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公開番号
2025023581
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-17
出願番号
2023127857
出願日
2023-08-04
発明の名称
情報記録体及び情報記録体の製造方法
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41M
3/14 20060101AFI20250207BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】ユーザがコードの位置を特定可能であり、かつ、コードの複製及び不正なコードの読取を防止する情報記録体及び情報記録体の製造方法を提供する。
【解決手段】赤外線吸収材料を含む第1インキにより形成されるコード画像31と、赤外線吸収材料を含まない第2インキにより形成される模様画像32と、を用紙11上に配置した情報記録体30であって、コード画像31は、特定コードを構成し、模様画像32は、用紙11上のコード画像31に重ならない位置の少なくとも一部に設けられ、特定コードの視認を阻害する模様を構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
赤外線吸収材料を含む第1インキにより形成される第1インキ部と、赤外線吸収材料を含まない第2インキにより形成される第2インキ部と、を基材上に配置した情報記録体であって、
前記第1インキ部は、特定コードを構成し、
前記第2インキ部は、前記基材上の前記第1インキ部に重ならない位置の少なくとも一部に設けられ、前記特定コードの視認を阻害する模様を構成する、情報記録体。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の情報記録体において、
前記第2インキ部は、前記第1インキ部と同色又は類似色により形成されている、情報記録体。
【請求項3】
請求項2に記載の情報記録体において、
前記第1インキ部は、黒色により形成され、
前記第2インキ部は、黒色又は黒色の類似色により形成されている、情報記録体。
【請求項4】
請求項1に記載の情報記録体において、
前記第2インキ部の前記模様は、前記特定コードとは相違するコードを模したものである、情報記録体。
【請求項5】
請求項1に記載の情報記録体において、
前記第2インキ部の前記模様は、文字パターンが連続的に配列されたものである、情報記録体。
【請求項6】
請求項1に記載の情報記録体において、
前記第1インキは、カーボンブラックインキであり、
前記第1インキ部は、網点面積率が60%以上の網点又はベタで形成される、情報記録体。
【請求項7】
請求項1に記載の情報記録体において、
前記第2インキ部は、網点面積率が70%以上の網点又はベタで形成される、情報記録体。
【請求項8】
請求項1に記載の情報記録体において、
前記特定コードは、二次元コードである、情報記録体。
【請求項9】
請求項1から請求項8までのいずれかに記載の情報記録体の製造方法であって、
印刷装置が、
同一平面上に前記特定コードと前記模様とを有する版データを作製する版作製ステップと、
前記版作製ステップにより作製された版データに基づいて前記基材上に前記情報記録体を印刷する印刷ステップと、
を含む、製造方法。
【請求項10】
請求項9に記載の製造方法において、
前記印刷装置は、電子写真技術を用いたプリンタであり、
前記印刷ステップは、K(ブラック)の色材である前記第1インキと、YMC(イエロー、マゼンタ、シアン)の色材の組み合わせである前記第2インキとを用いて、各色材のインキを順番に重ねて印刷する、製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報記録体及び情報記録体の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、バーコードや二次元コード等が様々な用途で使用されている。当該コードは、例えば、携帯端末に有するカメラを介して撮影した画像から読み取ることが容易であるため、コードの使用目的も多様化している。他方、悪意のある者が、当該コードを不正に複製したり、不正に読み取ったりする行為を防ぐ必要が生じてきている。
【0003】
