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公開番号
2025024608
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-20
出願番号
2023128833
出願日
2023-08-07
発明の名称
動力伝達装置
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人航栄事務所
主分類
F16H
57/04 20100101AFI20250213BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】動力伝達効率を低下させることなく、高さ方向の寸法を抑制することができる動力伝達装置を提供する。
【解決手段】駆動ユニット10は、減速装置30と、減速装置30を収容する収容室130が設けられたギヤ室13を有する駆動ユニットケース11と、を備える。減速装置30は、水平方向に回転軸方向が延在する入力シャフト311と、入力シャフト311から入力された動力を減速する遊星歯車機構31と、を有する。駆動ユニットケース11の第2区画壁114bには、上下方向において入力シャフト311の回転軸よりも上方且つ遊星歯車機構31の上端よりも下方であって、入力シャフト311の軸方向で少なくとも一部が遊星歯車機構31とオーバーラップする位置に、減速装置30を潤滑する潤滑オイルR3が貯留する遊星側上部貯留部131aが設けられている。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
減速装置と、
前記減速装置を収容する収容室が設けられたギヤ室を有するケースと、
を備える動力伝達装置であって、
前記減速装置は、
水平方向に回転軸方向が延在する入力シャフトと、
前記入力シャフトから入力された動力を減速する減速機構と、を有し、
前記ケースの壁部には、
上下方向において前記入力シャフトの回転軸よりも上方且つ前記減速機構の上端よりも下方であって、前記入力シャフトの軸方向で少なくとも一部が前記減速機構とオーバーラップする位置に、前記減速装置を潤滑する潤滑液が貯留する第1貯留部が設けられている、
動力伝達装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の動力伝達装置であって、
前記収容室の下部には前記潤滑液が貯留しており、
前記減速機構の下部は、前記収容室の下部に貯留した前記潤滑液に浸漬しており、
前記第1貯留部において、前記収容室の下部に貯留した前記潤滑液の一部が前記減速機構によって掻き上げられて貯留される、
動力伝達装置。
【請求項3】
請求項1に記載の動力伝達装置であって、
前記入力シャフトは、径方向に貫通する潤滑液供給孔が軸方向に沿って少なくとも1以上形成されている中空のシャフトであり、
前記潤滑液は、前記ギヤ室の外部から前記入力シャフトの内部を通って前記潤滑液供給孔を介して前記ギヤ室に供給され、
前記第1貯留部には、前記潤滑液供給孔から飛散した前記潤滑液の一部が貯留する、
動力伝達装置。
【請求項4】
請求項1に記載の動力伝達装置であって、
前記第1貯留部は、前記ケースに鋳物で一体成形されている、
動力伝達装置。
【請求項5】
請求項1に記載の動力伝達装置であって、
前記減速機構は、遊星歯車機構を有する、
動力伝達装置。
【請求項6】
差動歯車機構と、
前記差動歯車機構を収容する収容室が設けられたギヤ室を有するケースと、
を備える動力伝達装置であって、
前記差動歯車機構は、
水平方向に回転軸方向が延在するデフケースを有し、
前記ケースの壁部には、
上下方向において前記デフケースの回転軸よりも上方且つ前記デフケースの上端よりも下方であって、前記デフケースの軸方向で少なくとも一部が前記差動歯車機構とオーバーラップする位置に、前記差動歯車機構を潤滑する潤滑液が貯留する第2貯留部が設けられている、
動力伝達装置。
【請求項7】
請求項1に記載の動力伝達装置であって、
前記減速装置は、水平方向に回転軸方向が延在するデフケースを有する差動歯車機構を備え、
前記ケースの壁部には、
上下方向において前記デフケースの回転軸よりも上方且つ前記デフケースの上端よりも下方であって、前記デフケースの軸方向で少なくとも一部が前記差動歯車機構とオーバーラップする位置に、前記差動歯車機構を潤滑する潤滑液が貯留する第2貯留部が設けられている、
動力伝達装置。
【請求項8】
請求項7に記載の動力伝達装置であって、
前記差動歯車機構の出力シャフトは、
前記入力シャフトと同軸に配置されている、
動力伝達装置。
【請求項9】
請求項7に記載の動力伝達装置であって、
前記減速機構は、遊星歯車機構を有し、
前記遊星歯車機構は、サンギヤ、複数のプラネタリギヤ、プラネタリキャリア、及び、リングギヤを備え、
前記入力シャフトから前記遊星歯車機構に入力された動力は、前記プラネタリキャリアから出力され、
前記プラネタリキャリアと前記デフケースとは、一体に形成されている、
動力伝達装置。
【請求項10】
請求項6から9のいずれか1項に記載の動力伝達装置であって、
前記収容室の下部には前記潤滑液が貯留しており、
前記差動歯車機構の下部は、前記収容室の下部に貯留した前記潤滑液に浸漬しており、
前記第2貯留部において、前記収容室の下部に貯留した前記潤滑液の一部が前記差動歯車機構によって掻き上げられて貯留される、
動力伝達装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動車両等に搭載される動力伝達装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、低炭素社会又は脱炭素社会の実現に向けた取り組みが活発化し、車両においてもCO2排出量の削減やエネルギー効率の改善のために、電動化技術に関する研究開発が行われている。
【0003】
車両の電動化技術においては、車両への搭載自由度を上げるため、動力伝達装置の小型化が求められており、特に高さ方向の寸法抑制が求められている。また、電費や航続距離の改善のため、効率のよい動力伝達が求められている。
【0004】
例えば、特許文献1には、ケース内に潤滑オイルが貯留する空間を形成することによって、潤滑性能を向上させた動力伝達装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-180477号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の動力伝達装置においては、減速機のメインシャフトに設けられたドライブギヤの上方に潤滑オイルが貯留する空間が形成されるため、動力伝達装置の高さ方向の寸法が大きくなってしまうという課題があった。
【0007】
本発明は、動力伝達効率を低下させることなく、高さ方向の寸法を抑制することができる動力伝達装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1態様は、
減速装置と、
前記減速装置を収容する収容室が設けられたギヤ室を有するケースと、
を備える動力伝達装置であって、
前記減速装置は、
水平方向に回転軸方向が延在する入力シャフトと、
前記入力シャフトから入力された動力を減速する減速機構と、を有し、
前記ケースの壁部には、
上下方向において前記入力シャフトの回転軸よりも上方且つ前記減速機構の上端よりも下方であって、前記入力シャフトの軸方向で少なくとも一部が前記減速機構とオーバーラップする位置に、前記減速装置を潤滑する潤滑液が貯留する第1貯留部が設けられている、
動力伝達装置である。
【0009】
本発明の第2態様は、
差動歯車機構と、
前記差動歯車機構を収容する収容室が設けられたギヤ室を有するケースと、
を備える動力伝達装置であって、
前記差動歯車機構は、
水平方向に回転軸方向が延在するデフケースを有し、
前記ケースの壁部には、
上下方向において前記デフケースの回転軸よりも上方且つ前記デフケースの上端よりも下方であって、前記デフケースの軸方向で少なくとも一部が前記差動歯車機構とオーバーラップする位置に、前記差動歯車機構を潤滑する潤滑液が貯留する第2貯留部が設けられている、
動力伝達装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、動力伝達効率を低下させることなく、高さ方向の寸法を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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