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公開番号
2025007865
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023109547
出願日
2023-07-03
発明の名称
モータ装置及びオイルポンプ装置
出願人
株式会社ミツバ
代理人
弁理士法人武和国際特許事務所
主分類
H02K
5/18 20060101AFI20250109BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】モータ装置を大型化することなく、制御回路から放出される熱の排熱効率を向上させる技術を提供する。
【解決手段】モータ装置は、電動モータと、電動モータを制御する制御回路が実装された制御基板と、制御基板の第1面を支持する金属製のハウジングと、制御基板の第1面と反対側の第2面及び制御基板の周囲を覆うように、ハウジングに取り付けられた樹脂製のカバーと、制御回路に含まれる発熱素子が発生させる熱をハウジングに放熱する放熱部材とを備える。放熱部材は、発熱素子に対面する位置でカバーに固定された受熱板と、制御基板から外れた位置において、受熱板からハウジングに向けて突出する伝熱板とを備える。ハウジングは、モータ収容空間の外側において、回転軸の延設方向に挿入される伝熱板の突出端を受け入れる受け部と、回転軸の延設方向に延設されて、受け部に受け入れられた伝熱板に面接触する排熱壁とを備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
電動モータと、
前記電動モータを制御する制御回路が実装された制御基板と、
前記電動モータを収容するモータ収容空間を有すると共に、前記モータ収容空間から前記電動モータの回転軸の延設方向にズレた位置において、前記制御基板の第1面を支持する金属製のハウジングと、
前記制御基板の前記第1面と反対側の第2面及び前記制御基板の周囲を覆うように、前記ハウジングに取り付けられた樹脂製のカバーと、
前記制御回路に含まれる発熱素子が発生させる熱を、前記ハウジングに放熱する放熱部材とを備えるモータ装置において、
前記放熱部材は、
前記発熱素子に対面する位置で前記カバーに固定された受熱板と、
前記制御基板から外れた位置において、前記受熱板から前記ハウジングに向けて突出する伝熱板とを備え、
前記ハウジングは、前記モータ収容空間の外側において、
前記回転軸の延設方向に挿入される前記伝熱板の突出端を受け入れる受け部と、
前記回転軸の延設方向に延設されて、前記受け部に受け入れられた前記伝熱板に面接触する排熱壁とを備えることを特徴とするモータ装置。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のモータ装置において、
前記突出端は、前記伝熱板の先端が前記受熱板に向けて折り返されて湾曲していることを特徴としているモータ装置。
【請求項3】
請求項2に記載のモータ装置において、
前記受け部は、幅方向の一端が前記排熱壁によって画定された凹溝であり、
湾曲した前記突出端は、自然状態の直径が前記凹溝の幅寸法より大きく、弾性縮径された状態で前記凹溝に挿入されていることを特徴とするモータ装置。
【請求項4】
請求項1に記載のモータ装置において、
前記伝熱板には、前記突出端から前記排熱壁より前記受熱板に近い位置まで延びるスリットが形成されていることを特徴とするモータ装置。
【請求項5】
請求項1に記載のモータ装置において、
前記伝熱板は、前記制御基板の外縁を画定する複数の辺のうち、前記発熱素子に最も近い辺に対面して、前記ハウジングに向けて突出していることを特徴とするモータ装置。
【請求項6】
請求項1に記載のモータ装置において、
前記発熱素子は、前記制御基板の前記第2面に実装され、
前記受熱板は、放熱剤を介して前記発熱素子に接していることを特徴とするモータ装置。
【請求項7】
請求項1に記載のモータ装置と、
前記電動モータの駆動力によってオイルを圧送するポンプ部とを備えることを特徴とするオイルポンプ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、モータ装置及びこれを搭載したオイルポンプ装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals、持続可能な開発のための2030アジェンダ、平成27(2015)年9月25日国連サミット採択、以下「SDGs」という)の推進に向けた取り組みが行われている。それに伴い、持続可能な生産消費形態の確保などのため、廃棄物の発生防止、廃棄物の削減、ならびに製品の再生利用および再利用によって廃棄物の発生を大幅に削減することなどを目指す技術が知られている。
【0003】
従来より、電動モータと、電動モータを制御する制御基板とがハウジングに収容されて一体化された、所謂「機電一体型」のモータ装置が知られている。また、このようなモータ装置には、制御基板に実装される制御回路から放出された熱を、ハウジングを通じて排熱するヒートシンクが設けられている。
【0004】
例えば、特許文献1には、ハウジングのモータ収容空間の外側にヒートシンクをボルトで固定したモータ装置が開示されている。より詳細には、特許文献1のヒートシンクは、厚み方向の一方の面が制御基板に面接触し、厚み方向の他方の面がモータの回転軸に直交するハウジングの取付面に面接触している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-136825号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ハウジングのモータ収容空間の外側にはスペースが少ないので、取付面を大きく確保するのが難しい。その結果、ヒートシンクとハウジングとの接触面積を大きくできないので、排熱効率を向上させるのが難しい。一方、特許文献1のモータ装置で排熱効率を向上させようとすると、モータ装置を径方向に大型化する必要がある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、モータ装置を大型化することなく、制御回路から放出される熱の排熱効率を向上させる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明は、電動モータと、前記電動モータを制御する制御回路が実装された制御基板と、前記電動モータを収容するモータ収容空間を有すると共に、前記モータ収容空間から前記電動モータの回転軸の延設方向にズレた位置において、前記制御基板の第1面を支持する金属製のハウジングと、前記制御基板の前記第1面と反対側の第2面及び前記制御基板の周囲を覆うように、前記ハウジングに取り付けられた樹脂製のカバーと、前記制御回路に含まれる発熱素子が発生させる熱を、前記ハウジングに放熱する放熱部材とを備えるモータ装置において、前記放熱部材は、前記発熱素子に対面する位置で前記カバーに固定された受熱板と、前記制御基板から外れた位置において、前記受熱板から前記ハウジングに向けて突出する伝熱板とを備え、前記ハウジングは、前記モータ収容空間の外側において、前記回転軸の延設方向に挿入される前記伝熱板の突出端を受け入れる受け部と、前記回転軸の延設方向に延設されて、前記受け部に受け入れられた前記伝熱板に面接触する排熱壁とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、モータ装置を大型化することなく、制御回路から放出される熱の排熱効率を向上させることができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係るオイルポンプ装置の外観斜視図である。
制御部の分解斜視図である。
カバーを取り外した状態の制御部の斜視図である。
ヒートシンクの斜視図である。
カバーを裏面側から見た斜視図である。
伝熱板の突出端がヒートシンク支持部の凹溝に挿入される前(A)及び後(B)を示す断面図である。
ヒートシンク支持部、制御基板、及びヒートシンクの位置関係を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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