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公開番号2025016918
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023119730
出願日2023-07-24
発明の名称遊星歯車減速機構
出願人株式会社ミツバ
代理人弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類F16H 1/28 20060101AFI20250129BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】安定した動作が可能な遊星歯車減速機構を提供する。
【解決手段】回転軸31の軸方向におけるピニオンギヤ30の一側に、回転軸31を回転自在に支持する第5ボールベアリングBB5が設けられ、回転軸31の軸方向におけるピニオンギヤ30の他側に、回転軸31を回転自在に支持する第6ボールベアリングBB6が設けられ、キャリア60には、第5ボールベアリングBB5を回転軸31の軸方向に移動不能に支持する軸受固定部65cおよび、第6ボールベアリングBB6を回転軸31の軸方向に移動可能に支持する軸受案内部66cが設けられ、第5,第6ボールベアリングBB5,BB6は、回転軸31の軸方向に対して互いに近接不能であり、雌ねじ部66dには、第6ボールベアリングBB6を第5ボールベアリングBB5が設けられる側に押圧するガタ調整部材68が設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸に設けられる太陽歯車と、
前記太陽歯車の径方向外側に配置される内歯車と、
前記太陽歯車と前記内歯車との間に配置される遊星歯車と、
前記遊星歯車を回転自在に支持する遊星キャリアと、
を備えた遊星歯車減速機構であって、
前記回転軸の軸方向における前記太陽歯車の一側に設けられ、前記回転軸を回転自在に支持する第1軸受と、
前記回転軸の軸方向における前記太陽歯車の他側に設けられ、前記回転軸を回転自在に支持する第2軸受と、
前記遊星キャリアに設けられ、前記第1軸受を前記回転軸の軸方向に移動不能に支持する第1軸受支持部と、
前記遊星キャリアに設けられ、前記第2軸受を前記回転軸の軸方向に移動可能に支持する第2軸受支持部と、
を有し、
前記第1軸受および前記第2軸受は、前記回転軸の軸方向に対して互いに近接不能に設けられ、
前記第2軸受支持部には、前記第2軸受を前記第1軸受が設けられる側に向けて押し付ける押圧部材が設けられている、
遊星歯車減速機構。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
請求項1に記載の遊星歯車減速機構において、
前記第1軸受は、第1内輪および第1外輪を備え、
前記第1内輪が、前記回転軸に固定され、
前記第1外輪が、前記第1軸受支持部に支持されている、
遊星歯車減速機構。
【請求項3】
請求項1に記載の遊星歯車減速機構において、
前記第2軸受は、第2内輪および第2外輪を備え、
前記第2内輪の軸方向一側が、前記回転軸に設けられた段差部に支持され、
前記第2外輪の軸方向他側が、前記押圧部材に支持されている、
遊星歯車減速機構。
【請求項4】
前記押圧部材が、前記第2軸受支持部にねじ結合されている、
請求項1に記載の遊星歯車減速機構。
【請求項5】
請求項1に記載の遊星歯車減速機構において、
前記遊星歯車の軸方向両側が、それぞれ玉軸受により支持されている、
遊星歯車減速機構。
【請求項6】
前記太陽歯車は、前記回転軸の軸方向に螺旋状に連なった1つの歯のみを有している、
請求項1に記載の遊星歯車減速機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の歯車を備えた遊星歯車減速機構に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、太陽歯車,遊星歯車,遊星キャリアおよび内歯車からなる前段および後段の遊星減速機構を、軸方向に重ねて配置した遊星減速装置が記載されている。これにより、前段の遊星減速機の太陽歯車の回転速度が減速されて、高トルク化された回転力が後段の遊星減速機の遊星キャリアから出力される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/014647号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、後段の遊星キャリアに与圧機構が設けられ、当該与圧機構は、後段の遊星キャリアと、後段の太陽歯車が一体に設けられた前段の遊星キャリアとの間に突っ張るようにして配置されている。これにより、軸方向への移動が規制された状態で、後段の太陽歯車と後段の遊星歯車とが噛み合わされている。しかしながら、前段の太陽歯車には与圧機構の与圧が付加されておらず、前段の太陽歯車が軸方向にガタついたり回転ブレを起こしたりして、動作が不安定になるといった問題があった。
【0005】
本発明の目的は、安定した動作が可能な遊星歯車減速機構を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様では、回転軸に設けられる太陽歯車と、前記太陽歯車の径方向外側に配置される内歯車と、前記太陽歯車と前記内歯車との間に配置される遊星歯車と、前記遊星歯車を回転自在に支持する遊星キャリアと、を備えた遊星歯車減速機構であって、前記回転軸の軸方向における前記太陽歯車の一側に設けられ、前記回転軸を回転自在に支持する第1軸受と、前記回転軸の軸方向における前記太陽歯車の他側に設けられ、前記回転軸を回転自在に支持する第2軸受と、前記遊星キャリアに設けられ、前記第1軸受を前記回転軸の軸方向に移動不能に支持する第1軸受支持部と、前記遊星キャリアに設けられ、前記第2軸受を前記回転軸の軸方向に移動可能に支持する第2軸受支持部と、を有し、前記第1軸受および前記第2軸受は、前記回転軸の軸方向に対して互いに近接不能に設けられ、前記第2軸受支持部には、前記第2軸受を前記第1軸受が設けられる側に向けて押し付ける押圧部材が設けられている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、安定した動作が可能な遊星歯車減速機構を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
遊星歯車減速機構を出力側から見た斜視図である。
遊星歯車減速機構を入力側から見た斜視図である。
図1の遊星歯車減速機構の内部構造を示す断面図である。
ガタ調整機構の部分の拡大断面図である。
第5ボールベアリングの部分の拡大断面図である。
ピニオンギヤを単体で示す斜視図である。
インターナルギヤを単体で示す斜視図である。
3つのヘリカルギヤを示す斜視図である。
キャリアを単体で示す斜視図である。
ガタ調整機構の分解斜視図である。
キャリアアッシの組み立て手順を示す斜視図である。
キャリアアッシに対するインターナルギヤの組み付け手順を示す斜視図である。
ハウジング本体およびリング部材の組み付け手順を示す斜視図である。
ピニオンギヤおよびガタ調整機構の組み付け手順を示す斜視図である。
ギヤの伝達効率[%]を比較する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0010】
図1は遊星歯車減速機構を出力側から見た斜視図を、図2は遊星歯車減速機構を入力側から見た斜視図を、図3は図1の遊星歯車減速機構の内部構造を示す断面図を、図4はガタ調整機構の部分の拡大断面図を、図5は第5ボールベアリングの部分の拡大断面図を、図6はピニオンギヤを単体で示す斜視図を、図7はインターナルギヤを単体で示す斜視図を、図8は3つのヘリカルギヤを示す斜視図を、図9はキャリアを単体で示す斜視図を、図10はガタ調整機構の分解斜視図をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)

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