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公開番号
2025019508
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023123146
出願日
2023-07-28
発明の名称
画像記録装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人ATEN
主分類
B41J
11/42 20060101AFI20250131BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】記録対象となる媒体を第1媒体から第2媒体へと迅速に切り替えることを可能にする。
【解決手段】プリンタ100は、上下方向に並ぶ3つの収容部10~30を備えている。第1収容部10からヘッド6に向けてロール紙Rp1が搬送される第1経路T1と、第2収容部20からヘッド6に向けてロール紙Rp2が搬送される第2経路T2と、第3収容部30からヘッド6に向けてロール紙Rp3が搬送される第3経路T3とが、合流点Txで合流している。合流点Txは、搬送方向においてローラ対47とローラ対44~46との間にある。ローラ対47は、ヘッド6に対して搬送方向の上流に位置しかつ搬送方向においてヘッド6との間に他のローラ対を挟まない。ローラ対44~46は、ローラ対47に対して搬送方向の上流に位置しかつ搬送方向においてローラ対47との間に他のローラ対を挟まない。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1媒体を収容可能な第1収容部と、
第2媒体を収容可能な第2収容部であって、前記第1収容部と上下方向に並ぶ第2収容部と、
前記第1媒体及び前記第2媒体を選択的に搬送方向に搬送する搬送部と、
前記搬送部によって搬送される媒体に画像を記録する記録部と、を備え、
前記搬送部は、前記搬送方向に互いに離隔した複数のローラ対を有し、
前記複数のローラ対は、前記記録部に対して前記搬送方向の上流に位置しかつ前記搬送方向において前記記録部との間に他のローラ対を挟まない第1ローラ対と、前記第1ローラ対に対して前記搬送方向の上流に位置しかつ前記搬送方向において前記第1ローラ対との間に他のローラ対を挟まない第2ローラ対と、を含み、
前記搬送部によって前記第1収容部から前記記録部に向けて前記第1媒体が搬送される第1経路と、前記搬送部によって前記第2収容部から前記記録部に向けて前記第2媒体が搬送される第2経路とが、前記搬送方向において前記第1ローラ対と前記第2ローラ対との間にある合流点で合流していることを特徴とする、画像記録装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記搬送部及び前記記録部を制御する制御部をさらに備え、
前記制御部は、
前記搬送部に、前記第2媒体を搬送させた後、前記第2媒体の前記搬送方向の下流端が、前記搬送方向において前記合流点と前記第2ローラ対との間に位置するときに、前記第2媒体の搬送を停止させる、待機処理を実行し、
前記待機処理の実行中に、前記搬送部に前記第1媒体を搬送させかつ前記記録部に前記第1媒体に画像を記録させる、記録処理を実行することを特徴とする、請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項3】
前記第1収容部に前記第1媒体が収容されたときに第1検知信号を前記制御部に送信する第1センサと、
前記第2収容部に前記第2媒体が収容されたときに第2検知信号を前記制御部に送信する第2センサと、をさらに備え、
前記制御部は、
前記第1検知信号及び前記第2検知信号を受信した後、記録指令を受信する前に、
前記搬送部に、前記第1媒体を搬送させた後、前記第1媒体の前記搬送方向の下流端が、前記搬送方向において前記合流点と前記第2ローラ対との間に位置するときに、前記第1媒体の搬送を停止させ、かつ、前記第2媒体を搬送させた後、前記第2媒体の前記搬送方向の下流端が、前記搬送方向において前記合流点と前記第2ローラ対との間に位置するときに、前記第2媒体の搬送を停止させることを特徴とする、請求項2に記載の画像記録装置。
【請求項4】
前記第1媒体は、ロール状に巻回された状態で前記第1収容部に収容され、
前記第2媒体は、ロール状に巻回された状態で前記第2収容部に収容されることを特徴とする、請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項5】
前記第1媒体を切断する第1切断部と、
前記第2媒体を切断する第2切断部と、をさらに備え、
前記第1切断部は、前記第1経路における、前記合流点に対して前記搬送方向の上流に配置され、
前記第2切断部は、前記第2経路における、前記合流点に対して前記搬送方向の上流に配置されたことを特徴とする、請求項4に記載の画像記録装置。
【請求項6】
前記搬送部、前記記録部、前記第1切断部及び前記第2切断部を制御する制御部をさらに備え、
前記制御部は、
前記搬送部に前記第1媒体を搬送させかつ前記記録部に前記第1媒体に画像を記録させる、記録処理と、
前記第1切断部に前記第1媒体を切断させる、切断処理と、を実行し、
前記記録処理及び前記切断処理の後、前記搬送部に、前記第1媒体を搬送させた後、前記第1媒体の前記搬送方向の下流端が、前記搬送方向において前記合流点と前記第2ローラ対との間に位置するときに、前記第1媒体の搬送を停止させる、待機処理を実行することを特徴とする、請求項5に記載の画像記録装置。
【請求項7】
前記搬送部及び前記記録部を収容する筐体と、
