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公開番号
2025020070
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-12
出願番号
2023116573
出願日
2023-07-18
発明の名称
データ処理装置、データ処理方法及びデータ処理プログラム
出願人
株式会社京三製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G08G
1/04 20060101AFI20250204BHJP(信号)
要約
【課題】障害物が存在する複数の画像データから障害物のない初期状態の画像データを生成可能なデータ処理方法を提供する。
【解決手段】コンピュータにおいて、画像データを処理するデータ処理方法であって、撮像対象を撮像した第1の画像データと、第1の画像データの撮像対象を、異なる時刻で撮像した第2の画像データと、を記憶部で記憶するデータ記憶ステップS10と、第1の画像データのうちデータ更新を行うデータ更新領域が指定された場合、第2の画像データのうち、データ更新領域に対応する領域の部分データを更新データとしてデータ抽出部で抽出するデータ抽出ステップS60と、第1の画像データにおけるデータ更新領域の部分データを、更新データにデータ置換部で置換するデータ置換ステップS80と、を含むものである。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
画像データを処理するデータ処理装置であって、
撮像対象を撮像した第1の画像データと、前記第1の画像データの撮像対象を、異なる時刻で撮像した第2の画像データと、を記憶する記憶部と、
前記第1の画像データのうちデータ更新を行うデータ更新領域が指定された場合、前記第2の画像データのうち、前記データ更新領域に対応する領域の部分データを更新データとして抽出するデータ抽出部と、
前記第1の画像データにおける前記データ更新領域の部分データを、前記更新データで置換するデータ置換部と、を備える、
ことを特徴とするデータ処理装置。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記第2の画像データを表示画像として表示部に表示する際に、前記データ更新領域の外縁を示す枠画像を前記表示画像に重畳表示する重畳表示部を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項3】
前記撮像対象は、道路又は通路の交差点周辺であり、
前記データ更新領域は、前記第1の画像データのうち、前記道路又は通路上に位置する障害物を含む領域である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ処理装置。
【請求項4】
前記画像データは、3D点群データ形式である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ処理装置。
【請求項5】
コンピュータにおいて、画像データを処理するデータ処理方法であって、
撮像対象を撮像した第1の画像データと、前記第1の画像データの撮像対象を、異なる時刻で撮像した第2の画像データと、を記憶部で記憶するデータ記憶ステップと、
前記第1の画像データのうちデータ更新を行うデータ更新領域が指定された場合、前記第2の画像データのうち、前記データ更新領域に対応する領域の部分データを更新データとしてデータ抽出部で抽出するデータ抽出ステップと、
前記第1の画像データにおける前記データ更新領域の部分データを、前記更新データにデータ置換部で置換するデータ置換ステップと、を含む、
ことを特徴とするデータ処理方法。
【請求項6】
画像データを処理するデータ処理プログラムであって、
撮像対象を撮像した第1の画像データと、前記第1の画像データの撮像対象を、異なる時刻で撮像した第2の画像データと、を記憶するデータ記憶ステップと、
前記第1の画像データのうちデータ更新を行うデータ更新領域が指定された場合、前記第2の画像データのうち、前記データ更新領域に対応する領域の部分データを更新データとして抽出するデータ抽出ステップと、
前記第1の画像データにおける前記データ更新領域の部分データを、前記更新データで置換するデータ置換ステップと、をコンピュータに実行させる、
ことを特徴とするデータ処理プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ処理装置、データ処理方法及びデータ処理プログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、運転者の運転を支援する安全運転支援や無人による自律運転など車両の自動運転を実現するために、交通インフラ機器として、各種のカメラ、センサ、通信機器などを備えたスマートポールと呼ばれる協調路側機が設置され始めている。この協調路側機は、例えば、信号機のない交差路(交差点)に設置されており、交通監視システムや車両との間で情報(データ)を通信(送受信)できるようになっている。
【0003】
