを含有することが好ましい。この構成によれば、生分解性ラミネート紙の柔軟性をより向上させることができる。
【００１０】
上記生分解性ラミネート紙について、透湿度が、１０００ｇ／ｍ
２
・２４ｈ以上であることが好ましい。この構成によれば、透湿性が求められる用途に好適に用いることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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