TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025023703
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-17
出願番号
2023128073
出願日
2023-08-04
発明の名称
移動体検出システム、及び、移動体検出方法
出願人
オンキヨー株式会社
代理人
主分類
G08G
1/01 20060101AFI20250207BHJP(信号)
要約
【課題】
移動体検出システムにおいて、長時間の測定を行うこと、又は、コストをかけることなく、移動体の検出精度を向上させることである。
【解決手段】
本発明に係る移動体検出システムは、振動データを学習用測定データとして読み込み、学習用測定データから一部が他の学習用データと時間的に重複した学習モデルを作成するための2以上の学習用データを作成する。そして、移動体検出システムは、学習用データに基づいて、学習モデルを作成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
移動体の測定データである学習用測定データから、一部が他の学習用データと時間的に重複した、学習モデルを作成するための2以上の前記学習用データを作成し、
前記学習用データに基づいて、移動体を検出するための前記学習モデルを作成し、
作成した前記学習モデルと移動体の測定データとに基づいて、移動体を検出することを特徴とする移動体検出システム。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記学習用測定データにおいて、所定時間ずつ時間軸方向にスライドし、スライドした時間から所定長さのデータを抽出することで、前記学習用データを作成することを特徴とする請求項1に記載の移動体検出システム。
【請求項3】
前記学習用測定データから、一部が他の前記学習用データと時間的に重複した所定長さのデータを抽出することで、前記学習用データを作成することを特徴とする請求項1に記載の移動体検出システム。
【請求項4】
前記学習用測定データ及び前記測定データは、振動データであることを特徴とする請求項1に記載の移動体検出システム。
【請求項5】
前記移動体が移動する移動対象に生じる振動を測定し、
測定した振動データを前記学習用測定データとして用いることを特徴とする請求項1に記載の移動体検出システム。
【請求項6】
前記移動体が移動する移動対象に生じる振動を測定し、
測定した振動データから振動ピークを抽出し、
抽出した前記振動ピークを前記学習用測定データとして用いることを特徴とする請求項1に記載の移動体検出システム。
【請求項7】
作成した前記学習モデルと測定データとに基づいて、移動体の数を検出することを特徴とする請求項1に記載の移動体検出システム。
【請求項8】
作成した前記学習モデルと測定データとに基づいて、移動体の種別を検出することを特徴とする請求項1に記載の移動体検出システム。
【請求項9】
前記移動体は、歩行者であることを特徴とする請求項1に記載の移動体検出システム。
【請求項10】
前記移動体は、車両であることを特徴とする請求項1に記載の移動体検出システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動体の移動を検出する移動体検出システム、及び、移動体検出方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
出願人は、振動センサーを用いて、車両等の移動体の移動を検出する発明を出願している(特許文献1参照)。この特許出願に係る発明のように、振動センサーを用いて、移動体の移動が検出される場合、例えば、移動体である車両の通過(移動)台数が検出される。この場合、例えば、車両の通過台数を検出するための学習モデルが作成される。すなわち、まず、振動センサーにより、車両の通過による道路の振動が測定(取得)される。次に、振動センサーにより測定(取得)された車両の通過による道路の振動データ(学習用測定データ、学習用振動データ)に対し、ピーク検出が行われ、ピーク部分が学習された学習モデルが作成される。また、車両の通過台数を検出する対象となる車両の通過による道路の振動が測定される。そして、作成された学習モデルと、測定された車両の通過による道路の振動データ(測定データ)とに基づいて、車両の通過台数が検出される。
【0003】
このような移動体検出システムにおいて、学習用データの数が不十分な学習モデルが作成された場合、作成された学習モデルは、学習用データの傾向に沿ったモデルとなってしまう。その結果、学習したデータについては、検出精度が良好であるが、未知のデータについては、検出精度が低下する過学習が問題となる。例えば、速度が遅い車両の通過による道路の振動データのみを学習用データとして、学習用モデルが作成されたとする。この場合、測定された道路の振動データが、速度が遅い車両の通過によるデータである場合は、学習モデルを基に車両を検出することができる。しかしながら、測定された道路の振動データが、速度が遅い車両の通過による道路の振動データと特性が異なる速度が速い車両の通過によるデータである場合には、車両を検出することができないという問題が発生する。そのため、過学習を防ぐためには、十分な数の学習用データが取得される必要がある。しかしながら、従来の手法では、単に学習用測定データを分割した学習用データが作成されていたため、過学習を防止するための十分な数の学習用データを取得するためには、長時間の測定時間が必要となる。