そして、交通監視システムでは、車両経路である道路上において物体(例えば、歩行者や障害物や危険物)の有無を検知するため、レーザー光を使ったセンサである3D-LiDARが用いられている。3D-LiDARは、反射対象物までの距離及び方向(方位)を検出することで、周囲の状況を示す3D点群データを生成する。なお、この3D点群データから物体を識別したり、物体の有無や移動などを検知したりする方法については、例えば特許文献1や特許文献2に記載されている。
【0004】
物体の有無の検知は、2つの画像データを比較し、差異(差分)を解析することで行われるが、検知エリア内に障害物が存在しない状態(以降、「初期状態」という。)での画像データが比較対象として必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2019-536035号公報
特開2022-104523号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、検知エリアが特許文献2にみられる駐車場などの場合には、新設時や利用規制時に簡単に初期状態の画像データを取得することができるものの、検知エリアが既設の道路や交差点など交通(車両や歩行者)の往来が激しい場所の場合には、日中に限らず、夜間においても、初期状態の画像データを取得することが困難なことがある。
【0007】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、障害物が存在する複数の画像データから障害物のない初期状態の画像データを生成可能なデータ処理装置、データ処理方法及びデータ処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本発明に係る1つの態様は、画像データを処理するデータ処理装置であって、撮像対象を撮像した第1の画像データと、前記第1の画像データの撮像対象を、異なる時刻で撮像した第2の画像データと、を記憶する記憶部と、前記第1の画像データのうちデータ更新を行うデータ更新領域が指定された場合、前記第2の画像データのうち、前記データ更新領域に対応する領域の部分データを更新データとして抽出するデータ抽出部と、前記第1の画像データにおける前記データ更新領域の部分データを、前記更新データで置換するデータ置換部と、を備えるものである。
(2)上記(1)の態様において、前記第2の画像データを表示画像として表示部に表示する際に、前記データ更新領域の外縁を示す枠画像を前記表示画像に重畳表示する重畳表示部を備えてもよい。
(3)上記(1)又は(2)の態様において、前記撮像対象は、道路又は通路の交差点周辺であり、前記データ更新領域は、前記第1の画像データのうち、前記道路又は通路上に位置する障害物を含む領域であってもよい。
(4)上記(1)から(3)までのいずれか1つの態様において、前記画像データは、3D点群データ形式であってもよい。
(5)本発明に係る別の1つの態様は、コンピュータにおいて、画像データを処理するデータ処理方法であって、撮像対象を撮像した第1の画像データと、前記第1の画像データの撮像対象を、異なる時刻で撮像した第2の画像データと、を記憶部で記憶するデータ記憶ステップと、前記第1の画像データのうちデータ更新を行うデータ更新領域が指定された場合、前記第2の画像データのうち、前記データ更新領域に対応する領域の部分データを更新データとしてデータ抽出部で抽出するデータ抽出ステップと、前記第1の画像データにおける前記データ更新領域の部分データを、前記更新データにデータ置換部で置換するデータ置換ステップと、を含むものである。
(6)本発明に係る別の1つの態様は、画像データを処理するデータ処理プログラムであって、撮像対象を撮像した第1の画像データと、前記第1の画像データの撮像対象を、異なる時刻で撮像した第2の画像データと、を記憶するデータ記憶ステップと、前記第1の画像データのうちデータ更新を行うデータ更新領域が指定された場合、前記第2の画像データのうち、前記データ更新領域に対応する領域の部分データを更新データとして抽出するデータ抽出ステップと、前記第1の画像データにおける前記データ更新領域の部分データを、前記更新データで置換するデータ置換ステップと、をコンピュータに実行させるものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、障害物が存在する複数の画像データから障害物のない初期状態の画像データを生成可能なデータ処理装置、データ処理方法及びデータ処理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
交通監視システムを示す概略図である。
本発明に係る実施形態のデータ処理方法を示すフロー図である。
第1の画像データを示す概略図である。
第2の画像データを示す概略図である。
データ更新領域を指定した第1の画像データを示す概略図である。
枠画像を重畳した第2の画像データを示す概略図である。
更新データを重畳した第1の画像データを示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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