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公開番号
2025025179
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023129738
出願日
2023-08-09
発明の名称
組立式コンクリート建物及びその組立方法
出願人
株式会社IHI建材工業
代理人
弁理士法人アテンダ国際特許事務所
主分類
E04B
1/348 20060101AFI20250214BHJP(建築物)
要約
【課題】設置場所での組立作業を容易且つ迅速に行うことができるとともに、十分な広さの内部空間を確保することのできる組立式コンクリート建物及びその組立方法を提供する。
【解決手段】建物本体1の前後方向中間部に配置される本体ユニット10と、建物本体1の前後方向の端部に配置される端部ユニット20とを備え、本体ユニット10及び端部ユニット20は、互いに建物本体1の上下方向略中央で分割された第1及び第2の本体側コンクリート部材11,12と第1及び第2の端部側コンクリート部材21,22からなるので、トラック等の運搬車両Sによって設置場所まで運搬する際、積荷の高さ制限を超えない範囲でこれらのコンクリート部材一つ当たりの高さ寸法を十分に大きくすることができ、十分な広さの居住空間を有する建物本体1を形成することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
建物本体の上面部、底面部及び左右の側面部を有するとともに、前後方向両端面を開口した本体ユニットを備え、
本体ユニットは、上面部及び上側側面部が一体に形成された第1の本体側コンクリート部材と、底面部及び下側側面部が一体に形成された第2の本体側コンクリート部材とからなり、第1及び第2の本体側コンクリート部材は互いに上側及び下側側面部の上下方向の接合端面を突き合わせることにより接合され、
互いに前後方向の接合端面を突き合わせることにより前後方向に接合された複数の本体ユニットまたは一つの本体ユニットによって建物本体を形成した
ことを特徴とする組立式コンクリート建物。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
建物本体の前後方向一方の端面部、上面部、底面部及び左右の側面部を有するとともに、前後方向他方の面を開口した端部ユニットを備え、
端部ユニットは、上面部、上側端面部及び上側側面部が一体に形成された第1の端部側コンクリート部材と、底面部、下側端面部及び下側側面部が一体に形成された第2の端部側コンクリート部材とからなり、第1及び第2の端部側コンクリート部材は互いに上側端面部及び上側側面部と下側端面部及び下側側面部の上下方向の接合端面を突き合わせることにより接合され、
互いに前後方向の接合端面を突き合わせることにより前後方向に接合された複数の本体ユニットまたは一つの本体ユニットの前後方向少なくとも一方の端部に端部ユニットを接合することにより建物本体を形成した
ことを特徴とする請求項1記載の組立式コンクリート建物。
【請求項3】
前記建物本体に前後方向のプレストレスを付与する緊張材を備えた
ことを特徴とする請求項1または2記載の組立式コンクリート建物。
【請求項4】
前記建物本体を上下方向に複数配列した
ことを特徴とする請求項1または2記載の組立式コンクリート建物。
【請求項5】
前記各建物本体に上下方向のプレストレスを付与する緊張材を備えた
ことを特徴とする請求項4記載の組立式コンクリート建物。
【請求項6】
前記建物本体を左右方向に複数配列した
ことを特徴とする請求項1または2記載の組立式コンクリート建物。
【請求項7】
前記建物本体を左右方向及び上下方向にそれぞれ複数ずつ配列し、
上下方向各列の建物本体を支持する複数の梁と、
各梁を支持する支柱とを備えた
ことを特徴とする請求項1または2記載の組立式コンクリート建物。
【請求項8】
前記第2の本体側コンクリート部材と、第2の本体側コンクリート部材の両端側に接合された一対の第2の端部側コンクリート部材によって形成され、内面が防水加工された湯水貯留槽を備えた
ことを特徴とする請求項2記載の組立式コンクリート建物。
【請求項9】
前記接合端面の一方に配置される雄側継手と、接合端面の他方に配置され、雄側継手が結合される雌側継手とを備え、
雄側継手は雌側継手側に挿入される継手部材を有し、
雌側継手は、雌側継手に挿入された継手部材に係合することにより継手部材の反挿入方向への移動を規制する係合部材を有する
ことを特徴とする請求項1または2記載の組立式コンクリート建物。
【請求項10】
前記雄側継手は、継手部材が雌側継手に挿入されている結合状態で継手部材を分離可能に構成されている