前記第1収容部を有する第1トレイであって、前記筐体に対して移動可能であり、前記筐体に装着された第1装着位置と前記筐体から引き出された第1引出位置とを取り得る第1トレイと、
前記第2収容部を有する第2トレイであって、前記筐体に対して移動可能であり、前記筐体に装着された第2装着位置と前記筐体から引き出された第2引出位置とを取り得る第2トレイと、
前記第1トレイを前記第1装着位置にロックする第1ロック機構と、
前記第2トレイを前記第2装着位置にロックする第2ロック機構と、
前記搬送部、前記記録部、前記第1切断部、前記第2切断部、前記第1ロック機構及び前記第2ロック機構を制御する制御部と、
前記第1トレイが前記第1装着位置から前記第1引出位置に移動するときに第3検知信号を前記制御部に送信する第3センサと、
前記第2トレイが前記第2装着位置から前記第2引出位置に移動するときに第4検知信号を前記制御部に送信する第4センサと、をさらに備え、
前記制御部は、
前記第3検知信号及び前記第4検知信号の少なくとも一方を受信すると、前記第1切断部及び前記第2切断部のうち前記一方に対応する切断部に媒体を切断させた後、前記第1ロック機構及び前記第2ロック機構のうち対応する機構に前記ロックを解除させることを特徴とする、請求項5又は6に記載の画像記録装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の媒体収容部を備えた画像記録装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ロール紙(媒体)を収容可能な2つの給紙装置(第1収容部及び第2収容部)と、ロール紙から巻き解かれた用紙に画像を形成する画像形成部(記録部)と、を備えた画像形成装置(画像記録装置)が記載されている。各給紙装置から画像形成部に向けて用紙が搬送される経路(第1経路及び第2経路)は、一段目の給紙装置内に配置された紙送りローラ(第2ローラ対)に対して搬送方向の上流にある合流点で合流している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-44211号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
記録対象となる媒体を第1媒体から第2媒体へと迅速に切り替えるため、第1媒体に対する記録の実行中に、第2媒体を、合流点のすぐ上流に先端が位置する状態で、待機させることが考えられる。しかしながら、特許文献1のように合流点が第2ローラ対に対して搬送方向の上流にある場合、合流点から記録部までの経路長が長く、切り替え後の記録を迅速に行うことができない。
【0005】
本発明の目的は、記録対象となる媒体を第1媒体から第2媒体へと迅速に切り替えることが可能な画像記録装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る画像記録装置は、第1媒体を収容可能な第1収容部と、第2媒体を収容可能な第2収容部であって、前記第1収容部と上下方向に並ぶ第2収容部と、前記第1媒体及び前記第2媒体を選択的に搬送方向に搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される媒体に画像を記録する記録部と、を備え、前記搬送部は、前記搬送方向に互いに離隔した複数のローラ対を有し、前記複数のローラ対は、前記記録部に対して前記搬送方向の上流に位置しかつ前記搬送方向において前記記録部との間に他のローラ対を挟まない第1ローラ対と、前記第1ローラ対に対して前記搬送方向の上流に位置しかつ前記搬送方向において前記第1ローラ対との間に他のローラ対を挟まない第2ローラ対と、を含み、前記搬送部によって前記第1収容部から前記記録部に向けて前記第1媒体が搬送される第1経路と、前記搬送部によって前記第2収容部から前記記録部に向けて前記第2媒体が搬送される第2経路とが、前記搬送方向において前記第1ローラ対と前記第2ローラ対との間にある合流点で合流していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、合流点が、搬送方向において第1ローラ対と第2ローラ対との間にある。そのため、記録対象となる媒体を第1媒体から第2媒体へと切り替えるとき、合流点のすぐ上流に先端が位置する状態で待機させた第2媒体を、第1ローラ対及び記録部に向けて迅速に搬送することができる。したがって、本発明によれば、記録対象となる媒体を第1媒体から第2媒体へと迅速に切り替えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係るプリンタの概略図である。
図1のプリンタの電気的構成を示すブロック図である。
図1のプリンタの第1給紙トレイの把持部近傍の構成を示す模式図である。
図1のプリンタのCPUが実行する第1プログラムを示すフロー図である。
図1のプリンタのCPUが実行する第2プログラムを示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1に示すプリンタ100は、本発明に係る「画像記録装置」の一実施形態である。プリンタ100は、筐体100aと、第1給紙トレイ1と、第2給紙トレイ2と、第3給紙トレイ3と、搬送部4と、第1切断部51と、第2切断部52と、第3切断部53と、ヘッド6と、排紙トレイ7と、制御装置9と、を備えている。
【0010】
第1給紙トレイ1が本発明の「第1トレイ」に該当し、第2給紙トレイ2が本発明の「第2トレイ」に該当し、第3給紙トレイ3が本発明の「第3トレイ」に該当する。
(【0011】以降は省略されています)
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