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公開番号
2025019253
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2024205538,2021012882
出願日
2024-11-26,2021-01-29
発明の名称
送信装置、受信装置、これらを備えた無線通信システム、プログラムおよびプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
出願人
株式会社国際電気通信基礎技術研究所
代理人
個人
主分類
H04W
74/04 20090101AFI20250130BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】バーストを構成する複数のパケットを低遅延で送信可能な送信装置を提供する。
【解決手段】処理手段12は、1個のNパケットが送信機1に到着すると、Nパケットをバッファ11にコピーすると共に送信手段13およびアンテナ14を介して送信する。処理手段12は、バーストを構成するM
Burst
個のNパケットのうちの1番目に到着したNパケット以外の(M
Burst
-1)個のNパケットから選択された所定のNパケットが送信機1に到着すると、所定のNパケットより前に到着したNパケットを含む符号化パケットを所定のNパケットに付与した結合パケットを送信手段13およびアンテナ14を介して送信し、M
Burst
個のNパケットのうちの最後のNパケットが送信機1に到着したと判定すると、M
Burst
個のNパケットを符号化した符号化パケットを送信手段13およびアンテナ14を介して送信する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
リアルタイムトラフィックを構成するパケットをアプリケーションから受信し、その受信したパケットを送信する送信装置であって、
送信用パケットを格納するための送信バッファと、
前記パケットに対して送信用の処理を実行する処理手段と、
前記処理手段から受けたパケットを送信する送信手段とを備え、
前記処理手段は、前記パケットが第1の時間間隔で当該送信装置に到着する第1の単体パケットであるとき、前記第1の単体パケットが当該送信装置に到着すると、前記第1の単体パケットを前記送信バッファにコピーするとともに前記第1の単体パケットを前記送信手段へ出力する第1の処理を実行し、前記パケットが前記第1の時間間隔よりも短い第2の時間間隔で連続して当該送信装置に到着する複数の単体パケットであるとき、前記複数の単体パケットのうちの最初に当該送信装置に到着した単体パケット以外の単体パケットから選択された第2の単体パケットが当該送信装置に到着すると、前記第2の単体パケットを前記送信バッファにコピーし、前記第2の単体パケットよりも早く当該送信装置に到着した単体パケットを含む第1の符号化パケットを前記第2の単体パケットに付与した結合パケットを生成するとともに前記結合パケットを前記送信手段へ出力する第2の処理を実行し、前記複数の単体パケットに含まれ、かつ、前記第2の単体パケット以外の単体パケットである第3の単体パケットが当該送信装置に到着すると、前記第3の単体パケットに対して前記第1の処理を実行し、前記複数の単体パケットのうちの最後の単体パケットが当該送信装置に到着したと判定すると、前記最後の単体パケットを前記送信バッファにコピーし、前記最後の単体パケットが前記第2の単体パケットに該当するとき前記最後の単体パケットに対して前記第2の処理を実行し、前記最後の単体パケットが前記第3の単体パケットに該当するとき前記最後の単体パケットに対して前記第1の処理を実行し、前記最後の単体パケットが当該送信装置に到着したと判定したタイミングから所定の時間が経過すると、前記送信バッファに格納された全ての単体パケットを含む第2の符号化パケットを生成して前記送信手段へ出力する第3の処理を実行し、
前記送信手段は、前記第1の単体パケットを前記処理手段から受けると、その受けた第1の単体パケットを単独で送信する第1の送信処理を実行し、前記結合パケットを前記処理手段から受けると、その受けた結合パケットを送信する第2の送信処理を実行し、前記第3の単体パケットまたは前記最後の単体パケットを前記処理手段から受けると、その受けた第3の単体パケットまたは最後の単体パケットに対して第1の送信処理を実行し、前記第2の符号化パケットを前記処理手段から受けると、その受けた第2の符号化パケットを単独で送信する第3の送信処理を実行する、送信装置。
続きを表示(約 2,600 文字)
【請求項2】
前記処理手段は、前記第2の処理において、
