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公開番号2025023642
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-17
出願番号2023127966
出願日2023-08-04
発明の名称制御装置、モータ装置、及びオイルポンプ装置
出願人株式会社ミツバ
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類H02K 5/10 20060101AFI20250207BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】液中で電動モータを制御する制御装置を、軽量でシンプルに実現する技術を提供する。
【解決手段】制御装置は、制御基板と、制御基板を支持する金属製のハウジングと、制御基板を覆うようにハウジングに取り付けられた樹脂製のカバーとを備える。カバーは、制御基板の厚み方向の他方側の面を覆う天壁、及び天壁の外縁からハウジングに向けて突出して制御基板の周囲を覆う枠形の側壁を備えるカバー部と、側壁を貫通する貫通口を囲んでカバー部の外側に突出し、制御基板と外部装置とを電気的に接続する配線を収容するホルダ部とが一体成形されている。側壁の先端は、ハウジングに当接して、ハウジング及びカバー部で囲まれた制御基板の収容空間を密閉する。ホルダ部には、貫通口を通じて収容空間に連通する第1開口と、ホルダ部の外面に露出する第2開口とを有する通気路が形成されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
電動モータを制御する制御回路が実装された制御基板と、
前記制御基板の厚み方向の一方側の面を支持する金属製のハウジングと、
前記制御基板の厚み方向の他方側の面及び前記制御基板の周囲を覆うように、前記ハウジングに取り付けられた樹脂製のカバーとを備える制御装置において、
前記カバーは、
前記制御基板の厚み方向の他方側の面を覆う天壁、及び前記天壁の外縁から前記ハウジングに向けて突出して前記制御基板の周囲を覆う枠形の側壁を備えるカバー部と、
前記側壁を貫通する貫通口を囲んで前記カバー部の外側に突出し、前記制御基板と外部装置とを電気的に接続する配線を収容するホルダ部とが一体成形され、
前記側壁の先端は、前記ハウジングに当接して、前記ハウジング及び前記カバー部で囲まれた前記制御基板の収容空間を密閉し、
前記ホルダ部には、前記貫通口を通じて前記収容空間に連通する第1開口と、前記ホルダ部の外面に露出する第2開口とを有する通気路が形成されていることを特徴とする制御装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
請求項1に記載の制御装置において、
前記第2開口を囲んで前記ホルダ部から突出する筒体と、
前記筒体の内部に配置されて、前記第2開口を通じた気体の流通を許容し、前記第2開口を通じた液体の流通を阻止する多孔質膜と、
前記筒体の先端開口を閉塞させるキャップとを備え、
前記筒体の周方向の一部には、スリットが形成されていることを特徴とする制御装置。
【請求項3】
請求項2に記載の制御装置において、
前記キャップは、
前記筒体の先端開口を閉塞させる閉塞壁と、
前記閉塞壁から前記ホルダ部に向けて突出して、前記筒体を径方向に離間した位置で囲む周壁とを備え、
前記周壁の突出長さは、前記筒体の先端開口から前記ホルダ部に向かう前記スリットの長さより長いことを特徴とする制御装置。
【請求項4】
請求項2に記載の制御装置において、
前記スリットは、前記筒体の周方向のうち、前記側壁に対面する位置に形成されていることを特徴とする制御装置。
【請求項5】
請求項2に記載の制御装置において、
前記通気路は、前記第1開口から前記側壁の突出方向に直交する方向に直線的に延びた先に位置する第3開口を有し、
前記第2開口は、前記通気路が前記第1開口及び前記第3開口の間で分岐した先に位置し、
前記第3開口は、閉塞されていることを特徴とする制御装置。
【請求項6】
前記ハウジングに支持された電動モータと、
前記電動モータを制御する請求項1に記載の制御装置とを備えることを特徴とするモータ装置。
【請求項7】
請求項6に記載のモータ装置と、
前記電動モータの駆動力によってオイルを圧送するポンプ部とを備えることを特徴とするオイルポンプ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置、モータ装置、及びこれを搭載したオイルポンプ装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals、持続可能な開発のための2030アジェンダ、平成27(2015)年9月25日国連サミット採択、以下「SDGs」という)の推進に向けた取り組みが行われている。それに伴い、持続可能な生産消費形態の確保などのため、廃棄物の発生防止、廃棄物の削減、ならびに製品の再生利用および再利用によって廃棄物の発生を大幅に削減することなどを目指す技術が知られている。
【0003】
従来より、オイルを循環させるポンプと、ポンプを駆動する電動モータと、電動モータを制御する制御基板とがハウジングに収容されて一体化された電動ポンプが知られている。また、このような電動ポンプは、大部分がオイルの中に浸漬され、外部装置に接続される部分のみがオイル外に露出されている。
【0004】
例えば、特許文献1に記載の電動ポンプは、制御基板を収容する金属製のハウジングと、ハウジングの天面を閉塞させる樹脂製のカバーと、制御基板と外部装置とを接続する配線をハウジングから引き出す樹脂製の配線ホルダとを備える。この電動ポンプは、ハウジング及びカバーの接合部分と、ハウジング及び配線ホルダの接合部分とを、オイルシールでシールする必要がある。また、この電動ポンプは、ハウジングとカバーとで構成された制御基板の収容空間を、外気に連通させる通気路を備える必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-187927号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の電動ポンプでは、オイル中に制御基板を配置するための部品点数(ハウジング、カバー、ホルダ、2か所のオイルシール)及びシール箇所が多いので、重量が重くなると共に構造が複雑になるという課題がある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、液中で電動モータを制御する制御装置を、軽量でシンプルに実現する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明は、電動モータを制御する制御回路が実装された制御基板と、前記制御基板の厚み方向の一方側の面を支持する金属製のハウジングと、前記制御基板の厚み方向の他方側の面及び前記制御基板の周囲を覆うように、前記ハウジングに取り付けられた樹脂製のカバーとを備える制御装置において、前記カバーは、前記制御基板の厚み方向の他方側の面を覆う天壁、及び前記天壁の外縁から前記ハウジングに向けて突出して前記制御基板の周囲を覆う枠形の側壁を備えるカバー部と、前記側壁を貫通する貫通口を囲んで前記カバー部の外側に突出し、前記制御基板と外部装置とを電気的に接続する配線を収容するホルダ部とが一体成形され、前記側壁の先端は、前記ハウジングに当接して、前記ハウジング及び前記カバー部で囲まれた前記制御基板の収容空間を密閉し、前記ホルダ部には、前記貫通口を通じて前記収容空間に連通する第1開口と、前記ホルダ部の外面に露出する第2開口とを有する通気路が形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、液中で電動モータを制御する制御装置を、軽量でシンプルに実現することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係るオイルポンプ装置の外観図である。
制御部の分解斜視図である。
カバーを取り外した状態の制御部の斜視図である。
カバーの斜視図である。
図4(A)の分解斜視図である。
図4(B)の分解斜視図である。
モータ部及び制御部の断面図である。
筒体及びキャップの関係を示す断面図である。
カバーを射出成形する前後の状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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