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公開番号2025022644
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023127416
出願日2023-08-03
発明の名称ウェアラブル端末および危険報知システム
出願人株式会社SUBARU
代理人個人
主分類H04R 1/00 20060101AFI20250206BHJP(電気通信技術)
要約【課題】頭部周辺の準静電界の発生を変化させることにより、危険を察知させるウェアラブル端末および危険報知システムを提供する。
【解決手段】ウェアラブル端末1は、側頭部から後頭部を包み込むように曲線状に延びる連結バンド11と、連結バンドの長手方向の両側に形成され、耳の前側において、側頭部に対して突出する突出フレーム12と、突出フレーム12の下部の内側面に設けられ、使用者の側頭部に密着されて音を伝達する骨伝導部13と、連結バンド11に帯状に配置された準静電界発生部14と、右耳の前方に設けられた第1の制御部100と、左耳の前方に設けられた第2の制御部200と、後頭部に設けられた第3の制御部300と、外部環境情報を取得する外部環境情報取得部111と、取得した外部環境情報に基づいて、第1の制御部100から前記第3の制御部300の作動状態を制御する端末制御部112と、を備えている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
側頭部から後頭部を包み込むように曲線状に延びる連結バンドと、
前記連結バンドの長手方向の両側に形成され、使用者の耳の前側あるいは後ろ側において、前記側頭部に対して突出する突出フレームと、
前記突出フレームの下部の内側面に設けられ、前記使用者の前記側頭部に密着されて音を伝達する骨伝導部と、
前記連結バンドに帯状に配置された準静電界発生部と、
前記使用者の右耳の前方に設けられた第1の制御部と、
前記使用者の左耳の前方に設けられた第2の制御部と、
前記使用者の前記後頭部に設けられた第3の制御部と、
外部環境情報を取得する外部環境情報取得部と、
取得した前記外部環境情報に基づいて、前記第1の制御部から前記第3の制御部の作動状態を制御する端末制御部と、
を備えたウェアラブル端末。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記端末制御部は、取得した前記外部環境情報に基づいて、危険発生の可能性を察知し、前記第1の制御部から前記第3の制御部の作動状態を制御して、危険が発生する方向に準静電界の発生を変化させることを特徴とする請求項1に記載のウェアラブル端末。
【請求項3】
前記外部環境情報取得部は、周辺環境情報をセンシングする機器から近距離無線通信を介して、前記外部環境情報を取得することを特徴とする請求項1または2に記載のウェアラブル端末。
【請求項4】
前記請求項3に記載のウェアラブル端末と、自車両に危険が迫ったことを検出する危険検出装置と、含み、
前記ウェアラブル端末の前記端末制御部は、前記自車両に危険が迫ったときには、前記準静電界発生部の作動を停止させ、前記骨伝導部より警報を出力させる制御を行うことを特徴とする危険報知システム。
【請求項5】
側頭部から後頭部を包み込むように曲線状に延びる連結バンドと、前記連結バンドの長手方向の両側に形成され、使用者の耳の前側あるいは後ろ側において、前記側頭部に対して突出する突出フレームと、前記突出フレームの下部の内側面に設けられ、前記使用者の前記側頭部に密着されて音を伝達する骨伝導部と、前記連結バンドに帯状に配置された準静電界発生部と、前記使用者の右耳の前方に設けられた第1の制御部と、前記使用者の左耳の前方に設けられた第2の制御部と、前記使用者の前記後頭部に設けられた第3の制御部と、を備えたウェアラブル端末であって、
前記第1の制御部は、1つまたは複数のプロセッサと、1つまたは複数のメモリと、を備え、
前記1つまたは複数のプロセッサは、
外部環境情報を取得する外部環境情報取得部と、
取得した前記外部環境情報に基づいて、前記第1の制御部から前記第3の制御部の作動状態を制御する端末制御部と、を備えたウェアラブル端末。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェアラブル端末および危険報知システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、車両自体が車両周囲の情報を把握し、運転者に代わって車両を制御するADAS(Advanced DriverAssistance Systems)機能を備えた車両が実用化されている。
【0003】
例えば、この種の技術として、車両に配設されたカメラやミリ波レーダ等から取得した情報に基づいて、車両周辺を走行する車両等との接触の危険性を検出したときに、警告音を発して、運転者に対して危険を報知する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-282760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、運転者に対して、突然警告音等を発するため、運転者は、何に対する警告であるかを咄嗟には認識することができないという課題があった。
【0006】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、頭部周辺の準静電界の発生を変化させることにより、危険を察知させるウェアラブル端末および危険報知システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
形態1;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、側頭部から後頭部を包み込むように曲線状に延びる連結バンドと、前記連結バンドの長手方向の両側に形成され、使用者の耳の前側あるいは後ろ側において、前記側頭部に対して突出する突出フレームと、前記突出フレームの下部の内側面に設けられ、前記使用者の前記側頭部に密着されて音を伝達する骨伝導部と、前記連結バンドに帯状に配置された準静電界発生部と、前記使用者の右耳の前方に設けられた第1の制御部と、前記使用者の左耳の前方に設けられた第2の制御部と、前記使用者の前記後頭部に設けられた第3の制御部と、外部環境情報を取得する外部環境情報取得部と、取得した前記外部環境情報に基づいて、前記第1の制御部から前記第3の制御部の作動状態を制御する端末制御部と、を備えたウェアラブル端末を提案している。
【0008】
形態4;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、ウェアラブル端末と、自車両に危険が迫ったことを検出する危険検出装置と、含み、前記ウェアラブル端末の前記端末制御部は、前記自車両に危険が迫ったときには、前記準静電界発生部の作動を停止させ、前記骨伝導部より警報を出力させる制御を行うことを特徴とする危険報知システムを提案している。
【0009】
形態5;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、側頭部から後頭部を包み込むように曲線状に延びる連結バンドと、前記連結バンドの長手方向の両側に形成され、使用者の耳の前側あるいは後ろ側において、前記側頭部に対して突出する突出フレームと、前記突出フレームの下部の内側面に設けられ、前記使用者の前記側頭部に密着されて音を伝達する骨伝導部と、前記連結バンドに帯状に配置された準静電界発生部と、前記使用者の右耳の前方に設けられた第1の制御部と、前記使用者の左耳の前方に設けられた第2の制御部と、前記使用者の前記後頭部に設けられた第3の制御部と、を備えたウェアラブル端末であって、前記第1の制御部は、1つまたは複数のプロセッサと、1つまたは複数のメモリと、を備え、前記1つまたは複数のプロセッサは、外部環境情報を取得する外部環境情報取得部と、取得した前記外部環境情報に基づいて、前記第1の制御部から前記第3の制御部の作動状態を制御する端末制御部と、を備えたウェアラブル端末を提案している。
【発明の効果】
【0010】
本発明の1またはそれ以上の実施形態によれば、頭部周辺の準静電界の発生を変化させることにより、危険を察知させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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