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公開番号
2025021814
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023125793
出願日
2023-08-01
発明の名称
液体ポンプ及び液体ポンプの製造方法
出願人
株式会社ミツバ
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F02M
37/08 20060101AFI20250206BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】内燃機関に供給される燃料に錆が混入することを防止できる液体ポンプ及び液体ポンプの製造方法を提供する。
【解決手段】燃料ポンプ1は、ポンプ部Pと、ポンプ部Pを駆動するポンプモータMと、を備える。ポンプモータMは、ステータ10と、ステータ10の径方向内側に回転自在に設けられたロータ12と、ステータ10とロータ12との間に形成され、ポンプ部Pで汲み上げた燃料が流れる流路30と、を備える。ステータ10のステータコア14に複数のコイル17及びモータカバー18を取り付けた状態で、ステータコア14の外部に露出している外周面14c及び内周面14dに、電解メッキを施すことによるメッキ被膜が形成されており、ステータコア14の外周面14cには、電解メッキを施すときの電極の痕が形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を汲み上げるポンプ部と、
前記ポンプ部を駆動するポンプモータと、
を備え、
前記ポンプモータは、
ステータと、
前記ステータの径方向内側に回転自在に設けられ、前記ポンプ部と連結されたロータと、
前記ステータと前記ロータとの間に形成され、前記ポンプ部で汲み上げた前記液体が流れる流路と、
を備え、
前記ステータは、
複数の電磁鋼板が積層されたステータコアと、
前記ステータコアに巻回された複数のコイルと、
前記複数のコイルを保護するモータカバーと、
を備え、
前記ステータコアに前記複数のコイル及び前記モータカバーを取り付けた状態で、前記ステータコアの外部に露出している露出部に、電解メッキを施すことによるメッキ被膜が形成されており、
前記露出部のうちの前記ステータコアの外周面には、前記電解メッキを施すときに電極が当接されることにより生じる電極当接痕が形成されている、
ことを特徴とする液体ポンプ。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
筒部を有するハウジングケースを備え、
前記ポンプ部は、前記ハウジングケース内に収納されており、
前記筒部の内周面に前記ステータの前記外周面が嵌合されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体ポンプ。
【請求項3】
前記ハウジングケースは、前記ステータコアの前記外周面に対して径方向の寸法が大きい、
ことを特徴とする請求項2に記載の液体ポンプ。
【請求項4】
液体を汲み上げるポンプ部と、
前記ポンプ部を駆動するポンプモータと、
を備え、
前記ポンプモータは、
ステータと、
前記ステータの径方向内側に回転自在に設けられ、前記ポンプ部と連結されたロータと、
前記ステータと前記ロータとの間に形成され、前記ポンプ部で汲み上げた前記液体が流れる流路と、
を備える液体ポンプの製造方法において、
前記ステータは、
複数の電磁鋼板を積層してステータコアを形成する積層工程と、
前記ステータコアに複数のコイルを巻回する巻回工程と、
前記複数のコイルを保護するモータカバーを成形する成形工程と、
前記成形工程の後に、前記ステータコアの外周面に電極を当接し、電解メッキを施すことにより前記ステータコアの外部に露出している露出部にメッキ被膜を形成するメッキ工程と、
により形成される、
ことを特徴とする液体ポンプの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は液体ポンプ及び液体ポンプの製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
液体ポンプとして、例えば自動二輪車や四輪車等の車両用の燃料ポンプがある。この種の燃料ポンプは、燃料タンクの内部に配置されて燃料に浸漬される、いわゆるインタンク式が採用される。燃料ポンプは、筒状のハウジングケースの内部にポンプモータ及びポンプ部が設けられている。燃料ポンプは、ポンプモータによってポンプ部を回転することにより、燃料タンクの燃料をポンプ部で昇圧する。昇圧された燃料は、燃料ポンプに形成された流路を通り、吐出ポートから内燃機関に供給される。
【0003】
上記燃料ポンプでは、例えば、ステータコアにインシュレータ及びモータカバー等を備えたステータの状態において、ステータコアに電解メッキを施して錫メッキ被膜(Snメッキ被膜)が形成されるものが知られている。ステータコアに錫メッキ被膜を形成することにより、ステータコアの耐腐食性を確保することが可能である(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-83828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ステータコアに電解メッキを施す際には、例えばステータコアの外周面に電極が当接される。この場合、ステータコアの外周面のうち、電極が当接された箇所にメッキ被膜を形成することが難く、痕になる。この痕に錆が生じることが考えられる。例えば燃料ポンプにおいて、燃料が流れる流路が、ステータの外周面側に設けられたハウジングケースと、ステータコアの外周面との間に形成されている場合、ステータコアの外周面に沿って燃料が内燃機関に供給される。このため、ステータコアの外周面に発生した錆が燃料に混入されることが懸念される。
【0006】
そこで、本発明は、例えば内燃機関に供給される燃料に錆が混入してしまうことを防止できる液体ポンプ及び液体ポンプの製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の第1態様では、液体を汲み上げるポンプ部と、前記ポンプ部を駆動するポンプモータと、を備え、前記ポンプモータは、ステータと、前記ステータの径方向内側に回転自在に設けられ、前記ポンプ部と連結されたロータと、前記ステータと前記ロータとの間に形成され、前記ポンプ部で汲み上げた前記液体が流れる流路と、を備え、前記ステータは、複数の電磁鋼板が積層されたステータコアと、前記ステータコアに巻回された複数のコイルと、前記複数のコイルを保護するモータカバーと、を備え、前記ステータコアに前記複数のコイル及び前記モータカバーを取り付けた状態で、前記ステータコアの外部に露出している露出部に、電解メッキを施すことによるメッキ被膜が形成されており、前記露出部のうちの前記ステータコアの外周面には、前記電解メッキを施すときに電極が当接されることにより生じる電極当接痕が形成されている。
【0008】
このように構成することで、電極の痕が形成されたステータコアの外周面が流路とされてしまうことを防止できる。電極の痕には、メッキ被膜が形成されず錆が発生する可能性がある。このため、上述のように構成することで、例えば液体ポンプを内燃機関に燃料を供給する燃料ポンプとして用いる場合であっても内燃機関に供給される燃料に錆が混入してしまうことを防止できる。
【0009】
本発明の第2態様では、第1態様の液体ポンプにおいて、筒部を有するハウジングケースを備え、前記ポンプ部は、前記ハウジングケース内に収納されており、前記筒部の内周面に前記ステータの前記外周面が嵌合されてもよい。
【0010】
このように構成することで、ステータとロータとの間を、確実に液体が流れる流路とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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