このような、コードについての不正な行為を防ぐための技術として、例えば、「サーマルヘッドによるサーマル印字で基材上に形成され、特定の波長の光で読み取る2次元コードと、前記2次元コードの上に形成され、前記特定の波長の光を吸収しない色材からなる隠蔽ベタ印刷層と、を備えるとともに、前記基材に対して前記2次元コードをサーマルヘッドでサーマル印字したときの該サーマルヘッドの熱擦過の影響によって前記2次元コードのシンボル形状が前記隠蔽ベタ印刷層上から目視で視認可能となる状態を回避する手段として、前記隠蔽ベタ印刷層の上に第1および第2のカモフラージュ印刷層を備え、前記第1のカモフラージュ印刷層は、前記特定の波長の光を吸収しない色材で印刷され、前記第2のカモフラージュ印刷層は、前記第1のカモフラージュ印刷層の上に形成され、かつ透明マット系色材で印刷されていることを特徴とする2次元コード付き帳票。」が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許5754848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の2次元コード付き帳票は、2次元コードのシンボル形状が隠蔽ベタ印刷層上から目視で視認可能となる状態を回避するものである。このような2次元コードの有無を目視で確認ができない状態では、帳票に2次元コードが付いていることを知らないユーザに対して、当該コードの箇所を、コードリーダ等により読み取らせることができない可能性がある。特に、ユーザにコードを読み取らせたい場合には、当該構造が問題になる。
【0006】
本発明は、ユーザがコードの位置を特定可能であり、かつ、コードの複製及び不正なコードの読取を防止する情報記録体及び情報記録体の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
第1の発明は、赤外線吸収材料を含む第1インキにより形成される第1インキ部と、赤外線吸収材料を含まない第2インキにより形成される第2インキ部と、を基材上に配置した情報記録体であって、前記第1インキ部は、特定コードを構成し、前記第2インキ部は、前記基材上の前記第1インキ部に重ならない位置の少なくとも一部に設けられ、前記特定コードの視認を阻害する模様を構成する、情報記録体である。
第2の発明は、第1の発明の情報記録体において、前記第2インキ部は、前記第1インキ部と同色又は類似色により形成されている、情報記録体である。
第3の発明は、第2の発明の情報記録体において、前記第1インキ部は、黒色により形成され、前記第2インキ部は、黒色又は黒色の類似色により形成されている、情報記録体である。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかの情報記録体において、前記第2インキ部の前記模様は、前記特定コードとは相違するコードを模したものである、情報記録体である。
第5の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかの情報記録体において、前記第2インキ部の前記模様は、文字パターンが連続的に配列されたものである、情報記録体である。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかの情報記録体において、前記第1インキは、カーボンブラックインキであり、前記第1インキ部は、網点面積率が60%以上の網点又はベタで形成される、情報記録体である。
第7の発明は、第1の発明から第6の発明までのいずれかの情報記録体において、前記第2インキ部は、網点面積率が70%以上の網点又はベタで形成される、情報記録体である。
第8の発明は、第1の発明から第7の発明までのいずれかの情報記録体において、前記特定コードは、二次元コードである、情報記録体である。
第9の発明は、第1の発明から第8の発明までのいずれかの情報記録体の製造方法であって、印刷装置が、同一平面上に前記特定コードと前記模様とを有する版データを作製する版作製ステップと、前記版作製ステップにより作製された版データに基づいて前記基材上に前記情報記録体を印刷する印刷ステップと、を含む、製造方法である。
第10の発明は、第9の発明の製造方法において、前記印刷装置は、電子写真技術を用いたプリンタであり、前記印刷ステップは、K(ブラック)の色材である前記第1インキと、YMC(イエロー、マゼンタ、シアン)の色材の組み合わせである前記第2インキとを用いて、各色材のインキを順番に重ねて印刷する、製造方法である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザがコードの位置を特定可能であり、かつ、コードの複製及び不正なコードの読取を防止する情報記録体及び情報記録体の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る印刷物を説明するための図である。
本実施形態に係る情報記録体の画像例を示す図である。
本実施形態に係る情報記録体を構成する各画像の濃度を説明するための図である。
本実施形態に係る情報記録体の製造工程を説明するための図である。
本実施形態に係る情報記録体における環境による見え方の例を示す図である。
本実施形態に係る情報記録体の他の画像例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係る印刷物10を説明するための図である。
図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張したり、省略したりして示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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