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公開番号2025029656
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023134399
出願日2023-08-22
発明の名称ビームの連結構造
出願人株式会社オカムラ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E04B 2/74 20060101AFI20250228BHJP(建築物)
要約【課題】ビームに配線取り回し用の特別な加工を施すことなく、ビーム同士の連結部の配線の取り回しを見栄えよく行うことができるようにした配線取り回し構造を提供する。
【解決手段】上部に凹部11を有する第1ビーム5と第2ビーム6が平面視T字状に連結されている連結部の配線取り回し構造であって、連結部に設けられる配線取り回し部材16は、連結部の上部の配線取り回し経路において第1ビーム5の長さ方向に互いに離間して立ち上がる一対の起立部161、161を備え、該一対の起立部161間に電源コードCが収容されて配線される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
上部に凹部を有する第1ビームと第2ビームが平面視T字状に連結されている連結部の配線取り回し構造であって、
前記連結部に設けられる配線取り回し部材は、前記連結部の上部の配線取り回し経路において前記第1ビームの長さ方向に互いに離間して立ち上がる一対の起立部を備え、該一対の起立部間に電源コード等を収容して配線されることを特徴とする配線取り回し構造。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
一対の前記起立部の一端部には、前記第2ビームの前記凹部内に入り込む垂下片が連設されていることを特徴とする請求項1に記載の配線取り回し構造。
【請求項3】
一対の前記起立部は、前記第1ビーム方向に向かって平面視ハ字状に拡開していることを特徴とする請求項1に記載の配線取り回し構造。
【請求項4】
平面視ハ字状に拡開する一対の前記起立部の他端部には、前記第1ビームの前記凹部内において互いに反対方向に延びる外向片が連設されていることを特徴とする請求項3に記載の配線取り回し構造。
【請求項5】
前記配線取り回し部材は、前記第1ビームと前記第2ビームとを連結する連結部材に一体的に設けられていることを特徴とする請求項3または4に記載の配線取り回し構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、交差させて連結されたビーム連結部の配線取り回し構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
オフィスなどの室内空間を所定の大きさに区画する空間構造体(間仕切装置)の中には、例えば特許文献1に記載されているように、前後左右に離間させて床面に立設された4本の支柱の上端部同士を連結杆(ビーム)により連結するとともに、上部に凹部が形成された2本の連結杆を平面視においてT字状に交差させ、一方の連結杆の側面に他方の連結杆の端面を連結部材により連結したものがある。そして、一方の連結杆の側面に、両連結杆の凹部に連通する切欠部を形成することにより、一方の連結杆と他方の連結杆との連結部において配線の取り回しを容易に行うことができるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6712853号公報(第8頁、第5図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されている配線の取り回し構造においては、一方の連結杆の側面に切欠部を形成するための加工を施す必要があるため、連結杆の転用性に課題がある。また、連結杆同士の連結部が切欠部が形成された部分に限られるため、連結杆同士を任意の位置で連結できないという問題もある。
【0005】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、ビームに配線取り回し用の特別な加工を施すことなく、ビーム同士の連結部の配線の取り回しを見栄えよく行うことができるようにした配線取り回し構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本発明の配線取り回し構造は、
上部に凹部を有する第1ビームと第2ビームが平面視T字状に連結されている連結部の配線取り回し構造であって、
前記連結部に設けられる配線取り回し部材は、前記連結部の上部の配線取り回し経路において前記第1ビームの長さ方向に互いに離間して立ち上がる一対の起立部を備え、該一対の起立部間に電源コード等が収容されて配線されることを特徴としている。
この特徴によれば、第1ビーム等に配線取り回し用の特別な加工を施すことなく、第1ビームと第2ビームとの連結部の上部の一対の起立部間に電源コード等を露出させずに収容して、連結部の配線の取り回しを見栄えよく行うことができる。
【0007】
一対の前記起立部の一端部には、前記第2ビームの前記凹部内に入り込む垂下片が連設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、電源コード等が垂下片にガイドされて配線されるので、配線取り回しの際に電源コード等に傷を付けるのが防止される。
【0008】
一対の前記起立部は、前記第1ビーム方向に向かって平面視ハ字状に拡開していることを特徴としている。
この特徴によれば、平面視ハ字状に拡開する起立部に沿って電源コード等を緩やかに折り曲げて第1ビームの凹部内に配線できるので、配線の取り回し作業が容易となるとともに、電源コード等に傷を付けるのが防止される。
【0009】
平面視ハ字状に拡開する一対の前記起立部の他端部には、前記第1ビームの前記凹部内において互いに反対方向に延びる外向片が連設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、平面視ハ字状に拡開する起立部と、それに連続する外向片とにより電源コード等をガイドして第1ビームの凹部内に容易に、かつ傷を付けずに配線することができる。
【0010】
前記配線取り回し部材は、前記第1ビームと前記第2ビームとを連結する連結部材に一体的に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、配線取り回し部材が連結部から外れることがなく、かつ配線取り回し部材を別途製作する必要もないので、コスト低減が図れると共に配線取り回し部材の取付工数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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