前記第2の単体パケットまたは前記最後の単体パケットよりも早く当該送信装置に到着した単体パケットのうちで最後に当該送信装置に到着した単体パケットである第4の単体パケットが当該送信装置に到着すると、前記第4の単体パケットが前記送信手段によって送信された後に、前記第2の単体パケットまたは前記最後の単体パケットよりも早く当該送信装置に到着した単体パケットを含む前記第1の符号化パケットを生成する第1のサブ処理を実行し、前記第1のサブ処理を実行した後に、前記第2の単体パケットまたは前記最後の単体パケットが当該送信装置に到着すると、前記第1の符号化パケットを前記第2の単体パケットまたは前記最後の単体パケットに付与して前記結合パケットを生成して前記送信手段へ出力する第2のサブ処理を実行する、請求項1に記載の送信装置。
【請求項3】
前記処理手段は、前記第2の処理において、前記第2の単体パケットがa(aは、1以上の整数である。)個の単体パケットからなるとき、前記a個の単体パケットの各々について、前記第1および第2のサブ処理を実行する、請求項2に記載の送信装置。
【請求項4】
前記処理手段は、前記符号化パケットの初期値を所定長の零からなるY
0
とし、前記送信用バッファから取り出したパケットをX
i
(i=1,2,・・・,I、Iは、前記第1の符号化パケットまたは前記第2の符号化パケットを生成するときに前記送信用バッファに格納されているパケットの総数)とし、所定長の乱数をC
i
とし、符号化パケットをY
i
としたとき、前記所定長の乱数C
i
を前記パケットX
i
に乗算した乗算結果C
i
・X
i
とY
i-1
との排他的論理和の演算を全てのiについて実行することによって得られた符号化パケットY
i
を前記第1の符号化パケットまたは前記第2の符号化パケットとして生成する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の送信装置。
【請求項5】
前記送信手段と有線ケーブルによって接続された複数の基地局を更に備え、
前記複数の基地局は、前記第1の単体パケット、前記結合パケット、前記第3の単体パケット、前記最後の単体パケットおよび前記第2の符号化パケットを前記送信手段から前記有線ケーブルを介して受信し、その受信した第1の単体パケット、結合パケット、第3の単体パケット、最後の単体パケットおよび第2の符号化パケットを相互に異なる通信経路によって送信する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の送信装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の送信装置からパケットを受信する受信装置であって、
単体パケットを格納するための第1の受信バッファと、
符号化パケットを格納するための第2の受信バッファと、
前記第1および第3の単体パケット、前記結合パケット、および前記第2の符号化パケットを受信する受信手段と、
前記結合パケットを前記第1の符号化パケットと前記第2の単体パケットとに分離する分離手段と、
前記第1の単体パケットまたは前記第3の単体パケットのうち、前記第1の受信バッファに格納されていない単体パケットまたは受信済でない単体パケットを前記第1の受信バッファに格納するとともに前記第1の受信バッファに格納された単体パケットを前記送信装置からパケットによって送信された情報を利用するアプリケーションへ伝送する受信処理を実行する第1の処理手段と、
前記受信手段によって受信された符号化パケットに基づいて、前記第1の受信バッファに格納されていない複数の単体パケットのみを含む第3の符号化パケットを生成し、その生成した第3の符号化パケットを前記第2の受信バッファに格納する処理を前記第1および第2の符号化パケットの全てについて実行する第2の処理手段と、
前記第2の受信バッファから複数の前記第3の符号化パケットを読み出し、その読み出した複数の第3の符号化パケットについての連立方程式を解いて前記複数の第3の符号化パケットを復号する復号処理を実行する復号手段とを備え、
前記第1の処理手段は、前記復号手段によって復号された単体パケットに対して前記受信処理を更に実行する、受信装置。
【請求項7】
前記第2の処理手段は、前記受信手段によって受信された符号化パケットから前記第1の受信バッファに格納された単体パケットの情報を除去することによって前記第3の符号化パケットを生成する、請求項6に記載の受信装置。
【請求項8】
前記第2の処理手段は、前記第1の受信バッファに格納された単体パケットが前記受信手段によって受信された符号化パケットに含まれると判定したとき、前記受信手段によって受信された符号化パケットから前記第3の符号化パケットを生成する、請求項7に記載の受信装置。
【請求項9】
