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公開番号2025025168
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023129707
出願日2023-08-09
発明の名称情報処理装置及びテレプレゼンスシステム用の通話装置
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類G06F 3/14 20060101AFI20250214BHJP(計算;計数)
要約【課題】表示内容に関してユーザが混乱することを抑制できる情報処理装置及びこれを備えるテレプレゼンスシステム用の通話装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置の処理部は、モニタ10の他に外部モニタ10vがあると認識している場合に、外部モニタ10vに対して所定画面2の描画処理を行うと共に、モニタ10に対して所定画面2を反転した反転画面1の描画処理を行う反転表示処理を実行可能である。反転画面1は、反射部で反射して表示されるとユーザに正常な向きで視認される。処理部は、ユーザによるポインティングデバイスの操作に応じて移動可能なカーソルについて、反転表示処理の実行中は所定画面2から反転画面1への移動を制限し、カーソルが反転画面1の中に表示されないように制御する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
モニタと、
前記モニタに対し、反射部で反射して表示されるとユーザに正常な向きで視認される反転画面の描画処理を行うことが可能な処理部と、を備え、
前記処理部は、
前記モニタの他に外部モニタがあると認識している場合に、前記外部モニタに対して所定画面の描画処理を行うと共に、前記モニタに対して前記所定画面を反転した前記反転画面の描画処理を行う反転表示処理を実行可能であり、
前記ユーザによるポインティングデバイスの操作に応じて移動可能なカーソルについて、前記反転表示処理の実行中は前記所定画面から前記反転画面への移動を制限し、前記カーソルが前記反転画面の中に表示されないように制御する、
情報処理装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記処理部は、
前記モニタの画面の中に表示されたウインドウである既存ウインドウが存在している場合に前記反転表示処理を開始すると、前記既存ウインドウを前記所定画面に移動させて、前記既存ウインドウが前記反転画面の中に表示されないように制御するとともに、
前記反転表示処理の実行中にアクティブウインドウが前記反転画面の中に表示されないように制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記処理部は、
前記反転表示処理を開始すると、制御上の仮想領域において前記外部モニタを前記モニタに対して斜めに配置する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理装置と、
前記反射部として、前記モニタに表示される前記反転画面を表す第1の光を前記ユーザに向けて反射すると共に前記ユーザを表す第2の光を透過する透過反射部材と、
前記透過反射部材を透過した前記第2の光を受け、前記ユーザを撮像する撮像手段と、を備え、
前記処理部は、前記撮像手段が撮像して得た前記ユーザの画像信号を出力する、
テレプレゼンスシステム用の通話装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置及びこれを備えるテレプレゼンスシステム用の通話装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、モニタに表示された画面をハーフミラーで反射させてユーザに視認させるテレビ会議システム(テレプレゼンスシステム)が記載されている。このモニタには、ハーフミラーで反射して表示されるとユーザに正常な向きで視認される反転画面が表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-122592号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
モニタに反転画面を描画する手法として、例えば、PC(Personal Computer)のHDMI(登録商標:High-Definition Multimedia Interface)等の映像信号用端子にダミープラグを挿し、OS(Operating System)に外部モニタ(つまり仮想のモニタ)があると認識させる手法がある。これにより、OSは、外部モニタに対して所定画面(以下、正転画面とも言う。)の描画処理を行うと共に、モニタに対して正転画面を反転した反転画面の描画処理を行うことができる。
【0005】
この手法を用いた場合、ユーザによるポインティングデバイスの操作に応じて、正転画面の中で表示されていたカーソル、ウインドウ等の表示要素が反転画面に移動することで、正転態様のままの表示要素が反転画面の中に表示され、表示内容に関してユーザが混乱する虞がある。
【0006】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、表示内容に関してユーザが混乱することを抑制できる情報処理装置及びこれを備えるテレプレゼンスシステム用の通話装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本開示の第1の観点に係る情報処理装置は、
モニタと、
前記モニタに対し、反射部で反射して表示されるとユーザに正常な向きで視認される反転画面の描画処理を行うことが可能な処理部と、を備え、
前記処理部は、
前記モニタの他に外部モニタがあると認識している場合に、前記外部モニタに対して所定画面の描画処理を行うと共に、前記モニタに対して前記所定画面を反転した前記反転画面の描画処理を行う反転表示処理を実行可能であり、
前記ユーザによるポインティングデバイスの操作に応じて移動可能なカーソルについて、前記反転表示処理の実行中は前記所定画面から前記反転画面への移動を制限し、前記カーソルが前記反転画面の中に表示されないように制御する。
【0008】
上記目的を達成するため、本開示の第2の観点に係るテレプレゼンスシステム用の通話装置は、
前記情報処理装置と、
前記反射部として、前記モニタに表示される前記反転画面を表す第1の光を前記ユーザに向けて反射すると共に前記ユーザを表す第2の光を透過する透過反射部材と、
前記透過反射部材を透過した前記第2の光を受け、前記ユーザを撮像する撮像手段と、を備え、
前記処理部は、前記撮像手段が撮像して得た前記ユーザの画像信号を出力する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、表示内容に関してユーザが混乱することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る通話装置の正面図であり、通話装置を通話者側から見た図。
同実施形態に係る通話装置の斜視図。
同実施形態に係る通話装置の電気的構成を示すブロック図。
図1のA-A断面図。
同実施形態に係る不透過部材の正面図であり、不透過部材を反通話者側から見たときの図。
図1のB-B断面図。
図1のC-C断面図。
図1のD-D断面図。
図2のE-E断面図。
同実施形態に係る情報処理装置の外観図。
モニタと外部モニタの関係を示す概念図に対し、表示要素を模式的に表した図。
同実施形態に係る開始時制限処理におけるモニタに対する外部モニタの位置関係を説明するための図。
同実施形態に係る開始時制限処理のフローチャート。
同実施形態に係る実行中制限処理のフローチャート。
同実施形態の変形例による透過反射部材と撮像手段と不透過部材とを示す断面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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