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公開番号2025019643
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123362
出願日2023-07-28
発明の名称画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 29/393 20060101AFI20250131BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】複数の層で構成される記録媒体上の画像の検査精度が低下する。
【解決手段】画像処理装置であって、印刷された記録媒体を読み取って得られる読取画像を取得する取得手段と、前記印刷された記録媒体を構成する印刷層および下地層の組み合わせに対応した目標値に基づき、前記読取画像の色と検査において基準となる基準画像の色とを補正する補正手段と、前記補正された読取画像と前記補正された基準画像との差分に基づき、前記印刷された記録媒体の検査を行う検査手段と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
印刷された記録媒体を読み取って得られる読取画像を取得する取得手段と、
前記印刷された記録媒体を構成する印刷層および下地層の組み合わせに対応した目標値に基づき、前記読取画像の色と検査において基準となる基準画像の色とを補正する補正手段と、
前記補正された読取画像と前記補正された基準画像との差分に基づき、前記印刷された記録媒体の検査を行う検査手段と、
を有する、ことを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記補正手段は、前記印刷層の透過率と前記下地層の透過率との組み合わせに対応した前記目標値に基づき、前記読取画像の色と前記基準画像の色とを補正する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記補正手段は、前記印刷層の透過率と前記下地層の透過率とが小さいほど色の輝度値が高くなるように設定された前記目標値に基づき、前記読取画像の色と前記基準画像の色とを補正する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記補正手段は、前記印刷層と前記下地層と前記読取を行う際に用いられるバッキングとの組み合わせに対応した前記目標値に基づき、前記読取画像の色と前記基準画像の色とを補正する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記補正手段は、前記印刷層の透過率と前記下地層の透過率と前記バッキングの反射率との組み合わせに対応した前記目標値に基づき、前記読取画像の色と前記基準画像の色とを補正する
ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記補正手段は、前記印刷層の上部に特色インクで形成される上部特殊層と、前記印刷層と、前記印刷層の下部に特色インクで形成される下部特殊層と、前記下地層と、前記読取を行う際に用いられるバッキングとの組み合わせに対応した前記目標値に基づき、前記読取画像の色と前記基準画像の色とを補正する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記補正手段は、前記上部特殊層の透過率と前記印刷層の透過率と前記下部特殊層の透過率と前記下地層の透過率と前記バッキングの反射率との組み合わせに対応した前記目標値に基づき、前記読取画像の色と前記基準画像の色とを補正する
ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記取得手段は、前記印刷層と前記下地層との組み合わせに紐づく前記目標値を取得し、
前記補正手段は、前記取得した目標値に基づき、前記読取画像の色と前記基準画像の色とを補正する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記取得手段は、前記印刷層と、前記下地層と、前記読取を行う際に用いられるバッキングとの組み合わせに紐づく前記目標値を取得し、
前記補正手段は、前記取得した目標値に基づき、前記読取画像の色と前記基準画像の色とを補正する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記取得手段は、前記印刷層の上部に特色インクで形成される上部特殊層と、前記印刷層と、前記印刷層の下部に特色インクで形成される下部特殊層と、前記下地層と、前記読取を行う際に用いられるバッキングとの組み合わせに紐づく前記目標値を取得し、
前記補正手段は、前記取得した目標値に基づき、前記読取画像の色と前記基準画像の色とを補正する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、印刷結果の検査技術に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
印刷装置にて記録媒体上に画像を形成する際、例えば、インクやトナー等の色材が意図しない箇所に付着することに起因する汚れが発生したり、画像を形成すべき箇所に十分な色材が付着せず企図した色が再現できない色抜けが起こったりすることがある。こうした汚れや色抜けといったいわゆる印刷欠陥は印刷物の品質を低下させるものであることから、印刷欠陥の有無を検査することが求められる。印刷欠陥の有無を検査するシステムとして、例えば、印刷装置にて出力される印刷物をカメラやスキャナのラインセンサ等で読み取り、読取画像を基に印刷が正常に行われているか否かを自動で検査する印刷システムがある。このような印刷システムでは、欠陥の無い印刷物の画像データを示す基準画像と、検査対象となる印刷物の画像データを示す読取画像との差分に基づき、検査対象における印刷欠陥の有無を検出することができる。しかしながら、ラベル紙などの複数の層で構成される印刷物の検査では、印刷が行われる最上層の表面基材が透明な材料や薄い素材である場合、その下の層となる剥離紙や台紙の色が透けてしまい印刷物の欠陥の検査を適切に行えない課題があった。以下、表面基材として使用される透明フィルムやシール紙等の上層を印刷層と呼び、剥離紙や台紙として使用されるグラシン紙や上質紙等の下層を下地層と呼ぶ。このような複数の層からなるラベル紙の検査に関し、特許文献1では記録媒体を構成する印刷層および下地層の特性に基づき算出された色目標値と記録媒体上の画像を読み取って得られた色測定値とを比較検査する方法を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7225887号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、階調パターンについて色目標値と測定値とをそれぞれ比較する方法であり、色の変動などマクロな欠陥を検出することはできるが、点状、及び線状の汚れやキズなどの微小な欠陥を検出することができなかった。
そこで本発明は、複数の層で構成される記録媒体上の画像の検査精度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様に係る画像処理装置は、印刷された記録媒体を読み取って得られる読取画像を取得する取得手段と、前記印刷された記録媒体を構成する印刷層および下地層の組み合わせに対応した目標値に基づき、前記読取画像の色と検査において基準となる基準画像の色とを補正する補正手段と、前記補正された読取画像と前記補正された基準画像との差分に基づき、前記印刷された記録媒体の検査を行う検査手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、複数の層で構成される記録媒体上の画像の検査精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
印刷システムの構成例を示す図である。
画像処理装置の機能構成例を示すブロック図である。
検査処理の流れを示すフローチャートである。
UI画面例を示す図である。
印刷層と下地層と目標値との関係例を示す図である。
検査画像の色を補正する処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
検査処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
印刷層と下地層とバッキングと目標値との関係例を示す図である。
目標値の算出方法を説明するための図である。
検査処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
特殊層(上)と印刷層と特殊層(下)と下地層とバッキングと目標値との関係例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において本開示が適用される装置の構成や各種条件は適宜修正又は変更可能であり、以下の実施形態に限定されるものではない。例えば、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本開示が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更可能で、特段の記載がない限り、本開示は以下の実施形態に限定されるものではない。さらに、図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。また、フローチャートにおける各工程(ステップ)について先頭に「S」を付けて表記する。
【0009】
<<実施形態1>>
本実施形態では、印刷層と下地層との組み合わせに基づいて検査画像の色を補正する目標値を算出し、算出した目標値に基づいて補正された検査画像を用いて印刷欠陥の有無を検出する態様について説明する。
【0010】
(印刷システムの構成)
図1は、印刷システム全体の構成例を示す図である。印刷システムは、印刷物の出力と検査とを行うシステムであって、本実施形態に係る画像処理装置100、印刷用サーバ180、および印刷装置190を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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