TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025018494
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023122226
出願日2023-07-27
発明の名称車両用表示制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人プロスペック特許事務所
主分類B60K 35/00 20240101AFI20250130BHJP(車両一般)
要約【課題】運転者が状況表示要素を煩わしく感じる可能性を低減しつつ、運転者が状況表示要素を視認し易くする可能性を高める車両用表示制御装置を提供する。
【解決手段】車両用表示制御装置は、車速を設定車速と一致するように又は車両が先行車を追従するように車両を走行させる走行支援制御を実行可能な制御ユニットと、走行支援制御の実行状況に関する状況表示要素が予め設定された表示領域に表示される表示装置と、を備える。制御ユニットは、走行支援制御を実行しているとの第1条件及び車両が高速道路を走行しているとの第2条件の何れも成立しない場合、表示領域を第1領域に設定し、第1条件及び第2条件の少なくとも一方が成立する場合、表示領域を第2領域に設定する、ように構成される。第2領域は第1領域よりも運転者の視認性が高い位置に設定されている。
【選択図】 図2B


特許請求の範囲【請求項1】
車両の速度を表す車速を予め設定された設定車速と一致するように又は前記車両が先行車を追従するように前記車両を走行させる走行支援制御を実行可能な制御ユニットと、
前記走行支援制御の実行状況に関する状況表示要素が予め設定された表示領域に表示される表示装置と、を備え、
前記制御ユニットは、
前記走行支援制御を実行しているとの第1条件及び前記車両が高速道路を走行しているとの第2条件の何れも成立しない場合、前記表示領域を第1領域に設定し、
前記第1条件及び前記第2条件の少なくとも一方が成立する場合、前記表示領域を第2領域に設定する、ように構成され、
前記第2領域は前記第1領域よりも運転者の視認性が高い位置に設定されている、
車両用表示制御装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用表示制御装置において、
前記制御ユニットは、
前記走行支援制御において前記先行車を追従する場合には、前記先行車と前記車両との間の車間距離が予め設定された設定距離と一致するように前記車両を走行させ、
前記設定車速及び前記設定距離に関する設定表示要素を前記第2領域に表示する、
ように構成された、車両用表示制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載の車両用表示制御装置において、
前記制御ユニットは、
前記第1条件が成立した場合と前記第1条件が成立しない場合とで、前記状況表示要素の態様を異ならせるように構成された、
車両用表示制御装置。
【請求項4】
請求項1及び請求項3の何れか一つに記載の車両用表示制御装置において、
前記制御ユニットは、
前記走行支援制御の実行中に所定の中断条件が成立した場合、前記中断条件が成立してから所定の再開条件が成立するまでの間、前記走行支援制御を中断し、
前記走行支援制御が実行中に前記走行支援制御が中断している場合と前記走行支援制御が中断していない場合とで、前記状況表示要素の態様を異ならせるように構成された、
車両用表示制御装置。
【請求項5】
請求項1に記載の車両用表示制御装置において、
前記制御ユニットは、前記走行支援制御を実行していない場合に所定のスイッチが操作されてから前記スイッチが再度操作されるまでの期間において、前記走行支援制御を実行するように構成された、
車両用表示制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車速を設定車速と一致するように又は先行車を追従するように車両を走行させる走行支援制御の実行状況に関する状況表示要素を表示装置に表示する車両用表示制御装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、上記した走行支援制御(「ACC(Adpative Cruise Control)」と称呼される場合がある。)を実行する車両が知られている。例えば、特許文献1に記載の車両用表示制御装置(以下、「従来装置」と称呼する。)は、走行支援制御を実行している場合には、メータディスプレイの右端に設けられたクルーズ電源ランプを点灯させる。このクルーズ電源ランプは走行支援制御の実行状況を表す。クルーズ電源ランプを「状況表示要素」と称呼する場合もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-42957号公報
【発明の概要】
【0004】
従来装置では、状況表示要素はメータディスプレイの右端に設けられている。一般に、ディスプレイの端部は中央部よりも視認性が低い。このため、運転者が状況表示要素を視認する視認可能性が低い状況では、運転者が状況表示要素を煩わしいと感じる可能性を低減できる。一方で、上記視認可能性が高い状況では、運転者が状況表示要素を視認し難くなる可能性が高い。
【0005】
本発明は前述した課題に対処するためになされたものである。即ち、本発明の目的の一つは、運転者が状況表示要素を煩わしく感じる可能性を低減しつつ、運転者が状況表示要素を視認し易くする可能性を高める車両用表示制御装置を提供することにある。
