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公開番号2025024559
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-20
出願番号2023128751
出願日2023-08-07
発明の名称リリーフバルブ、ポンプ装置、及び電動ポンプ
出願人株式会社ミツバ
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類F16K 17/04 20060101AFI20250213BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】軽量で製造工数の少ないリリーフバルブを提供する。
【解決手段】リリーフバルブは、リリーフ流路に往復動可能に収容された弁体と、リリーフ流路の弁体を挟んで吐出流路と反対側に収容されて、先端が弁体に当接するコイルバネと、リリーフ流路の吐出流路と反対側の端部を外部に開放して、弁体及びコイルバネをリリーフ流路に進入させる基端開口と、排出口及び基端開口の間において、リリーフ流路から径方向外側に拡がり且つ周方向に連続する環状空間と、環状空間の周方向の一部を外部に開放する挿入開口とが形成されたハウジングと、挿入開口を通じてリリーフ流路及び環状空間に跨って収容され、コイルバネの基端に当接することによって、コイルバネに弁体を吐出流路に向けて付勢させる基端プレートとを備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ポンプで圧縮された液体を吐出する吐出流路に接続されて直線状に延びるリリーフ流路、及び前記リリーフ流路の側面の一部を外部に開放して、前記吐出流路から前記リリーフ流路に流入した液体を外部に排出する排出口が形成されたハウジングと、
前記リリーフ流路に往復動可能に収容された弁体と、
前記リリーフ流路の前記弁体を挟んで前記吐出流路と反対側に収容されて、先端が前記弁体に当接するコイルバネとを備えるリリーフバルブにおいて、
前記ハウジングには、
前記リリーフ流路の前記吐出流路と反対側の端部を外部に開放して、前記弁体及び前記コイルバネを前記リリーフ流路に進入させる基端開口と、
前記排出口及び前記基端開口の間において、前記リリーフ流路から径方向外側に拡がり且つ周方向に連続する環状空間と、
前記環状空間の周方向の一部を外部に開放する挿入開口とが形成され、
前記挿入開口を通じて前記リリーフ流路及び前記環状空間に跨って収容され、前記コイルバネの基端に当接することによって、前記コイルバネに前記弁体を前記吐出流路に向けて付勢させる基端プレートをさらに備えることを特徴とするリリーフバルブ。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
請求項1に記載のリリーフバルブにおいて、
前記基端プレートには、前記基端開口を通じて前記リリーフ流路に挿入されて、前記コイルバネを前記吐出流路に向けて押圧する押圧治具が通過可能な切り欠きが形成されていることを特徴とするリリーフバルブ。
【請求項3】
請求項1に記載のリリーフバルブにおいて、
前記ハウジングには、前記リリーフ流路の側面の一部を外部に開放して、前記コイルバネの基端を前記環状空間より前記吐出流路側に押圧する押圧治具を前記リリーフ流路に進入させる押圧開口が形成されていることを特徴とするリリーフバルブ。
【請求項4】
請求項3に記載のリリーフバルブにおいて、
前記基端プレートは、前記リリーフ流路及び前記環状空間に跨って収容されたときに、前記リリーフ流路の前記環状空間より前記基端開口側に進入して、前記挿入開口を通じた前記基端プレートの脱落を阻止する係止突起を備えることを特徴とするリリーフバルブ。
【請求項5】
請求項1に記載のリリーフバルブと、
前記ハウジングに収容されて液体を吐出するポンプとを備えるポンプ装置において、
前記ハウジングには、
外部から吸入した液体を前記ポンプに供給する吸入流路と、
前記ポンプで圧縮された液体を外部に吐出する吐出流路とがさらに形成されていることを特徴とするポンプ装置。
【請求項6】
請求項5に記載のポンプ装置と、
前記ポンプを駆動する電動モータとを備える電動ポンプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リリーフバルブ、ポンプ装置、及び電動ポンプに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals、持続可能な開発のための2030アジェンダ、平成27(2015)年9月25日国連サミット採択、以下「SDGs」という)の推進に向けた取り組みが行われている。それに伴い、持続可能な生産消費形態の確保などのため、廃棄物の発生防止、廃棄物の削減、ならびに製品の再生利用および再利用によって廃棄物の発生を大幅に削減することなどを目指す技術が知られている。
【0003】
従来より、ポンプで圧縮された液体(例えば、オイル)の吐出圧を調整するリリーフバルブが知られている。リリーフバルブは、吐出流路に接続されるリリーフ流路が形成されたハウジングと、リリーフ流路に往復動可能に収容された弁体と、弁体を吐出流路に向けて付勢するコイルバネとを備える(例えば、特許文献1を参照)。
【0004】
特許文献1に記載のリリーフバルブは、弁体及びコイルバネをリリーフ流路に収容するために、リリーフ流路の基端が開口している。また、リリーフバルブのハウジングには、リリーフ流路に弁体及びコイルバネを収容した後に、リリーフ流路の基端開口を閉塞するリリーフプレートがネジ留めされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-008844号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のリリーフバルブは、基端開口を閉塞するためのリリーフプレート及びネジの分だけ重量が増加するという第1の課題がある。また、リリーフプレートをハウジングにネジ留めする分だけ製造工数(タクト数)が増加するという第2の課題がある。
【0007】
本発明の目的は、軽量で製造工数の少ないリリーフバルブを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明は、ポンプで圧縮された液体を吐出する吐出流路に接続されて直線状に延びるリリーフ流路、及び前記リリーフ流路の側面の一部を外部に開放して、前記吐出流路から前記リリーフ流路に流入した液体を外部に排出する排出口が形成されたハウジングと、前記リリーフ流路に往復動可能に収容された弁体と、前記リリーフ流路の前記弁体を挟んで前記吐出流路と反対側に収容されて、先端が前記弁体に当接するコイルバネとを備えるリリーフバルブにおいて、前記ハウジングには、前記リリーフ流路の前記吐出流路と反対側の端部を外部に開放して、前記弁体及び前記コイルバネを前記リリーフ流路に進入させる基端開口と、前記排出口及び前記基端開口の間において、前記リリーフ流路から径方向外側に拡がり且つ周方向に連続する環状空間と、前記環状空間の周方向の一部を外部に開放する挿入開口とが形成され、前記挿入開口を通じて前記リリーフ流路及び前記環状空間に跨って収容され、前記コイルバネの基端に当接することによって、前記コイルバネに前記弁体を前記吐出流路に向けて付勢させる基端プレートをさらに備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、軽量で製造工数の少ないリリーフバルブを得ることができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
電動ポンプの外観斜視図である。
第1実施形態に係るポンプ部をモータ部側から見た分解斜視図である。
第1実施形態に係るポンプ部をモータ部と反対側から見た分解斜視図である。
第1実施形態に係る押圧治具でコイルバネを押圧した状態のポンプ部を示す図である。
第1実施形態に係る基端プレートを挿入した状態のポンプ部を示す図である。
第1実施形態に係る押圧治具を抜去した後のポンプ部の断面図である。
第2実施形態に係るポンプ部をモータ部側から見た分解斜視図である。
第2実施形態に係るポンプ部をモータ部と反対側から見た分解斜視図である。
第2実施形態に係る押圧治具でコイルバネを押圧した状態のポンプ部を示す図である。
第2実施形態に係る基端プレートを挿入した状態のポンプ部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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