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公開番号
2025055646
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023165008
出願日
2023-09-27
発明の名称
ミラーユニット及びヘッドアップディスプレイ装置
出願人
日本精機株式会社
代理人
主分類
G02B
27/01 20060101AFI20250401BHJP(光学)
要約
【課題】ミラーの回転により発生する摩耗を低減することができるミラーユニット及びヘッドアップディスプレイ装置を提供すること。
【解決手段】ミラーユニット50は、表示光Lを反射するミラー本体部55と、ミラー本体部55の回転軸AXに沿って延び、ミラー本体部55とともに回転軸AXを中心に回転可能に支持される軸部82と、軸部82が回転軸AXを中心に回転可能に支持された状態で、弾性力により軸部82を軸部82のラジアル方向R及びスラスト方向Sへ押圧する線バネ81と、を備える。ヘッドアップディスプレイ装置100は、ミラーユニット50と、表示光Lをミラーユニット50に向けて放射する表示器20と、を備える。ミラーユニット50は、表示器20からの表示光Lをウインドシールド201に向けて反射することにより虚像Vを表示する。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
光を反射するミラー本体部と、
前記ミラー本体部の回転軸に沿って延び、前記ミラー本体部とともに前記回転軸を中心に回転可能に支持される軸部と、
前記軸部が前記回転軸を中心に回転可能に支持された状態で、弾性力により前記軸部を少なくとも前記軸部のスラスト方向へ押圧する押圧部と、
前記軸部を前記スラスト方向で受ける位置決め部と、を備え、
前記位置決め部は、開口が前記スラスト方向を向くような円環形状を為し、前記円環形状の緯線に沿って前記軸部と接触する位置決め凸部を形成する、
ミラーユニット。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記ミラー本体部を収容する有底の箱状に形成される下ケースと、
前記光を透過する窓部を形成し、前記下ケースを塞ぐ蓋状の上ケースと、を更に備え、
前記位置決め部は、
前記位置決め凸部を形成する底部と、
前記底部から前記スラスト方向に沿って延びる筒部と、
前記筒部の端部に形成される鍔部と、を形成し、
前記下ケースは、前記鍔部を収容する穴部を形成し、
前記上ケースは、前記位置決め部を前記下ケースへ向かって押圧する、
請求項1に記載のミラーユニット。
【請求項3】
前記軸部が前記円環形状と接触する接触面は、前記円環形状の前記開口の中に頂点を有する円錐形状を為す、
請求項1に記載のミラーユニット。
【請求項4】
前記押圧部は、前記軸部をラジアル方向及び前記スラスト方向に押圧する箇所を荷重点、押圧する方向を荷重方向とした場合に、前記荷重点から前記荷重方向に向かう先に前記位置決め部が位置する
請求項1に記載のミラーユニット。
【請求項5】
請求項1から4の何れか1項に記載のミラーユニットと、
前記光を前記ミラーユニットに向けて放射する表示器と、を備え、
前記ミラーユニットは、前記表示器からの前記表示光を被投射部材に向けて反射することにより虚像を表示する、
ヘッドアップディスプレイ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ミラーユニット及びヘッドアップディスプレイ装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のミラーユニットは、板バネの弾性力により、反射部材の被支持部を支持部に押し付けるように構成されている。
また、特許文献2に記載のヘッドアップディスプレイ装置は、断面コの字状の弾性部材である板バネの弾性力により、反射部の被支持部と支持部を互いに押し付け合うように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-78966号公報
特開2016-180796号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1、2に記載の構成では、軸受が軸を点接触または極めて面積の少ない面接触で保持するので、ミラーの回転に応じて軸と軸受の内の一方または両方が比較的摩耗しやすかった。
【0005】
本開示は、上記実状を鑑みてなされたものであり、ミラーの回転により発生する摩耗を低減することができるミラーユニット及びヘッドアップディスプレイ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本開示の第1の観点に係るミラーユニットは、光を反射するミラー本体部と、前記ミラー本体部の回転軸に沿って延び、前記ミラー本体部とともに前記回転軸を中心に回転可能に支持される軸部と、前記軸部が前記回転軸を中心に回転可能に支持された状態で、弾性力により前記軸部を少なくとも前記軸部のスラスト方向へ押圧する押圧部と、前記軸部を前記スラスト方向で受ける位置決め部と、を備え、前記位置決め部は、開口が前記スラスト方向を向くような円環形状を為し、前記円環形状の緯線に沿って前記軸部と接触する位置決め凸部を形成する。
【0007】
上記目的を達成するため、本開示の第2の観点に係るヘッドアップディスプレイ装置は、 前記ミラーユニットと、前記光を前記ミラーユニットに向けて放射する表示器と、を備え、前記ミラーユニットは、前記表示器からの前記表示光を被投射部材に向けて反射することにより虚像を表示する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、ミラーユニット及びヘッドアップディスプレイ装置において、ミラーの回転により発生する摩耗を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置の概略図である。
本開示の一実施形態に係る上ケース部及びミラー本体部が省略されたヘッドアップディスプレイ装置の部分的な斜視図である。
本開示の一実施形態に係る上ケース部が省略されたヘッドアップディスプレイ装置の部分的な斜視図である。
本開示の一実施形態に係る下ケース部が省略されたヘッドアップディスプレイ装置の部分的な側面図である。
本開示の一実施形態に係る一対のカラー押さえ部、ミラー軸機構、軸支持部及びバネ収容部の斜視図である。
本開示の一実施形態に係るカラー押さえ部、ミラー軸機構、軸支持部及びバネ収容部の斜視図である。
本開示の一実施形態に係るミラー軸機構、軸支持部及びバネ収容部の分解斜視図である。
本開示の一実施形態に係る軸部、介在部材、線バネ及びバネ収容部の断面図である。
本開示の一実施形態に係る切断されたバネ収容部及び線バネの斜視図である。
本開示の一実施形態に係るカラー押さえ部、ミラー軸機構、軸支持部及びバネ収容部の断面図である。
本開示の一実施形態に係るカラー押さえ部、ミラー軸機構、軸支持部及びバネ収容部の断面図である。
本開示の変形例に係る軸部、カラー、介在部材、線バネ及びバネ収容部の平面図である。
本開示の変形例に係る軸部、カラー、介在部材、線バネ及びバネ収容部の正面図である。
本開示の変形例に係る軸部、カラー、介在部材、線バネ及びバネ収容部の側面図である。
本開示の一実施形態に係るカラーの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の一実施形態に係るミラーユニット及びヘッドアップディスプレイ装置について図面を参照して説明する。本実施形態では、ヘッドアップディスプレイ装置は、自動車に搭載されている。
図1に示すように、ヘッドアップディスプレイ装置100は、表示光Lを被投射部材の一例であるウインドシールド201に投射することにより、車両情報を含む複数の虚像Vを表示する。
(【0011】以降は省略されています)
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