【0004】
また、例えば、歩行者の人数を検出する場合、4つの振動センサーを用いて歩行者の人数を検出する技術がある(非特許文献1参照)。しかしながら、複数のセンサーを用いた方法では、複数のセンサーを必要とするため、コストがかかるといった問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-022822号公報
【非特許文献】
【0006】
Yu Yang、外4名、“Pedestrian Counting Based on Piezoelectric Vibration Sensor”、[online]、2022年2月12日、MDPI、[2023年5月15日検索]、<URL:https://www.mdpi.com/2076-3417/12/4/1920>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述したように、過学習が発生しない、検出精度が高い学習モデルを作成するために、十分な学習用データを必要とする。しかしながら、多くの学習用データを取得するためには、長時間の測定が必要であること、複数のセンサーが必要であるため、コストがかかること、等の種々の問題がある。
【0008】
。
本発明の目的は、長時間の測定を行うこと、又は、コストをかけることなく、移動体の検出精度を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
第1の発明の移動体検出システムは、移動体の測定データである学習用測定データから、一部が他の学習用データと時間的に重複した、学習モデルを作成するための2以上の前記学習用データを作成し、前記学習用データに基づいて、移動体を検出するための前記学習モデルを作成し、作成した前記学習モデルと移動体の測定データとに基づいて、移動体を検出することを特徴とする。
【0010】
従来の手法では、単に学習用測定データを分割した学習用データを作成していたため、学習用データの数が少なく、少ないデータの数で学習モデルを作成した場合に起こる、学習したデータについては精度良く検出するが、未知のデータについては、検出精度が低下する過学習が発生する。本発明に係る移動体検出システムは、学習用測定データから一部が他の学習用データと時間的に重複した学習モデルを作成するための2以上の学習用データを作成する。そして、移動体検出システムは、学習用データに基づいて、学習モデルを作成する。このように、本発明に係る移動体検出システムは、時間的に重複した学習用データを作成することで、従来の手法よりも学習用データの数を増やすことができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
自動運転車
1か月前
ニッタン株式会社
煙感知器
2か月前
個人
迷子支援システム
1か月前
個人
万引き防止システム
6日前
株式会社ニカデン
検出装置
20日前
株式会社サンライン
発炎筒携行容器
1か月前
ABT合同会社
詐欺防止装置
6日前
ニッタン株式会社
発信機
1か月前
能美防災株式会社
表示灯カバー
2か月前
ニッタン株式会社
発信機
1か月前
株式会社国際電気
防災システム
15日前
株式会社あおい興産
避難誘導灯
28日前
能美防災株式会社
非常放送システム
2か月前
ホーチキ株式会社
防災システム
6日前
京セラ株式会社
制御装置
1か月前
シャープ株式会社
表示装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
運転支援システム
2か月前
株式会社SUBARU
危険報知システム
6日前
株式会社豊田自動織機
運行表示装置
21日前
戸田建設株式会社
検知システム
1か月前
日本信号株式会社
信号システム及び信号灯器
27日前
株式会社小糸製作所
情報提供装置及び制御装置
6日前
株式会社JR西日本テクシア
接触防止システム
27日前
トヨタ自動車株式会社
情報提供システム
2か月前
株式会社JVCケンウッド
報知装置及び報知方法
1か月前
株式会社JVCケンウッド
報知装置及び報知方法
1か月前
本田技研工業株式会社
制御装置
2か月前
株式会社市川工務店
車両用ゲート開閉装置
2か月前
シャープ株式会社
通信装置および通信方法
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両の情報処理装置
3日前
株式会社IHI
運転支援装置
2か月前
株式会社京三製作所
交通信号制御システム
20日前
株式会社JVCケンウッド
報知装置及び報知方法
1か月前
株式会社デンソー
車両用表示装置
1か月前
株式会社デンソー
障害物通知システム
28日前
光陽無線株式会社
浸水予測システム及びプログラム
2か月前
続きを見る
他の特許を見る