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公開番号
2025014526
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117154
出願日
2023-07-18
発明の名称
車両前部構造
出願人
株式会社SUBARU
代理人
個人
主分類
B60R
21/36 20110101AFI20250123BHJP(車両一般)
要約
【課題】コストダウンを図りつつ、衝突体に対する保護性能を高くする。
【解決手段】車両前部構造Sでは、ブラダ54が、バンパカバー20の後側に設けられ、移動板52によって後側から支持されている。移動板52は、導風ガイド30に移動可能に連結されている。車両Vと歩行者(衝突体)との前面衝突時には、車両Vのブレーキシステムが作動し、慣性力で前側へ移動する移動板52によってブラダ54を押圧して、ブラダ54が圧縮変形すると共に、ブラダ54内の空気圧が上昇する。これにより、内圧が上昇したブラダ54によって、車両Vの前端部内を侵入する歩行者を受け止めることができる。すなわち、既に気体が充填された状態のブラダ54の内圧を高めつつ、歩行者を受け止めることができる。その結果、ブラダ54を膨張させるためのガス発生装置を用いることなく、歩行者の衝突エネルギを吸収することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の前端部に設けられ、車幅方向に延在されたバンパカバーと、
前記バンパカバーの車両後側に設けられ、内部に気体が充填された中空の衝撃吸収部材と、
前記衝撃吸収部材を車両後側から支持すると共に、車体部材に移動可能に連結され、慣性力によって車両前側へ移動することで前記衝撃吸収部材を圧縮させる支持機構と、
を備えた車両前部構造。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記支持機構は、
前記車体部材に移動可能に連結された移動部材と、
前記移動部材に設けられたカウンタウェイトと、
を含んで構成されている請求項1に記載の車両前部構造。
【請求項3】
前記移動部材は、車両前後方向を板厚方向とする板状に形成され、前記移動部材の下端部が車幅方向を軸方向として前記車体部材に回動可能に連結されており、
前記カウンタウェイトが、前記移動部材の上端部に設けられている請求項2に記載の車両前部構造。
【請求項4】
衝突体の前記バンパカバーへの衝突時に作動し、前記バンパカバーよりも車両前側へ突出して前記衝突体を保護する保護装置を備えた請求項1~請求項3の何れか1項に記載の車両前部構造。
【請求項5】
前記保護装置は、前記衝撃吸収部材に連結されると共に、作動時に前記バンパカバーの車両前側へ突出する保護部を有しており、
衝突体の前記バンパカバーへの衝突時に前記バンパカバー及び前記支持機構によって前記衝撃吸収部材が車両前後方向に圧縮変形することで、前記衝撃吸収部材の内部の圧縮された気体が前記衝撃吸収部材から前記保護装置に送られて、当該気体によって前記保護部が作動する請求項4に記載の車両前部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両前部構造
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載の車両前部構造では、バンパビームの車両上側及び車両下側に上下一対のエアバッグが設けられている。例えば、車両と歩行者(衝突体)との前面衝突時には、エアバッグが、バンパビームの車両上側及び車両下側において膨張展開されると共に、コンデンサ等の補機の車両前側に配置される。これにより、補機によってエアバッグを車両後側から支持しつつ、バンパカバーに衝突する歩行者(衝突体)の衝突エネルギをエアバッグによって吸収することができる。よって、歩行者(衝突体)に対する保護性能を向上することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-220766号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記車両前部構造では、以下に示す点において改善の余地がある。すなわち、上記車両前部構造では、エアバッグを膨張展開させるためのインフレータ(ガス発生装置)が必要となり、車両前部構造のコストアップを招く傾向にあった。このため、車両前部構造では、コストダウンを図りつつ、衝突時における衝突体に対する保護性能を高くできる構造にすることが望ましい。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、コストダウンを図りつつ、衝突体に対する保護性能を高くできる車両前部構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、車両の前端部に設けられ、車幅方向に延在されたバンパカバーと、前記バンパカバーの車両後側に設けられ、内部に気体が充填された中空の衝撃吸収部材と、前記衝撃吸収部材を車両後側から支持すると共に、車体部材に移動可能に連結され、慣性力によって車両前側へ移動することで前記衝撃吸収部材を圧縮させる支持機構と、を備えた車両前部構造である。
【発明の効果】
【0007】
本発明の1又はそれ以上の実施形態によれば、コストダウンを図りつつ、衝突体に対する保護性能を高くできる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施の形態に係る車両前部構造が適用された車両の前端部を模式的に示す車両左側から見た側面図である。
図1に示される車両の前端部の車両上側から見た平面図である。
車両と歩行者との前面衝突初期において、車両前側への慣性力により車両前側へ回動する移動部材によってブラダが圧縮変形する状態を示す側面図である。
図3に示される状態からブラダがバンパカバー及び移動部材により前後方向にさらに圧縮変形して、ブラダ内の圧縮空気によって足払い装置が作動した状態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて、本実施の形態に係る車両前部構造Sが適用された車両(自動車)Vについて説明する。なお、図面では、車両Vの車両前側を矢印FRで示し、車両上側を矢印UPで示し、車両上側から見たときの車両左側(車幅方向一方側)を矢印LHで示している。また、以下の説明において、上下、前後、左右の方向を用いて説明するときには、特に断りのない限り、車両上下方向、車両前後方向、車両左右方向を示すものとする。
【0010】
図1及び図2に示されるように、車両前部構造Sは、車両Vの前端部に適用されている。車両前部構造Sは、左右一対のフロントサイドフレーム10と、バンパビーム14と、ラジエータサポート16と、アブソーバ18と、バンパカバー20と、車体部材としての導風ガイド30と、保護装置としての複数の足払い装置40と、衝撃吸収機構50と、を含んで構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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