前記第2の処理手段は、前記受信手段によって受信された符号化パケットから前記第1の受信バッファに格納された単体パケットの情報を除去した後の符号化パケットが1個の単体パケットを含むとき、更に、前記1個の単体パケットを含む符号化パケットを前記第2の受信バッファから消去し、
前記第1の処理手段は、前記1個の単体パケットを含む符号化パケットを単体パケットに変換し、その変換した単体パケットに対して前記受信処理を実行する、請求項7または請求項8に記載の受信装置。
【請求項10】
前記受信手段と有線ケーブルによって接続され、前記送信装置から送信されたパケットを相互に異なる複数の通信経路を介して受信する複数の基地局を更に備え、
前記複数の基地局の各々は、前記受信したパケットを前記有線ケーブルを介して前記受信手段へ出力する、請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の受信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、送信装置、受信装置、これらを備えた無線通信システム、プログラムおよびプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
非特許文献1は、送信対象である複数のパケットが揃った時点で複数のパケットを複数の経路で伝送することを開示する。
【0003】
また、非特許文献2は、送信対象である複数のパケットが揃った時点でウィンドウを複数のパケットに対してスライディングさせながら複数のパケットを送信することによって低遅延化を試行することを開示する。
【0004】
更に、特許文献1は、多対多の通信において、複数のパケットをネットワークコーディングし、そのネットワークコーディングしたコーディングパケットをブロードキャストすることによってパケットの到達率を向上することを開示する。
【0005】
より具体的には、無線装置TM_1~TM_6は、1番目の周期において、それぞれ、シーケンス番号Seq=1の単一のパケットPKT1(1)~PKT6(1)を生成してブロードキャストする。その後、無線装置TM_1~TM_6は、2番目の周期において、シーケンス番号Seq=1のパケットPKT1(1)~PKT6(1)をネットワークコーディングしたコーディングパケットと、シーケンス番号Seq=2の単一のパケットとの結合パケットを生成してブロードキャストする。更に、無線装置TM_1~TM_6は、3番目の周期において、シーケンス番号Seq=2のパケットPKT1(2)~PKT6(2)をネットワークコーディングしたコーディングパケットと、シーケンス番号Seq=3の単一のパケットとの結合パケットを生成してブロードキャストする。そして、無線装置TM_1~TM_6は、これを繰り返し行う。
【0006】
このように、特許文献1は、無線装置TM_1~TM_6の各々が自己で生成したパケットと他の無線装置から受信したパケットとをネットワークコーディングしてコーディングパケットを生成することを開示する。つまり、特許文献1は、ネットワークコーディングの対象となるパケットが既知である場合において、複数のパケットをネットワークコーディングしてコーディングパケットを生成することを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2010-093738号公報
【非特許文献】
【0008】
https://ieeexplore.ieee.org/stamp/stamp.jsp?arnumber=57535 67&casa_token=NlznD3EhwnsAAAAA:GxTWt9heKzlvg0G6nUoIhPijCKnV26EoCsg0jRrjm7ZFijLql TaT7s_IXCxZ4H7bK8IfHn-nQA
https://ieeexplore.ieee.org/stamp/stamp.jsp?arnumber=88267 10&casa_token=zouNIPn0UqgAAAAA:aoV6VQxo79INnWaVIlTKDcxSkeH_nrWGEnZxVxbZYgxRlUaY899uw4fe9yeW-P-MmdxEFHu5QQ
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、非特許文献1,2に記載の通信方法は、複数のパケットの到着を待ってから処理する方法であるため、バーストを構成する複数のパケットを非特許文献1,2に記載の通信方法によって送信した場合、遅延が生じてしまう。
【0010】
また、バーストの開始および/または終了を知ることはできないため、特許文献1に記載の方法では、パケットのネットワークコーディング(符号化)を効率的に行うことが困難である。
(【0011】以降は省略されています)
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