ことを特徴とする請求項9記載の組立式コンクリート建物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば仮設住宅、多目的シェルター、バンガロー、倉庫、商業施設、簡易住居、学校、病院、オフィスビルなど、主に小規模の建物として使用される組立式コンクリート建物及びその組立方法に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば自然災害(地震、津波、洪水、台風等)による緊急事態が発生した場合、被災者のために仮設住宅を設置することにより、避難所として一時的な住居を提供する対策がとられる。しかしながら、仮設住宅は一戸建やマンション等の一般住宅と比べて構造が簡素であるため、耐久性、耐火性、遮音性、断熱性に劣るという欠点がある。このため、居住者にとって仮設住宅は必ずしも快適とはいえず、特に長期間居住する被災者にとっては生活面で支障を来すことも少なくない。
【0003】
そこで、コンクリート建築による仮設住宅を設置すれば、耐久性、耐火性、遮音性を向上させることができるが、コンクリート建築は基礎工事、型枠工事、コンクリート打設等の大掛かりな施工が必要になるとともに、建築コストも高くなることから、仮設住宅として用いることは現実的ではない。
【0004】
また、建物本体を複数のコンクリート部材に分割し、各コンクリート部材を工場等で製作するとともに、設置場所に運搬して現場で組み立てることにより、一般のコンクリート建築の工法よりも容易且つ安価に小規模住居を構築するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平8-239943号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前述のように工場等で製作したコンクリート部材を用いて建物本体を現場で組み立てるようにしたものでは、コンクリート部材を工場等から現場まで運搬する運搬車両の積荷に高さ制限があるため、一つのコンクリート部材の寸法を大きくすることができず、建物本体の高さ寸法または横幅寸法を小さくせざるを得なかった。このため、コンクリート構造により耐久性や遮音性に優れていても、十分な広さの居住空間を確保することができず、快適性が損なわれるという問題点があった。
【0007】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、設置場所での組立作業を容易且つ迅速に行うことができるとともに、十分な広さの内部空間を確保することのできる組立式コンクリート建物及びその組立方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の組立式コンクリート建物は、前記目的を達成するために、建物本体の上面部、底面部及び左右の側面部を有するとともに、前後方向両端面を開口した本体ユニットを備え、本体ユニットは、上面部及び上側側面部が一体に形成された第1の本体側コンクリート部材と、底面部及び下側側面部が一体に形成された第2の本体側コンクリート部材とからなり、第1及び第2の本体側コンクリート部材は互いに上側及び下側側面部の上下方向の接合端面を突き合わせることにより接合され、互いに前後方向の接合端面を突き合わせることにより前後方向に接合された複数の本体ユニットまたは一つの本体ユニットによって建物本体を形成している。
【0009】
また、本発明の組立式コンクリート建物は、前記構成に加え、建物本体の前後方向一方の端面部、上面部、底面部及び左右の側面部を有するとともに、前後方向他方の面を開口した端部ユニットを備え、端部ユニットは、上面部、上側端面部及び上側側面部が一体に形成された第1の端部側コンクリート部材と、底面部、下側端面部及び下側側面部が一体に形成された第2の端部側コンクリート部材とからなり、第1及び第2の端部側コンクリート部材は互いに上側端面部及び上側側面部と下側端面部及び下側側面部の上下方向の接合端面を突き合わせることにより接合され、互いに前後方向の接合端面を突き合わせることにより前後方向に接合された複数の本体ユニットまたは一つの本体ユニットの前後方向少なくとも一方の端部に端部ユニットを接合することにより建物本体を形成している。
【0010】
これにより、予め工場等で製作された第1及び第2の本体側コンクリート部材、または第1及び第2の本体側コンクリート部材及び第1及び第2の端部側コンクリート部材を設置場所に搬入し、これらコンクリート部材を現場で接合することにより建物本体がみ立てられる。その際、本体ユニットは互いに建物本体の上下方向略中央で分割された第1及び第2の本体側コンクリート部材からなり、端部ユニットは互いに建物本体の上下方向略中央で分割されたと第1及び第2の端部側コンクリート部材からなるので、トラック等の運搬車両によって設置場所まで運搬する際、積荷の高さ制限を超えない範囲で一つ当たりのコンクリート部材の高さ寸法を十分に大きくすることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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