【0006】
本発明の車両用表示制御装置(以下、「本発明装置」と称呼する。)は、
車両の速度を表す車速を予め設定された設定車速と一致するように又は前記車両が先行車を追従するように前記車両を走行させる走行支援制御を実行可能な制御ユニット(20)と、
前記走行支援制御の実行状況に関する状況表示要素(54)が予め設定された表示領域(58又は60)に表示される表示装置(44)と、を備え、
前記制御ユニットは、
前記走行支援制御を実行しているとの第1条件及び前記車両が高速道路を走行しているとの第2条件の何れも成立しない場合(ステップ505「No」且つステップ510「No」)、前記表示領域を第1領域に設定し(ステップ515)、
前記第1条件及び前記第2条件の少なくとも一方が成立する場合(ステップ505「Yes」又はステップ515「Yes」)、前記表示領域を第2領域に設定する(ステップ545)、ように構成され、
前記第2領域は前記第1領域よりも運転者の視認性が高い位置に設定されている。
【0007】
車両が高速道路を走行している場合には、運転者は制御ユニットに走行支援制御を実行させる可能性が高くなる。このため、車両が高速道路を走行している場合、運転者は状況表示要素を視認する可能性が高くなる。運転者は制御ユニットに走行支援制御を実行させている場合にも、運転者は状況表示要素を視認する可能性が高くなる。本発明装置によれば、走行支援制御を実行している場合、及び/又は、車両が高速道路を走行している場合には、第1領域よりも視認性が高い第2領域に、状況表示要素を表示する。このため、運転者が状況表示要素を煩わしく感じる可能性を低減しつつ、運転者が状況表示要素を視認し易くする可能性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る車両用表示制御装置の概略システム構成図である。
第1領域に状況表示要素が表示された場合の図1に示した表示装置の説明図である。
第2領域に状況表示要素が表示された場合の図1に示した表示装置の説明図である。
図1に示したECUのCPUが実行する開始終了判定ルーチンのフローチャートである。
図1に示したECUのCPUが実行する走行支援制御ルーチンのフローチャートである。
図1に示したECUのCPUが実行する表示制御ルーチンのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1に示したように、本実施形態に係る車両用表示制御装置10(以下、「本装置10」と称呼する。)は、車両VAに適用され、図1に示した構成要素を備える。
【0010】
ECU20は自動運転の一種である走行支援制御を実行する。走行支援制御では、ECU20は、車両VAの前方に先行車が存在しない場合には定速制御を実行し、車両VAの前方に先行車が存在する場合には追従制御を実行する。定速制御は、車両VAの速度を表す車速Vsが設定車速Vsetと一致するように車両VAを走行させる制御である。追従制御は、先行車と車両VAとの間の車間距離Dを設定距離Dsetと一致するように車両VAを走行させる制御である。このような走行支援制御は、ACC(Adpative Cruise Control)及びクルーズコントロールとして知られている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
飛行自動車
24日前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
1日前
日本精機株式会社
表示装置
1日前
日本精機株式会社
表示装置
1日前
マツダ株式会社
車両
6日前
日本精機株式会社
車両用照明装置
28日前
マツダ株式会社
車両
6日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1日前
マツダ株式会社
車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1日前
株式会社クボタ
作業車両
27日前
株式会社クボタ
作業車両
27日前
株式会社SUBARU
保護構造
1か月前
個人
Aピラー死角エリヤ確認用ミラー
6日前
バルミューダ株式会社
電動車両
28日前
株式会社SUBARU
保護構造
1か月前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
6日前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
6日前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
6日前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
1か月前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
1か月前
関西広域輸送協同組合
制限装置
1か月前
スズキ株式会社
車両のリッド構造
1か月前
和光工業株式会社
昇降装置
20日前
株式会社小糸製作所
画像照射装置
6日前
株式会社豊田自動織機
車両
20日前
株式会社小糸製作所
画像照射装置
1か月前
豊田合成株式会社
エアバッグ装置
7日前
株式会社ナンシン
旋回キャスタ構造
1か月前
株式会社クボタ
作業車
1か月前
株式会社SUBARU
車両前部構造
1か月前
株式会社クボタ
作業車
1か月前
株式会社クボタ
作業車
1か月前
株式会社SUBARU
車両前部構造
1か月前
株式会社クボタ
作業車
1か月前
続きを見る